深津絵里、モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞
2010年9月7日 10:18

[映画.com ニュース] 女優・深津絵里が、第34回モントリオール世界映画祭コンペティション部門に出品していた「悪人」で最優秀女優賞を受賞した。
同作は、芥川賞作家・吉田修一の代表作が原作で、出会い系サイトで知り合ったOLを殺害してしまった祐一(妻夫木)が、絶望の最中に出会った光代(深津)と逃亡する恋愛模様を軸に、事件に関係する人間たちの繊細な心理状況を丹念に描く衝撃作。
メガホンをとったのは、「フラガール」で2006年度の日本アカデミー賞をはじめ国内の映画賞を総なめにした李相日監督。撮影中は粘り強い演出で夜を徹した現場だったそうで、深津は「撮影があまりにも過酷だったので、そのころの記憶がない」と完成時に振り返っていた。
1977年から開催されている同映画祭は、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ北米最大級の映画祭。近年では滝田洋二郎監督、本木雅弘主演の「おくりびと」(2008)が最高賞のグランプリを受賞したほか、昨年は「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」で根岸吉太郎監督が監督賞を戴冠している。過去には、奥田瑛二監督作「長い散歩」がグランプリを獲得し、高倉健が「鉄道員」で主演男優賞に輝くなど、日本映画との相性が良いことでも知られている。
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