ジュリー・テイモア監督、シェイクスピアの名作「テンペスト」を映画化
2008年10月10日 12:00
[映画.com ニュース] 「アクロス・ザ・ユニバース」のジュリー・テイモア監督が、ウィリアム・シェイクスピアのロマンス劇「テンペスト」を映画化することが分かった。
ブロードウェイ・ミュージカル「ライオン・キング」(97)の大ヒットで注目されたテイモア監督は、映画の世界でも、シェイクスピア原作の「タイタス」(99)、画家フリーダ・カーロの伝記映画「フリーダ」(02)、ビートルズの楽曲をフィーチャーした「アクロス・ザ・ユニバース」(07)と異色作を発表しているが、米ハリウッド・レポーター誌によれば、今回もテイモア作品らしく主人公を男性から女性に転換。前ミラノ大公プロスペローがプロスペラという名前の女性になるという。
同作のキャストは固まっており、主人公プロスペラは「クィーン」のオスカー女優ヘレン・ミレンが演じる。以下、ジェレミー・アイアンズ(「ダメージ」)がナポリ王アロンゾー、ジャイモン・フンスー(「ブラッド・ダイヤモンド」)が島に棲む怪獣キャリバン、ラッセル・ブランド(「寝取られ男のラブ♂バカンス」)が道化師トリンキュロー、アルフレッド・モリーナ(「スパイダーマン2」)が酔いどれ執事ステファーノ、ベン・ウィショー(「パフューム/ある人殺しの物語」)が空気の精アリエル、フェリシティ・ジョーンズがプロスペラの娘ミランダに決定。現在、最終交渉中のジェフリー・ラッシュ(「パイレーツ・オブ・カリビアン」)が王室顧問官ゴンザーロを演じそうだ。
「ロッキー」シリーズのロバート・チャートフらがプロデューサーを務める同作は、今年11月より米ハワイで撮影が開始される。