岡田&榮倉「アントキノイノチ」モントリオール映画祭コンペ部門へ!
2011年8月2日 05:01

[映画.com ニュース] 瀬々敬久監督がメガホンをとり、岡田将生と榮倉奈々が主演する「アントキノイノチ」が、第35回モントリオール世界映画祭(8月18~28日)のワールド・コンペティション部門に正式出品されることになった。同映画祭のセルジュ・ロジーク代表は、「心を失ってしまった2人が、死に接することによって生きることの幸せとはかなさに気づく物語です。主演2人の演技は完ぺきのひと言に尽きます」と絶賛している。
モントリオールは、賞を競うコンペティション部門のある映画祭としては、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ位置づけにある、北米最大規模の権威ある映画祭。昨年は、李相日監督作「悪人」に出演した深津絵里が主演女優賞を受賞したほか、2009年は「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が監督賞に輝いている。また、08年に滝田洋二郎監督作「おくりびと」がグランプリを獲得したことも記憶に新しい。
吉報を受け、岡田は「素直に『うれしい』のひと言に尽きます。うれしいです!」と大喜び。榮倉も、「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。携わった皆の愛が吹き込まれたこの映画を、よりたくさんの方に見てもらえること、うれしく思います」とコメントを寄せた。
原作は、さだまさしの同名小説。過去に傷を負った若者2人が、“遺品整理業”という職業を通じて出会い、人と人とのきずなに触れ合ううちに再生を遂げていく姿を描く。メガホンをとった瀬々監督は、「今の日本の現実の中で『生きること』とは何なのかと考えながらつくった映画なので、まず初めに日本の観客の皆さんに見ていただくことが一番だと思っていた」という。それでも、「こういう機会をいただいたからには、この映画を通して世界の人たちと思いを共有できることを願っています」と強い意欲をのぞかせている。
瀬々監督は、前作「ヘヴンズストーリー」が第61回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とNETPAC(最優秀アジア映画)賞をダブル受賞するなど、国際的に認知度が高い。「余命1ヶ月の花嫁」「Life 天国で君に逢えたら」などで、命というテーマと真しに向き合い続けてきた製作チームとタッグを組んだ今作が、モントリオールでどのような評価を受けるのかに注目が集まる。
なお、今作は開会式後の8月19日にプレミア上映を予定。配給の松竹によれば、瀬々監督や岡田、榮倉が出席するかは、調整中だという。
「アントキノイノチ」は、11月19日から全国で公開。
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