【全米映画ランキング】「ホビット 思いがけない冒険」が12月最高のオープニング興収で首位デビュー
2012年12月19日 10:30

[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、このホリデーシーズンの目玉「ホビット 思いがけない冒険」が、12月公開作のオープニング興収では新記録となる約8400万ドルを記録し、首位デビューを果たした。これまでは1位「アイ・アム・レジェンド」(07年/約7720万ドル)、2位「アバター」(09年/約7700万ドル)、3位「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(03年/約7260万ドル)という順位で、「ホビット 思いがけない冒険」は前作の「王の帰還」を抜き、オープニング興収ではシリーズ記録も更新したことになる。
同作は、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作を手がけたピーター・ジャクソン監督が、J・R・R・トールキンによる「指輪物語」の前章「ホビットの冒険」を再び3部作として映画化するファンタジー大作の第1弾。中つ国にあるホビット庄のフロドが指輪をめぐる旅に出る60年前、フロドの養父ビルボ・バギンズは魔法使いのガンダルフに誘われ、13人のドワーフたちとともに、恐るべきドラゴン“スマウグ”を討伐する冒険に同伴することになる。
出演は、主人公ビルボ・バギンズに「銀河ヒッチハイク・ガイド」やテレビシリーズ「SHERLOCK (シャーロック)」で知られるマーティン・フリーマンとイアン・ホルム(60年後の姿)。「ロード・オブ・ザ・リング」3部作からは、ガンダルフ役のイアン・マッケラン、ゴラム役のアンディ・サーキス、ガラドリエル役のケイト・ブランシェット、サルマン役のクリストファー・リー、エルロンド卿役のヒューゴ・ウィービング、フロド役のイライジャ・ウッドらが続投。そのほか、リチャード・アーミテージ、ジェームズ・ネスビットらが新キャストとして脇を固める。
毎秒48フレームで撮影されたHFR(ハイ・フレーム・レート)3D映像も含め、緩急自在のジャクソン演出は堂々たるもので、今後の2作(「ホビット スマウグの荒らし場」13年12月、「ホビット ゆきて帰りし物語」14年夏公開)ではHFR3D映像の改良を含め、さらに高いクオリティを期待させる出来になっている。
「ホビット」旋風が吹き荒れたため、約740万ドルながら2位となったのは、「不思議の国のガーディアンズ(仮題)」。華々しいオープニングを飾れなかったが、公開4週目で7000万ドルオーバーを達成。粘り強く1億ドルまで到達したいところだが、果たして……。
3位はスティーブン・スピルバーグ監督、ダニエル・デイ=ルイス主演の「リンカーン」。6週目でついに1億ドルを突破。今年の賞レースではポールポジションにつけているといっても過言ではないだろう。各地の映画賞で作品賞を多数受賞しているキャスリン・ビグロー監督「ゼロ・ダーク・サーティ」、デビッド・O・ラッセル監督「世界にひとつのプレイブック」、ベン・アフレック監督・主演「アルゴ」などと並べると、現段階では頭ひとつ抜けている印象がある。
今週末は、トム・クルーズ主演のハードボイルドアクション「アウトロー」に、ジャド・アパトー監督による「無ケーカクの命中男 ノックトアップ」のスピンオフ「This Is 40」、バーブラ・ストライサンド、セス・ローゲン共演のコメディ「The Guilt Trip」などが公開となる。
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