【全米映画ランキング】「悪魔のいけにえ」の続編「Texas Chainsaw 3D」がV。2位「ジャンゴ」は1億ドル突破
2013年1月8日 22:40

[映画.com ニュース]2013年最初の全米ボックスオフィスは、「ホビット 思いがけない冒険」「レ・ミゼラブル」「ジャンゴ 繋がれざる者」といった年末公開の大作を退け、名作ホラーの続編「テキサス・チェーンソー3D(原題)」が約2300万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は、トビー・フーパー監督による1974年の名作スラッシャーホラー「悪魔のいけにえ」の続編。74年にあった大虐殺の数十年後、若い女性ヘザーは会ったこともない祖母から相続してほしいと伝えられたテキサスの屋敷に友人4人と向かうが、その家には恐ろしい秘密が隠されていた……という内容。若い男女のグループと殺人鬼レザーフェイスの死闘というこれまでのシリーズと同じ内容を3Dで描いただけの作品ということで、批評家からは厳しい声が多く集まったが、オープニング興収は想定以上の数字を叩き出す好スタートとなった。出演は「イカとクジラ」「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のアレクサンドラ・ダダリオ、R&Bシンガーのトレイ・ソングス、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド。監督は「テイカーズ」のジョン・ラッセンホップ。
約2080万ドルの興収で2位となったのは、クエンティン・タランティーノ監督の西部劇「ジャンゴ 繋がれざる者」。昨年のクリスマスに公開され、累計興収はすでに1億ドルを突破。タランティーノ監督作品としては、これまでで最も稼いでいる「イングロリアス・バスターズ」(09)の最終興収約1億2000万ドルがすでに射程圏内に入っており、自身の興収記録の更新は時間の問題となっている。今作は19世紀のアメリカ南部を舞台に、悪徳農場主カルビンに妻を奪われた黒人奴隷ジャンゴが、ドイツ系の賞金稼ぎシュルツとともに、妻を奪還するまでを描くストーリーで、タランティーノ監督が敬愛するマカロニウエスタンへのオマージュがたっぷりの入魂の一作となっている。出演はタイトルロールにジェイミー・フォックス、シュルツにクリストフ・ワルツ、カルビンにレオナルド・ディカプリオのほか、サミュエル・L・ジャクソン、ドン・ジョンソン、マイケル・パークス、ブルース・ダーン、フランコ・ネロ(元祖ジャンゴ)といったベテランが脇を固めている。最終興収は1億5000万ドルくらいか。
3位は、3週連続の首位から陥落の「ホビット 思いがけない冒険」。24日間の累計は約2億6300万ドルとまずまずだが、前3部作の第1作「ロード・オブ・ザ・リング」の最終興収が3億1300万ドルだったので、3億ドルまでは数字を伸ばしてほしいところだ。
4位のミュージカル「レ・ミゼラブル」は、「ジャンゴ 繋がれざる者」同様、公開13日間で累計1億ドルを突破した。
その他、昨年末最終週に限定公開されたマット・デイモン主演、ガス・バン・サント監督による社会派群像劇「Promised Land」が拡大公開され、10位に滑り込んだ。
今週末は、昨年末に限定公開された「ハート・ロッカー」の監督・脚本コンビによるオスカー最有力作「ゼロ・ダーク・サーティ」のほか、昨年7月のコロラド映画館銃撃事件の影響で公開が延期になっていたジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン共演の犯罪アクション「L.A. ギャング ストーリー」などが公開となる。
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