海辺の映画館 キネマの玉手箱

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海辺の映画館 キネマの玉手箱
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2019年製作/179分/PG12/日本
配給:アスミック・エース

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(C)2020「海辺の映画館 キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

映画レビュー

4.0大林宣彦監督は進化し続けている

andhyphenさん
2019年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

東京国際映画祭にて。ワールドプレミア。

「映像の魔術師」大林宣彦監督の最新作。監督、御歳81歳にしてまだまだ意気軒昂である。こんな映画が撮れるのか...。観終わったあとの衝撃がまだ取れない。
179分、圧倒的な情報量でこちらをなぎ倒してくる。監督の嵐のような心象風景と、反戦への強い誓い、そして現代の私たちへの警鐘というメッセージが目眩く展開される様。
映画純文学と称されたこの映画に満ちるもの。中原中也の詩に彩られながら、時代と場所を縦横無尽に駆け回り、映画史と戦争史が描かれる。
舞台は尾道。大林監督にとっては約20年ぶりの尾道映画である。今夜限りで閉館する映画館のオールナイト上映にやってきた3人の青年が映画の中に巻き込まれ、文字通り戦争を「体験」していく。
映像の作り方は極めて自主映画的である。VFX周りのチープさを燦然と輝かすことのできる映画監督、それが大林宣彦。笑ってしまうようなチープな映像と、圧倒的な風景と、役を生きる役者たちが渾然一体として、あまりにもカオス。それに加えて、画面内の情報量がこちらの処理能力を超えそうなくらい迫ってくる。ナレーションとテロップが多用されるのも情報量の多さゆえだろうか。
そして常に向けられる「普通の人びと」への視線と強い反戦の誓い。若者たちは会津から満洲から広島、果ては巌流島まで。そして維新前後からWWⅡまでの戦場や市井を駆け巡り、観客から「自分ごと」に直面させられる。斬られれば血も出る。虚構ではないこの世界を、映画で学び取りながら、さあこれからどうするのか。と明確に問いかけている作品でもある。
翻弄されながらも鑑賞中、観賞後も何故だか涙が止まらなかった。具体的に何というより、何もかもに心を揺さぶられてしまった。咀嚼するのにまだ時間がかかりそうだが、発せられる強い思いは確実に伝えてもらった気がする。また新たな映画が生まれた。
キャストも隅々まで豪華である。主要人物の瑞々しさとベテランの安定感のバランス。だいぶ見つけられてない方が居そうである...。

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andhyphen
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