アウトロー
劇場公開日 2013年2月1日
解説
トム・クルーズが一匹狼の元軍人ジャック・リーチャーに扮し、難事件解決に挑む姿を描いたアクションサスペンス。英作家リー・チャイルドによるハードボイルド小説を、「ユージュアル・サスペクツ」のクリストファー・マッカリー監督・脚本で映画化した。米ペンシルバニア州ピッツバーグの郊外で、白昼に6発の銃弾が放たれ5人が射殺される事件が発生。元米軍スナイパーのジェームズ・バーが逮捕されるが、かつて米軍で秘密捜査官を務めていたリーチャーは事件の不審な点に気づき、真相をあぶりだしていく。ドイツの鬼才監督ベルナー・ヘルツォークが悪役で出演している。
2012年製作/130分/G/アメリカ
原題:Jack Reacher
配給:パラマウント
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主人公のジャック・リーチャーは、原作ではトム・クルーズとは似ても似つかない巨漢として描写されていて、トムクルのシリーズが二作目までで続きそうにない現状(2020年春時点)ではリブートが企画されていて、ドウェイン・ジョンソンなんかが候補に挙がっているという。確かにそれはそれで似合いそうだし、原作ファンも納得するかも知れない。
ただ、本作に関しては、歯ブラシひとつで旅をする元軍人の風来坊で、男前でほどよく女好きで、悪を許せず、つい厄介事に首を突っ込み、『用心棒』の三船敏郎よろしくほとんどひとりで解決してしまうという、とても現実ではありえないヒーロー像がトム・クルーズの個性とぴったりシンクロしていた。
アドレナリンジャンキーの正義漢というキャラは大抵の映画のトム・クルーズに当てはまるのだけど、そういうセリフイメージが一番ストーリーやキャラクターとしっくりきた例として、個人的には「トム・クルーズ映画」のベストの一本だと思っている。特にラスト、長距離バスで男女の痴話喧嘩が聞こえてきて、こんな小さい一件にも思わず首を突っ込もうと立ち上がるところで終わるラストシーンに、ああ、あんたはジャック・リーチャーだもんな!しょうがないよ!と思えたことが、この映画の成功を証明していると思っている。
2022年6月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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トムの作品はまあまあ見ているのだが、
トップガン見て、他のトムの作品も見てみようと
思っての一発目。面白かった。
これはこれでシリーズ化しそうな面白さ
トムクルーズの映画だった。
全米のベストセラー小説の映像化。
ペンシルバニア州ピッツバーグで、狙撃手によるものとおもわれる無差別銃撃殺人が発生。
犯人として逮捕された元軍人・バーの求めで、元憲兵隊の主人公ジャック・リーチャーが呼ばれる。
友人もいないバーがただ利用されただけと見抜いたジャックは、バー担当の弁護士のヘレンと二人で事件の裏を捜査し黒幕にせまる。
この映画の素晴らしさは、登場するキャラクターたちを会話、エピソード、そしてカメラでじっくりと描いた事。
ジェイソン・ボーンシリーズ以降の、手持ちカメラでの目まぐるしいカット割のアクションから脱却し、分かりやすい画角とアクションを明確に撮影した点です。
人物たちの匂い立つような存在感と、うわついた所のないストーリーやアクションが、この映画を特別なものにしています。
クライムアクションとしての新たなる地平を拓いた今作、狙撃の細かな設定も正確で、ガンアクション好きにも胸を張っておススメしますよ。
イラク戦争にも参戦した軍人で有る狙撃事件の犯人を追うストーリーでカッコ良すぎ
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