北米サマームービー商戦、ワーナーがパラマウントを大逆転し第1位に!
2008年9月1日 12:00
[映画.com ニュース] 5月2日から“労働記念日(レイバーデー)”の9月1日までの、サマームービーの全米興収成績がまとめられ、ハリウッドメジャーBIG6の中で、9億9542万ドル(約1082億円)だったワーナーが、9億6459万ドル(約1048億円)のパラマウントを逆転して第1位だったことが分かった。
ワーナーが第1位に輝いたのは、夏の後半に公開されながらも、9月1日にも映画史上歴代2位の5億500万ドル(約549億円)をマークしたバットマン最新作「ダークナイト」のメガヒットのおかげだ。他にも、ニューライン製作「セックス・アンド・ザ・シティ」が1億5244万ドル(約166億円)、コメディ「ゲットスマート」が1億2829万ドル(約139億円)と大健闘し、5000万ドル未満だった大失敗作「スピード・レーサー」の穴を埋めた。
第2位のパラマウントは、マーベル製作「アイアンマン」が3億1757万ドル(約345億円)、ドリームワークス製作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が3億1533万ドル(約343億円)、ドリームワークス・アニメ部門の「カンフー・パンダ」が2億1295万ドル(約231億円)と、3本も2億ドルを突破させるマーケティングが実った。8月13日公開のドリームワークス製作の戦争コメディ「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」も2週連続第1位を記録し早くも1億ドルに迫る勢いで、失敗作「ラブ・グル」を除くほとんどの作品で成功した。
第3位は、「インクレディブル・ハルク」「ウォンテッド」「マンマ・ミーア!」と1億ドル突破作品が3本あるユニバーサルで、6億5100万ドル(約707億円)。第4位は、2億2600万ドル(約246億円)の「ハンコック」を擁するソニーで、5億8050万ドル(約631億円)。第5位は、2億1600万ドル(約235億円)の「WALL・E/ウォーリー」を擁するディズニーで、3億7400万ドル(約406億円)。第6位は20世紀フォックスで、1億ドル突破作品がゼロの2億5000万ドル(約271億円)と低迷した。