【第86回アカデミー賞】「それでも夜は明ける」作品賞受賞で幕 「ゼロ・グラビティ」が最多7冠
2014年3月3日 14:44

[映画.com ニュース] 第86回アカデミー賞授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、スティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が作品賞に輝き、幕を閉じた。また、アルフォンソ・キュアロン監督作「ゼロ・グラビティ」が監督賞をはじめ作曲賞、編集賞、撮影賞、音響編集賞、録音賞、視覚効果賞を制し、最多7部門を受賞した。「ゼロ・グラビティ」とともに最多10部門にノミネートを果たした「アメリカン・ハッスル」は、無冠に終わった。
俳優部門では、「ダラス・バイヤーズクラブ」で21キロ減量して撮影に臨んだマシュー・マコノヒーが主演男優賞、エイズ患者役を熱演したジャレッド・レトが助演男優賞を受賞。ウッディ・アレン監督の最新作「ブルージャスミン」で圧倒的な存在感を放ったケイト・ブランシェットが主演女優賞、「それでも夜は明ける」のルピタ・ニョンゴが助演女優賞を、それぞれ初めて獲得した。
また、長編アニメーション賞にノミネートされた宮崎駿監督作「風立ちぬ」、短編アニメーション賞にノミネートされた森田修平監督作「九十九」は受賞ならず。ニューヨーク在住40年の日本人前衛芸術家・篠原有司男と妻・乃り子に密着した「キューティー&ボクサー」も、長編ドキュメンタリー賞の栄冠を逃した。
監督賞:アルフォンソ・キュアロン(「ゼロ・グラビティ」)
主演男優賞:マシュー・マコノヒー(「ダラス・バイヤーズクラブ」)
主演女優賞:ケイト・ブランシェット(「ブルージャスミン」)
助演男優賞:ジャレッド・レト(「ダラス・バイヤーズクラブ」)
助演女優賞:ルピタ・ニョンゴ(「それでも夜は明ける」)
脚本賞:スパイク・ジョーンズ(「her 世界でひとつの彼女」)
脚色賞:ジョン・リドリー(「それでも夜は明ける」)
視覚効果賞:「ゼロ・グラビティ」
美術賞:「華麗なるギャツビー」
撮影賞:エマニュエル・ルベツキ(「ゼロ・グラビティ」)
衣裳デザイン賞:キャサリン・マーティン(「華麗なるギャツビー」)
長編ドキュメンタリー賞:「バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち」
短編ドキュメンタリー賞:「The Lady in Number 6: Music Saved My Life」
編集賞:アルフォンソ・キュアロン/マーク・サンガー(「ゼロ・グラビティ」)
外国語映画賞:「追憶のローマ(イタリア)」
音響編集賞:「ゼロ・グラビティ」
録音賞:「ゼロ・グラビティ」
メイクアップ&ヘアスタイリング賞:「ダラス・バイヤーズクラブ」
作曲賞:スティーブン・プライス(「ゼロ・グラビティ」)
主題歌賞:“Let It Go”(「アナと雪の女王」)
長編アニメーション賞:「アナと雪の女王」)
短編アニメーション賞:「Mr. Hublot」
短編実写映画賞:「Helium」
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