BETTER MAN ベター・マン : 特集
【劇場で観ないと後悔する】「グレショ」監督最新作!
同作超える圧巻スケール!魂震える楽曲と物語!主人公
は何とサル!?どういうこと!?でも…観たら感動を超えて
放心状態に――ぜっっ…たいに観るべき超オススメ作!

3月28日公開の「BETTER MAN ベター・マン」は鑑賞リストの最上位に置くべき“絶品”です。
なぜなら、あの「グレイテスト・ショーマン」のマイケル・グレイシー監督&スタッフによる最新作であり、魂が震える楽曲と物語が全編を貫き、さらにゴールデングローブ賞・最優秀主題歌賞&アカデミー賞・視覚効果賞にノミネートという“お墨付き”を獲得しているからです!

主人公は“イギリス音楽史上、最高の売上記録”を保持し、今もなお絶大な人気を博すスーパースター、ロビー・ウィリアムス! 予告編を観れば一発でわかるかと思います、その“素晴らしさ”が……しかし、同時に“ある仕掛け”に戸惑うかもしれません。
主人公のロビーを、サルとして描いている――筆者も「え、なぜ?」と思いつつも本編を鑑賞しました。すると、サルである意味が胸にズシンと響き、最後には感動を超えて放心状態に……スクリーンで体感しないとぜっっっっったいに後悔する、超オススメ作だったんです!
【「グレショ」監督最新作】ならば観るに決まってる!
さらに“魅力”深堀り→“絶対観たい”が押し寄せる…!

本記事では「BETTER MAN ベター・マン」の魅力をたっぷりと紹介していきます。興味がわくには、筆者の観る前の“気持ちの流れ”を説明することが一番かと思いますので、皆様にも追体験していただければ幸いです。

――ふむふむ、基本情報だけでもめちゃくちゃ面白そう!とワクワクしつつ、もう少し深堀りしていくと……

実際に観てわかった、本作が「グレイテスト・ショーマン」を超えるスケールである事実と、どうあがいても熱狂してしまうラストの感動を、順を追ってお伝えしましょう。
「グレショ」監督、あの時やれなかったこと全部やる。
過去作を超えるため追求した圧巻&壮絶“4つの超越”

本作は「グレイテスト・ショーマン」に衝撃を受けた人は、まず観るべきだと断言します。同作製作陣が、同作を超えるため追求した“4つの超越”が、観る者の魂を震わすからです。
[「グレショ」超えへ①]スケール拡大!ミュージカルの限界突破!
“リージェントストリート”を封鎖し、数百人規模のダンサーが踊る壮絶シーンを撮影!

「グレイテスト・ショーマン」では劇場という“空間”で繰り広げられるミュージカルナンバーが印象的。しかし本作「BETTER MAN ベター・マン」は、“限界”を圧倒的に飛び越えていく演出が満載なんです!
そのハイライトが“リージェントストリート”でのワンシーン。イギリス王室ゆかりの名所を封鎖し、500人規模のダンサーたちが一斉に踊る壮絶な“ワンカット・シーン”が創出されています。参加者の証言では、わずか30秒の映像のために、11時間もの撮影が行われたそう!

Photo by Eduardo Parra/Getty Images
さらには37万人を動員した超大規模ライブを再現するなど、“魂まで踊りだす”驚異的なダイナミズムのオンパレード! これらのエネルギーを浴びるためだけでも、映画館に足を運ぶ価値がありまくりです。
[「グレショ」超えへ②]ストーリーと楽曲の融合!
異常なまでのシンクロ率を追求…感情のピークを引き立て、どの作品よりも深く胸に届ける!

本作では、歌詞そのものがロビー・ウィリアムスの人生と完全にリンクし、観客に直接響いていきます。
「突然歌い出す」のではなく、“歌うことがセリフ”であり、普通のセリフ以上に感情が伝わる。物語と楽曲の異常なまでのシンクロ率が、観る者の心を撃ち抜くのです。

あえて言うならば、それは「グレイテスト・ショーマン」に勝るとも劣らない、ある瞬間にはそれ以上の体験……映画館で、作品があなたを待っています!
[「グレショ」超えへ③]主人公に詳細にクローズアップ!
1年半にわたる取材と録音…普通じゃない手法で、“リアルすぎる”ストーリーを生み出す!

「グレイテスト・ショーマン」が“歴史的人物”P.T.バーナムの生涯を脚色したのに対し、「BETTER MAN ベター・マン」はロビー・ウィリアムス本人に、1年半もの長きにわたり取材し製作されています。
ロビーの成功、挫折、孤独、そして心の葛藤までも余すことなく録音し、そのリアルな声の多くをそのままセリフに反映し、作品を構築したそうです。

それによって生じたのは、映画を“自分ごと”に思える親密さ。輝かしいスターのサクセスストーリーというよりは「平凡な人間に、非凡なことが起きた物語」であり、いつしかロビー・ウィリアムス本人と語り合うような感覚を抱く――。
ゆえに、本作は“観た者の人生に刻み込まれる作品”へと昇華されているのです。
[「グレショ」超えへ④]VFX!セット!衣装!
「グレイテスト・ショーマン」でやりきれなかったこと、全部やる勢い…圧倒的ビジュアルで“映画史に刻まれる”レベルの視覚体験を! 結果、アカデミー賞視覚効果賞にノミネート!

製作・撮影風景、そして本編のそこかしこから、“過去にやりきれなかったことを全部やろう”、そんな意欲が感じられます。
「ロード・オブ・ザ・リング」「アバター」のVFXを手掛けたWētā FXとタッグを組み、主人公をサルとして描く“デジタルキャラクターの新境地”を切り開き、結果としてアカデミー賞視覚効果賞に堂々のノミネート!

そして煌びやかな衣装、観客を一息に別世界へ飛ばす大規模セット。緻密に作り込まれたそれらのすべてが、物語や音楽をブーストしながら、生き生きとした輝きを放ちます。
唯一無二の映像体験を――大スクリーンで目の当たりにしたときの、あなたの感想を聞かせてもらいたいです。
【語り足りない】ラスト5分の破壊力と感動、観たこと
ない場面のゲリラ豪雨…あなたの今年ベストを更新する

最後に、まだまだ語りきれていない「『BETTER MAN ベター・マン』のここがよかった!」を語らせてください! もっともっとあるんです、“良さ”が――!
[感動を超えて“放心状態”]
「映画館で見逃して後悔した映画」ありますよね。これがその映画になります…ラスト5分の壮絶な破壊力よ…これを体感しないの、尋常じゃなくもったいない!

エンドロールを眺める間、筆者は「劇場で観て本当によかった」と心の底から思いました。なぜなら、ラスト5分があまりにも、あまりにも素晴らしかったから。
すべてを経たロビーが、ある場所で、ある歌を披露します。皆様の楽しみを奪わないよう、これ以上のシチュエーションや結末は何も言いません。
しかし、スポットライトの下、感情の放流により微かに震える手、歌声――どんなにこらえようと思っても、筆者の瞳から温かな涙がとめどなく流れ出ていく。映画館の親密な暗闇の中で、「終わらないでくれ」と願いながら、スクリーンに映る光景を目に焼き付けようと必死でした。
年末に“2025年ベストシーン”を振り返る時、本作は間違いなく候補にあがるでしょう。いや、もしかすると生涯ベストのひとつかも――。あの破壊力は、大スクリーンで観ればきっと忘れられないものになる。だからこそ、今すぐ劇場で体感してほしいんです。
[“観たことないシーン”のゲリラ豪雨]
“サル”のVFXだけがすごいわけじゃない。総合的に、今までのミュージカル映画の概念を覆す“かつてない映像体験”だった――

上述の通り、「BETTER MAN ベター・マン」は視覚的な驚きが全編に散りばめられた作品でもありました。
例えば壮大なコンサートシーンは、スクリーンを超えて観客を“ステージの最前列”に引きずり込み、まるで目の前でロビーが歌い踊っているかのような没入感でした。

ほかにも“水中のパパラッチ”とも言うべきシーンがあり、ロビーの葛藤がこんな形で表現されるとは!とぶっ飛ぶ感覚。そして映画が中盤から終盤にさしかかると、脳が大混乱するほどの壮絶アクションがドバババババババと押し寄せる!!!!
これまでのミュージカル映画の「常識」を飛び越える、“観たことないシーンのゲリラ豪雨”。音楽と高揚と熱狂と混沌の渦に、問答無用で飲み込む圧巻の体験。これが、本作の真骨頂なのだと筆者は思います!
[結論:リピート鑑賞、余裕です]
頭から離れない、むちゃくちゃ癖になる“個人的な傑作”。「グレショ」にハマった人も絶対に観るべき。問題は、あと何回観るか――

試写で鑑賞したのが金曜日。週末に家族と過ごしていても何をしていても、ずっと本作が頭から離れませんでした。
ロビーはあのとき、こう思っていたんじゃないか。彼の痛みや喜びが自分のことのように感じられた。全編にちりばめられた強烈なシーンや、ラスト5分が頭のなかでリピート再生された。
細胞レベルで癖になる。一度観ただけでは満足できない。もう一度観たい。自然と気持ちが沸き立っていました。
「グレイテスト・ショーマン」にハマった人なら、なおさらこの感覚はわかるはず。あの作品を何度も観たように、きっと「BETTER MAN ベター・マン」にも同じ気持ちを抱くでしょう。
問題は、何回観に行くか。準備はいいですか? 私はできています。
