アウトローのレビュー・感想・評価
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トム・クルーズがトム・クルーズだからこそ成立した映画
主人公のジャック・リーチャーは、原作ではトム・クルーズとは似ても似つかない巨漢として描写されていて、トムクルのシリーズが二作目までで続きそうにない現状(2020年春時点)ではリブートが企画されていて、ドウェイン・ジョンソンなんかが候補に挙がっているという。確かにそれはそれで似合いそうだし、原作ファンも納得するかも知れない。
ただ、本作に関しては、歯ブラシひとつで旅をする元軍人の風来坊で、男前でほどよく女好きで、悪を許せず、つい厄介事に首を突っ込み、『用心棒』の三船敏郎よろしくほとんどひとりで解決してしまうという、とても現実ではありえないヒーロー像がトム・クルーズの個性とぴったりシンクロしていた。
アドレナリンジャンキーの正義漢というキャラは大抵の映画のトム・クルーズに当てはまるのだけど、そういうセリフイメージが一番ストーリーやキャラクターとしっくりきた例として、個人的には「トム・クルーズ映画」のベストの一本だと思っている。特にラスト、長距離バスで男女の痴話喧嘩が聞こえてきて、こんな小さい一件にも思わず首を突っ込もうと立ち上がるところで終わるラストシーンに、ああ、あんたはジャック・リーチャーだもんな!しょうがないよ!と思えたことが、この映画の成功を証明していると思っている。
スペシャルこだわり監督×スペシャルこだわり俳優
ガチ感を追求するクリストファーマッカリー。
スタントは自分でやりたいトムクルーズ。
こんな2人がタッグを組んだら、化学反応が起きないはずがありません。
ミッションインポッシブルシリーズも、この組み合わせになってから作風が硬派になりました。
本作は、マッカリー×トムクルの初映画です。
あっさりと犯人が判明するので、謎解きはほとんどないに等しいです。
見どころは、マッカリーが『その道のプロ』を描くときの熱量の凄さ。
例えば冒頭、チャーリーがM1Aの安全装置を解除するときの指の動き。何百回とやっていて、指が安全装置の位置を覚えているような自然さです。
他には、中盤でグロック19に意識を向けて手を閉じるエマーソンと、それに対峙するリーチャー。手の内を見せないよう静かにシフトレバーを握り込む描写は、マニア向けの車番組のようにすら見えます。
挙げるとキリがありませんが、私は、部屋に突入する直前に敢えてダットサイトを取り外すリーチャーが好きです。照準を銃身線にできるだけ近づけることで、人質を誤射しないよう配慮しているのだろうと思いました。
マッカリー×トムクルには、末永くタッグを続けてもらいたいです。
これもトム。
トムの作品はまあまあ見ているのだが、
トップガン見て、他のトムの作品も見てみようと
思っての一発目。面白かった。
これはこれでシリーズ化しそうな面白さ
トムクルーズの映画だった。
「流れ者」トム・クルーズ
少々荒っぽい元米陸軍エリート捜査官ジャック・リーチャーをトム・クルーズが、仕草の色っぽい女性弁護士
ヘレンをロザムンド・パイク(以前ボンドガールに抜擢された経歴をお持ちなんですね✨)が演じていた。
「流れ者」の言葉が合う作風で、着ていた服を部屋で
手洗いし、手際良く干すトム・クルーズの姿が印象的でした。
テレ東を録画にて鑑賞
いぶし銀のヒーロー誕生 デュバル様との絡みがかわいい
「尤も危険なアウトロー」という予告とポスターのキャッチコピーに踊らされて、危険なトム様に会うつもりだったのに(T.T)、拍子抜け。
まあ、かってに『タップス』のショーンや『コラテラル』のヴィンセントのハードボイルド版を期待した私がバカなのですが。「危険な流れ者」というのなら、よっぽどヴィンセントの方が危ない。
シネコンの記事にあった「リーチャーは高潔さと人間味を持ち合わせて」というのならこの映画のままのジャックでいいのですが。
どーみても、私には、無法者の暴れ者というより、生徒指導の先生??あれ?という感じです。世間のしがらみ関係なく、自分の正義を貫くって言うけれど、自粛ポリスみたいに偏った自己中正義ではなく、どちらかというと世間の迷惑を処罰している感じ。
例えば、
(以下ネタばれ)
特にお店で女の子に接近されて説教しちゃうシーンとか。
ラストのバスの客を注意しにいくシーンなんて、修学旅行ではしゃぎまわっている生徒を叱りに行く図みたいな。
そもそも、容疑者バーの元に現れるのだって、人を撃ちたくって戦地で人を銃殺したバーに「今度またやったらお仕置きだぞ」と約束したのを果たしに来たわけでしょう。ニュース見て、あ、あいつやったなと思って。違反した生徒を懲らしめるみたいな。と思ったら、あれ、これバーの仕業じゃない、彼ならこんな間抜けなやり方しない、それを確認しているうちにいつの間にか悪者退治しているし。
と、はじめの期待は裏切られましたが、その最初の思い込みを払しょくすれば、全体的にセピア色のトーンの映像と相まってレトロ感・手作り感・等身大感を醸し出してくれる良作です。地に足とも書きたいけど、流れ者に「地に足付いた感があふれる」というのも変ですよね。
正直言えば、女弁護士のノリや、推理の過程は2時間サスペンスにもありそうな設定ですが、トム様がからむとこういうカーチェイスやアクションが入って、こういうテイストになるのね、普段のカレーライスが、レストランのカレーになって出てきた感じ。
(ネタばれ)
カーチェイス+最後車を乗り捨てて、人々にまぎれてバスで逃走するオチとか(クスッ)
モーテルのシーンで、ジャックが「寝たい」と言いだしてヘレンがドギマギして、なのに車のキーを渡されて部屋から追い出されてヘレンが地団駄踏む場面とか(クスッ)、
一番にんまりしたのは、デュバル様との共演。
デュバル様って『デイズ・オブ・サンダー』の師匠(正確にはカーレースのメカ担当)ハリー。あの時も二人の掛け合いに心キュンとなりましたが、今回も良いですね〜ぇ(*^▽^*)。
今回のジャックは『デイズ・オブ・サンダー』のコールより一人前になって対等にやりあっているつもりの設定なんだけど、デュバル様の方がもう本当に懐大きく、結局トム様をそれとなく包み込んで、トム様甘えてる、(クスっ)て感じでした。射撃場で、トム様の隣にデュバル様がいるシーンなんかも親子が並んで話しているかのような雰囲気に見えたのは私だけ?トム様なんだか、ジャックなんだかよくわからないけど、心がキュンとしちゃいました。
悪役は後半拍子抜け。
お間抜けした人への罰の場面は綺麗でドキドキゾクゾク、戦闘シーンもハラハラですが、う〜ん、ラスボス、ラスボス? しかも裏切り者が唐突過ぎてついてゆけない。
ラスボスを演じたのは、有名な監督らしい。個人的に後世に残したいと思っている『アクトオブキリング』にも制作として関わっていらっしゃる。風貌・雰囲気はラスボスっぽさがあるのだけれど…。脚本・演出の仕方で、失速してしまった感じ。
原作未読。
昔の西部劇みたいに、風来坊が街の巨悪を退治して去るという流れになるのかな?(『木枯し紋次郎』みたいだ)
でも、街が昔みたいに小さくない、悪が大きくなっているから、なかなか、爽快感あふれる展開というのは難しい。この映画では警察内部に、次回作では軍部内部に…だったし。
リーチャーの活躍によって、助けられた人はいるのだけれど、どちらも、「ああ、助かってよかった」というように、助けられた側への共感もあまりできなかった…。シチュエーションのおもしろさはあるのだけれど…。
ドラマ版もできるのだそうな。
トム様の『3』も企画で止まっているのだそうな。
楽しみにしています。
ハード・ボイルド
戦争が人を変える怖さを背景にするも、どこか軍人賛美が垣間見えいかにもアメリカン・ヒーローというキャラ設定。妙なラブロマンスも絡めず、これぞハード・ボイルドというクールさがいい。ちょっとサディスティック過ぎる演出は頂けないが、奇妙なヒーローが突然現れ謎解きに加え妖怪のような敵を完膚無きまでに叩き潰すからアクションものとしてのカタルシスは文句なしでしょう。
Who are you Mr, really? ザ・王道
一人で勝手に「トム・クルーズ強化月間」の第六回は「アウトロー」です。オープニングでアクションというよりクライム・サスペンスなのかなっと思いきや、最後はやっぱりアクションでした。
トム・クルーズがとにかく賢くて強い!ピンチのような状況でも全然余裕です。鋭い着眼点・・・というより最初っから答え知ってるかのような謎解き。変に悩まないのでテンポ良く進みます。そうそう、カーチェイスの切り抜け方は面白かったですね。車をスローダウンさせてそのまま降りてバス停に並ぶシーンは頭いいなぁっと関心しました。そういえばロバート・デュバルがいきなり仲間になるのはいったい何だったのでしょうか?銃が撃ちたかったとか?
この作品2012年公開だったのですね。もう10年、20年前に作られてても全然違和感ないような感じがします。続編まで作られたので目新しい事があるのかと思いきや、特に何もないという。ある意味「ザ・王道」なトム・クルーズ作品です。
シリアス過ぎて
メカニックワールドミッションと同様、
続編のジャックリーチャーの方を先に見てしまったので参考にならないかもしれない。
ストーリー自体は良かったのだが、引き込まれる感じが無かったのは残念。一瞬でドアから覗き出てライフルで撃つというのは流石にありえん草
だが「救急車の中を見たいか?」とか指を拳銃のトリガーガードに絡めて痛みつけるといったユニークな言動や動作は面白い。
上下をつけて
「はい、ここからチンピラ5人をやっつけますよ」「こいつは副将格ですから撃ち合いではなく格闘で倒しますからね」と非常に分かりやすいフリをきかせる。倒す順番も明快。「はい並んで並んで」と言わんばかり。
最後のシーンは、「こういうキャラ設定としておきます」と見得を切る。法を超越した枠にはまらない義に生きる男、ジャックリーチャー。
古畑任三郎ばりの明晰な分析はカタルシスもあったし、明らかに娯楽作に仕上げたのだから、楽しめればそれで良い。水戸黄門や遠山の金さんのような時代劇キャラと考えれば分かりやすい。
カーチェイス直後のなりすますシーンは、緊張と緩和。モーテルで女性がいる前でシャツを脱いで、ムキムキのまま洗濯を始めるおかしな設定。男版由美かおるかな?笑いもしっかりとってくる。
ロザムンド・パイク いいなー。ニヤニヤ。 それに尽きる。 娘はかわ...
ロザムンド・パイク いいなー。ニヤニヤ。
それに尽きる。
娘はかわいそうだったな。根はいい子だったのに。
トム・クルーズは安定の男前だった。
ジャック・リーチャーの存在感は良かった。
謎の男。超強い。
その強さをジワジワ見せるのがいい。
もっとジラして欲しいがもっと見たい。
そういうキャラ設定が成功している。
相変わらずのカッコよさがある
トム・クルーズのカッコよさとロザムンド・パイクの演技の良さに惹かれる。
謎解きがあって、ハラハラがあって、カーチェイスがあって、けど全部仕組まれてて…みたいな伏線が効いてるストーリーもよかった。
純粋なアクションサスペンスで面白かった。
次回作も期待したい!
ダークヒーローという謳い文句だが、「コラテラル」の方がダークさで見ると印象が強い。あっちは完全に悪役だけどね。ダークヒーローと言うほどのダークさはなかった気がする。
つまらない!続編に期待します。
「アウトロー」字幕版 Amazonプライムで鑑賞。
〈あらすじ〉
一匹狼で元軍人のジャック・リーチャーが弁護士と共に謎の無差別狙撃事件に挑む物語。
◎良かった所
・二転三転するストーリー展開。
・シリアスなトム・クルーズがカッコいい。アクションは地味ですが…(笑)
◎気になった所
・とにかく全体的に地味。前半から後半にかけて退屈。トム・クルーズらしくない映画だなと感じました。
・結局何も解決してない。黒人刑事が裏切った理由も不明。「今にわかる」と言ってましたけど、あっさりジャック・リーチャーに撃たれて死んでしまい、結局全然分からなかったし。。
~まとめ~
つまらなかったです。(^^; もうすぐ公開される続編に期待しますw
事件解決しました?
続編が公開されるというので、レンタルしました。
小説知らず、映画も前情報無し。想像してたのと違っていました。タイトルが「アウトロー」なので、無法者のムチャクチャ全開なイメージだったのですが、静かに事件を追うサスペンス風でした。
前半は、僅かな証拠から事件を追うのは良いのですが、後半がグダグダじゃないですか?
字幕で観たので、私が理解していないのかもしれませんが、射殺事件の黒幕
の老人何者?黒人刑事なぜ裏切っていた?(後でわかるとか言ってましたが)
トム・クルーズが推理した企業買収の件が真相なんですか?
じいさん殺して、解決?それはそれで良いですが実行犯を射殺しただけで事件ほったらかし?事件決着したところは、映像で見せないとダメじゃないですか?
後、所々のギャグ要素要ります?シリアスならそれで通した方が良かったのでは?
ラストもショボイ銃撃戦。
(自分で銃用意しなさいよトム!)
それに、わざわざ呼び出しておいて、もう少し何か準備しておけよ!カイル・リース(笑)
しかもいきなり始まる肉弾戦、そんな因縁感じる要素も無かったのに応じるし。
ハードボイルドなのか、サスペンスなのか、ギャグなのか!中途半端です。
流れ者の”矜持”
さすがに私物ゼロ生活はとてもじゃないが耐えられん(苦笑)でも街から街へ流れる生き方、そこはやっぱり憧れる(男のロマンよ。”流れ者”って)。それに裏でコソコソ動いて弱者を食う悪党どもはやっぱり鉄拳・銃制裁で死んでくれると清々する。特にサンディぶっ殺した後のカイル・リースについては(またはキャプテン・ブーメランかな)。
トム・クルーズ映画にしては地味だし全然派手じゃないけど、大人のための映画な感じで、なかなかどうして味あるね。とはいえ見るならほんのちょっとの”背伸び”は多少必要かな(笑)
カイル・リースは憎たらしいけど、役にはちょっと違和感感じた。顔があまりにごつ過ぎるし、何より見た目が悪人すぎ。『ザ・シューター』のジャック・ペイン役・イライアス・コーティスみたいで(でも後者はあの面だから、ネタキャラにはなったけどねw)。ヘルツォークはヴィジュアルだけなら、文句一切ナシだけど、なんでキャストに選ばれたのかは正直疑問で仕方ない(特に悪くはないんだけど、なんか疑問が拭えない)。
ロザムンド・パイクと(リチャード・)ジェンキンスは先に見た作品のせいでメッチャすっごく怪しんでた(前者はもちろん『ゴーン・ガール』、後者は『ホワイトハウス・ダウン』ね)。でもそしたら外れだったし、遂に正義を完遂したけど何故だろうね?キナ臭さが一向に抜けてくれないのw
ほんとパンフをブックオフに売る口実が欲しくて見たのに、最初に鑑賞した時より映画好きになっちゃったよ!もうパンフは出せないな。それどころか今年の続編、映画館で見たくなったよ♪しかも今度の監督はズウィックだし、ちょっと期待!
渋良い
DVDで2回目。前回観た時は、なんだか地味だなぁと思ったんだけど、地味は地味だけど、最初の射撃シーンはおっと思うし、2回目だったからストーリー以外のところもよく観れて、そしたらその後もずっと画面が綺麗なことに気付いて、話は普通っていうか、やっぱりミッションインポッシブルに比べて地味なんだけど、じわじわ笑えるシーンがいくつもあって、ジャック・リーチャーのキャラクターが、2枚目?なのか?みたいなとこが良かった。人との距離感がちょっとおかしい、微妙に近過ぎるところとか、なんで裸で近くに立つんだとか、敵から車のキーを手に入れてその車を見て気に入ったのかちょっと嬉しそうにロックを外すところとか、細かいところがすごく良かった。イーサンハントも良いけどジャックリーチャーもこれはこれで凄くいい!もっと観たい!続編あるかな〜あって欲しいな〜
カーチェイスも良かった。車を制御しきれない感じの怖さが出ていた。モーター音だけというのも良い。
格闘シーンも痛そうだったり、コミカルだったり、クライマックスの銃撃戦も楽しかったし緊張感があった。
あとは終盤の銃の練習場シーンがすごく好き。
じわじわと良い映画!
ハードボイル&トムクルーズ
緊張感あふれるハードボイル作品。
2時間があっという間でしたよ!
一部の観賞者のコメントを拝見すると、
もっとアクションを期待してたのに。。。などの意見がある模様。
ただ、予告編など見ずに"アウトロー"を観賞した私としては、
"偏見なく"のめり込んでしまいました。
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5人の銃殺事件が勃発。
犯人も簡単に捕まったかと思われたが。。。
そこで、主演であり、謎の男(正体は元海軍)トムクルーズ登場。
事件の弁護士とチームを組み、解決に当たることになるが。
弁護士も驚くような、勿論私もだが、
事件の糸口を次々と発見していく。
映画の撮り方としても、
弁護士が被害者の自宅を訪れるも、
危険を察し慌てて被害者宅を飛び出し、
車に乗り込むシーン等々、興奮の連続でした。
事件に妙な疑問を感じ(最初から尾行されていること、事件現場でも
不可解な点があったり。)真犯人を突き止めるトムクルーズ。
最後の戦闘シーンでも、
唯の銃撃戦ではなく、囮となる手段など
観ていて感心です!
そして、最後、トムクルーズについて
"信頼できる男だ"??(曖昧ですみません)
ってのもいい男であるとの印象を残すいいシーンでした。
これは面白い、→評価は4.0!!
リーチャーを呼べ
なんか日本ではアクションいっぱいあるよ、みたいな感じでバンバンCM流してたけど、実際はサスペンスだからねw
なんか評価低いけどなかなか面白かったと思う。
単純そうに見えて難しい事件。それを持ち前の推理力?で事件を解決していくリーチャーを観ていくのはとても良かった。
原作の設定と多々違う点があるらしいが、トム演じるリーチャーはなかなか良かった。
ただ、もう少しアウトロー“無法者”ぽくした方が良かったんじゃないかと思う。
なんだかんだ言ってイイ奴なんですもんw
ストーリーもイイが、途中途中に出てくるアクションシーンもなかなかのものだ。
変なカットがなかったので見やすくて、迫力があった。
カーアクションはトム自身がやったらしいが、これもまたイイ。
CGをまったく使わなかったのは高く評価できるし、『ザ・ドライバー』みたいなカーチェイスでとても良かった。
全編通して言えることだが、演出が素晴らしいと思う。
余計なセリフを省くことで、渋めでハードボイルドな雰囲気を上手く作れていると思う。
クリストファー・マッカリー、今まで目をつけていなかったけど本作で一気に興味がわいた。
トムとも上手くやってそうだし?
どんどん続編を作ってほしい。
少し高めに4.0で。
『ミッションインポッシブル5』も期待できそうww
全米(♀)が惚れた
監督は西部劇を意識したそうなので、謎の流れ者がふらっとあらわれて事件を解決し、去っていく。という映画を作りたかったのだと思う。
だが、製作にも携わるトムクルは、ひたすらカッコいい新たなヒーロー・シリーズを作りたかったんでしょうね。
本作のストーリーなら、絶対にリーチャーは善か悪かわからない謎の男として描き、終盤に正義の男とわかるほうが面白くなったと思う!
リーチャーと目が合う女性が皆発情するような描写はいらないし(ロザムンド・パイクは一見発情していないように見えて、話す時顔がむっちゃ近い笑)、最初からぺらぺらよく喋って、全然アウトローでは無いよね(笑)
他にも、やたら長い上半身裸シーンに、引っ張ってからの銃の製造番号シーン、何度も「メモは必要ない!」て言うシーン。
こういうのは、さりげなくやるほうが格好良いのに(笑)
合間合間に入るユーモアっぽいシーンも、本作のサスペンスには噛み合ってない。
後半唐突に味方になり、大活躍するロバート・デュバルのリアリティの無い展開も、トムクルの意向らしいし、彼ほどの大物が製作にも絡むと、作品の雰囲気まで変えることができ、本作においては、アクションとしてもサスペンスとしても中途半端な、間違った方向に行ってしまったと思います。
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