余命10年のレビュー・感想・評価
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辛くて悲しくて切ないお話
いや~~泣いた! 中盤からずっと泣いた! 主演の二人もそうだけど、...
桜の時期にはきっと必ず思い出す、大切な映画になった。
刺さるセリフ、情景が次々と出てきて、終始涙が止まらなかった。言葉では伝えきれない感謝、愛おしさ、苦しさ、色んな感情が、映像からも伝わってくる。
茉莉が旅行から帰ってきて、母親に自分の今迄言えなかった苦しい気持ちを吐露出来た場面に号泣。持病がある人間からすると気持ちが分かり過ぎたし、小松菜奈ちゃんは茉莉を生きていたと心底思えた。
茉莉が生きた年月を一緒に体感させて貰えた気がした。
素敵な作品をありがとうございます。
映像が美しかったです
原作を読んでからの映画鑑賞でしたが、とても素晴らしくて1日1日大切にしていきたいって改めて思えました。1年を通しての撮影は聞いていたけど、想像以上に美しくてびっくりしました。多分映画でこんなに泣いたのは初めてです。また観に行けたらいいなー
有りがちで、展開が…
一年間かけて撮影した場面場面の情景は丁寧で、美しい。
ほぼ一年間かけて撮影したそうです。
だから、写し出される季節季節の情景や四季の移り変わりの映像が丁寧で美しかった。特に桜のシーンは綺麗だった。
そもそも、小松菜々さん、(満開の桜や、青い海や砂浜、花火 等々)美しい景気、そしてそこに、ピアノのBGMが流れれば、それだけで最高。
それにしても、この世界は、タイムカプセル、オリンピックの開催や『数年後には、◯◯が行われる』といった、未来へのアナウンスで溢れているんだなぁといまさらながら、あらためて気がついた。
その『お知らせ』を受けとる人は、当然来るべき未来の時も生きている前提で話されている。
『私達ってさ、どっちが可哀想なんだろ、あ、ごめん。いまのなし』
岡田惠和さんが脚本と知り、納得。
『もっと生きていたい.親孝行だってしてないし……』は、親にとっては、killer word。
でも、早朝のバンガローのシーン。
1人で帰さず、ついていってあげたらいいのに。
そのあとも、ずっとそばにいればよかったのに。
小松菜々さん、大人になったなあ。
充実感
やっぱり泣けてしまう。
泣けた。ボロボロじゃないけど涙が出た。 悲しいよなあ。現実なだけに。
この映画観るまえに、映画を観て時間を過ごすことを
「どうなのかな?」なんて少し疑問というほどでないけど有意義なのか考えてしまった。
でもこの映画を観ながら、映画って自分を今と違う世界に連れて行ってくれる。ふだん忘れていることを考えさせてくれる。大事だなあと思いました。
※
リリーフランキーかっこよかった。
焼き鳥焼きながら和人と
「好きな人と出会えるって幸せだよな。」と話すところ。
そして和人に「今日はもうあがっていいよ。」というところ。
男を演じているなあと思いました。
※
坂口健太郎。この人いい役者だよなあと思う。
無秩序でない、素直な現実に戸惑う青年を演じたらピカ一だと思う。
「at Home アットホーム」、「今夜、ロマンス劇場で」、「仮面病棟」。そしてこの作品もすごく良かったです。
ラストへの持って行き方
途中までは非常にいい映画だと思って見ていました。
藤井監督は、私に言わせれば、映像の人ですね。
主演俳優たちの表情の映し方だとか、季節感の出し方だとか、映像面では言うことなし!なんです。
それが、ラストに近づく頃になると、何となく物足りない感じが入ってくる。
惜しい。
ヒロインはともかくとして、彼女に恋する男はあそこで終わったらダメでしょう、いくら店にヒロインの名を付けても。
あくまで、最期まで彼女を見届けるということでなければ。
その辺の脚本が弱いんですよね。
原作起因なのか、脚本家に力量がないからなのか。
本当に、惜しい。
せっかく小松菜奈の主演した映画なのに。
彼女が結婚してから初めて主演映画を見ましたが、相変わらずダントツの存在感。
相手役の坂口健太郎も、彼にしては(笑)なかなか良かった。
なのに、ラストの不備のために作品の充実感が削がれてしまったのは、まことに残念です。
今と、もう少し先を生きようとする純情
原作は読んでいません。
涙を必死にこらえるよりも、必死に生を感じようとする茉莉の純情と、茉莉に愛情を注ごうとする和人の純情に静かに胸を打たれました。
哀惜に押し流されてしまうことなく、わずかな命の時間をしっかり描き出していて、思ったより冷静な読後感。秀作だと感じました。
◉流れる時とビデオカメラ
小松菜奈さん演じる茉莉が、亡くなった女性からもらったビデオカメラで、目に映る季節の流れを撮り始める。恐らくはそれまでなかった習慣。それはもしかしたらもう見られないから残すだけではなく、早すぎる時間の中に留まるための、おまじないだったような気がしました。考えすぎかとも思いますが。
ほんの微かに笑みを浮かべながら、シャッターを切る茉莉を見ていて、そのように感じたのです。
カメラに保存していた画像を次々に消去していく場面は、やはりドキドキが止まらなかったですが、出会いの夜桜のシーンだけは残った。昼の眩い桜と、夜の海に沈んだ桜。どちらもきれいでした。
◉賑やかで寂しい街中で大人になる
居酒屋の中のはしゃいだ明るい光景と、居酒屋が並ぶ街のそこはかとない淋しさ。それも良かったです。
最近観た「明け方の若者たち」「ちょっと思い出しただけ」にも、同じような夾雑な街の様子が出てきたけれど、情感溢れていました。
和人は、結局はそんな街中で一人前になる。仕事を覚えて、恋をして。あと少しだけ、和人のエピソードが描かれても良かったかなと思いました。
途切れ途切れに、それでも綴られていくパソコンの文章。生きるのは、ここまででいいかなと言う茉莉の胸の内を告げるようで、切なくなりました。
涙がとまらなかった。
ピアノ、桜、美しい旋律、美しい景色。
これからの悲しさを想像させました。
後半一時間はほぼ泣いていました。
病気を打ち明ける辺りで泣き始め、早いぞと自分で突っ込む位ほぼ泣きでした。
小松さんは風貌が変わるくらい、頑張って痩せられていて
舞台挨拶での原作のご家族からの手紙、小松さんの涙、作品をみてより強く伝わりました。
桜で始まり最後も桜でした。
美しくて綺麗で儚い。
特典が欲しくてこのタイミングで念願の鑑賞。
悲しみ強めだろうから2度はみれないと感じていました。
その通りで、痛みを残した作品でした。
けれどそれは嫌な痛みじゃない、というか。
うまく説明できませんが、小坂さんのこと、ご家族のことを思うと本当に素敵なことで、本が映画にまで昇華されて。小松菜奈さんという素敵な女優さんが演じられて。
悲しく痛い作品なのだけれど、幸せなことだなと思いました。
劇場でここまで涙ズルズルになったのは初めてでした。
帰宅後主題歌のMVを。
また泣いて。
和人が終始穏やかで瞳には希望がみえて。
よかったです。
自分の余命は?
映画観たあとに、ふと考えた。毎日、平和に過ごせることは幸せだ。今、何か闘病してるではないけど、以前に手術、闘病歴があります。
迷惑かけるからって身を引く、遠慮するってシーンとか、お母さんに本音を語るシーンとか、泣けましたわ。坂口さんをはダメさ、弱さを演技するの工夫されてたと思った。小松菜奈さんはかわいくて、きれい。あらためてドラマじゃなくスクリーンで観たい人。
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