【全米映画ランキング】「マレフィセント」が大ヒットスタート。セス・マクファーレンの新作は3位
2014年6月3日 18:05

[映画.com ニュース]5週目に入ったサマーシーズン。2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、アンジェリーナ・ジョリー主演の「マレフィセント」が約7000万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを飾った。
同作は、ディズニーアニメ「眠れる森の美女」(1959)に登場した悪役マレフィセントを主人公にした冒険ファンタジー。若く心清らかな美女マレフィセントはなぜ魔女になったのか、なぜ少女のオーロラ姫に呪いをかけたのか等、マレフィセントの過去とともに、「眠れる森の美女」を異なった角度から眺める物語となっている。レビューは賛否が半々だったが、アンジェリーナ・ジョリーの実写主演作としては過去最高となる約7000万ドルのオープニング興収を記録。「Mr. & Mrs. スミス」(2005/約5030万ドル)以来、実に9年ぶりの首位デビューとなった(2008年6月公開「ウォンテッド」、2010年7月公開「ソルト」も、それぞれ約5090万ドル、約3600万ドルの興収をあげる好スタートを切ったが、ともに2位デビューだった)。
共演は、オーロラ姫にエル・ファニングのほか、サム・ライリー、シャルト・コプリー、イメルダ・スタウントン。メガホンをとったのは「アバター」「ライフ・オブ・パイ」などの美術監督やビジュアル・エフェクツを手がけ、本作で監督デビューとなったロバート・ストロンバーグ。
約3260万ドルの興収で2位にランクダウンしたのは前週の首位「X-MEN:フューチャー&パスト」。累計興収は約1億6200万ドル。6月半ばには2億ドルを超える見込み。
そして、オープニング興収約1700万ドルで3位デビューとなってしまったのがセス・マクファーレン製作・脚本・監督・主演の「荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて」。舞台は1882年の米アリゾナ。農民アルバート(マクファーレン)は街で知り合った謎の美女アナと恋に落ちるが、アナは悪名高いガンマン・クリンチの妻だった。臆病なアルバートは勇気を振り絞り、クリンチとの戦いに挑む。「テッド」の監督・主演で一躍時の人となったマクファーレンが、豪華キャストを集めて手がけたコメディタッチの西部劇だったが、レビュー、興行成績ともに振るわず、やや期待はずれのスタートとなってしまった。共演はアナにシャーリーズ・セロン、クリンチにリーアム・ニーソンのほか、アマンダ・セイフライド、ジョバンニ・リビシ。
今週末は、桜坂洋氏原作、トム・クルーズ&エミリー・ブラント主演のSFアクション「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(ダグ・リーマン監督)に、シャイリーン・ウッドリー主演の青春恋愛もの「The Fault in our Stars」が公開となる。

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