ロッキー
劇場公開日 1977年4月16日
解説
青年ロッキーはフィラデルフィアのスラム街に暮らす4回戦ボクサー。ある時、世界チャンピオンのアポロがロッキーを対戦相手に指名してきた。もし15ラウンド終わってもリングに立っていることができたら、自分がただの三流ボクサーでないことを証明できる……ロッキーは愛する女性エイドリアンのために死闘を繰り広げることに! 無名だったスタローンは主人公さながらのアメリカン・ドリームを成し遂げ、この一作で大スターに。
1976年製作/120分/アメリカ
原題:Rocky
スタッフ・キャスト
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2022年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
生卵6個を一気飲み。
片腕立て伏せ。
階段の駆け上がり。
中学生だった私は、全部やった。(卵一気飲みは失敗した…)
頭の中では、あのテーマソングが流れた。
ロッキーになれるような気がした。
若い男はみんな、この映画に夢を与えられた。
年月が経っても、その影響力は色褪せない。
そんな映画は、そうはないと思う。
試合のシーンでの構え方や打ち方を見ると、チャック・ウェブナーだけでなく、ロッキー・マルシアーノも結構入っているように見える。 スタローンにとっては、二人とも大きな夢を与えてくれたアイドルだったのだろう。
その夢がスタローンに脚本を書かせ、映画化を実現させ、アカデミー賞受賞という大輪の花を咲かせた。
夢は夢を生むのだ。
他人の心の中に夢を抱かせるぐらいの夢を、自分も持ちたいものだ。
たまにはこの作品を観て、また夢と希望を膨らませてみようと思う。
スタローンに感謝。
今年26本目。
知恵はないが力があったからボクサーになった。ファイトマネーだけでは食えないので取り立て屋もこなした。合理的に生きているが先細りの将来に不安がつきまとっている。挙げ句ジムの会長に見放される。そしてパートナーもおらず孤独。
この状態から這い上がるロッキーの闘志、そしてエイドリアンを思う気持ちは私に勇気をくれた。なにか挑戦する者はモチベーションを上げるためにこの映画を見るとよい。
2022年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、VOD
■内容は、巷間に流布しているので割愛。
◆感想<Caution! 内容にやや触れています。>
1.久方振りに鑑賞したが、屈折した男女を描く前半が、後半効いてくる構成である。
・ロッキー(シルヴェスター・スタローン)。実力はありながら、トレーニングもそこそこに高利貸しの取り立てを行う日々。
・エイドリアン(タリア・シャイア)。30歳になっても内気で変な形の眼鏡をかけ、ペットショップで地味に過ごす。
- 彼女が、ロッキーから愛されていくうちに、ドンドン綺麗になっていく姿も、印象的である。-
・エイドリアンの兄で、精肉店に勤めるポーリー。彼も又、日々の生活に屈託している。
・ロッキーの事を”実力があるのに、無駄にしている”と冷たく接する且つての名選手だった76歳のミッキー。
■上記の、屈託した想いを抱えながら生きる人々と、ロッキーの関係性を前半では、じっくりと描いている。そして、それが、後半のロッキーと、アポロ・グリードとのタイトル戦に、ボディブローのように効いてくるのである。
2.世界チャンピオンの、アポロ・グリードが対戦予定だったグリーンの負傷により、急遽ロッキーが対戦相手に選ばれるシーン。
・自分をマネージャーに、と言って来るミッキーに対し、10年の間の冷たい仕打ちを怒りを込めて言い放つロッキー。だが、彼は肩を落として去るミッキーの元に駆け寄り、肩を抱く。
- この辺りの描き方がとても上手いと思う。それは、ポーリーに対しても同じである。-
3.そして、世界タイトル戦に合わせ、トレーニングを始めるロッキー。
- ここで高らかに流れる、”ロッキーのテーマ”。
このトレーニングシーンで、高揚しない人はいるのだろうか?
ポーリーの精肉店で、生肉を相手に拳を打ち込む姿。-
4.世界タイトル戦の描き方。
- 久方ぶりに鑑賞すると、この作品がこの後のボクシング映画に及ぼした影響が良く分かる。例えば、リングサイドに戻った際に晴れ上がった瞼を切開するシーンや、ボクシングシーンの映し方である。-
<矢張り、今作はボクシング映画の秀作であるなあ・・。
その後のボクシング映画に与えた影響を考えると、傑作と言っても良いかもしれない作品である。>
2022年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
試合までのロッキー達の心理描写や人間関係など丁寧に描かれている。
ロッキーといえばラストシーンやBGMのイメージが強かったが、最大の魅力はここにあると思う。
終盤の展開が早すぎたのでもうちょっと見たかったなぁという印象だが、続けて2を見ればそこまで気にならないかと。
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