海辺の映画館 キネマの玉手箱

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海辺の映画館 キネマの玉手箱
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解説

名匠・大林宣彦監督が20年ぶりに故郷・尾道で撮影し、無声映画、トーキー、アクション、ミュージカルと様々な映画表現で戦争の歴史をたどったドラマ。尾道の海辺にある映画館「瀬戸内キネマ」が閉館を迎えた。最終日のオールナイト興行「日本の戦争映画大特集」を見ていた3人の若者は、突如として劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンの世界にタイムリープする。戊辰戦争、日中戦争、沖縄戦、そして原爆投下前夜の広島にたどり着いた彼らは、そこで出会った移動劇団「桜隊」の人々を救うため、運命を変えるべく奔走するが……。主人公の3人の若者役に「転校生 さよならあなた」の厚木拓郎、「GO」の細山田隆人、「武蔵 むさし」の細田善彦。2019年の東京国際映画祭で上映されたが、劇場公開を前に大林監督は20年4月10日に他界。本作が遺作となった。

2019年製作/179分/PG12/日本
配給:アスミック・エース

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
脚本
大林宣彦
内藤忠司
小中和哉
製作協力
大林恭子
エグゼクティブプロデューサー
奥山和由
企画プロデューサー
鍋島壽夫
撮影監督
三本木久城
照明
西表燈光
録音
内田誠
整音
山本逸美
美術監督
竹内公一
合成
三本木久城
VFX
塚元陽大
編集
大林宣彦
三本木久城
音楽
山下康介
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(C)2020「海辺の映画館 キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

映画レビュー

5.0映画はこんなにも自由になれる

2020年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画ってこんなに自由でいいのだ。本作と一つ前の『花筐 HANAGATAMI』を見ると、大林宣彦監督は全盛期を迎えていたのではと思わされる。その斬新なセンスの筆がノリまくっているし、とんでもないエネルギーに満ちあふれている。『HOUSE』の頃から実験精神に溢れた作品を作り続けていたが、その精神が晩年ご病気されて衰えるどころか、爆発的に高まっているように思える。
大林監督は「ウソから出たマコト」を追求し続けてきた方だ。そんな監督が最後に選んだ題材が「戦争と映画」だった。戦争を伝えるために多くの作家が映画を使った。しかし、どれだけリアリティを追求しても戦争の本当の悲惨さには届かなかった。大林監督は、リアリティを追求する姿勢とは真逆のアプローチをしかけて、「マコト」を現出させようと試みている。大林監督のアプローチは、映画の可能性を大きく押し広げるものだ。リアリティの枷から解き放たれた時、映画という言語はさらなる発展をするのだと思う。大林監督の残した功績はものすごい大きい。

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杉本穂高

4.0猛烈な映像と台詞量の波間にもまれながら、偉大な映画人の生き様に思いを馳せる

2020年8月25日
PCから投稿

本作を見ながら私は「まるで遺言だ」と手の震える思いがした。製作当時、闘病のため生死をかけた日々を重ねておられる中で、きっと大林監督の頭にはこの現代人に伝えておくべき膨大な映像と物語とが、かくも尋常ではない猛烈なスピードで脈打ち、駆け巡っていたのだと思う。これは一人の映画作家が「時をかける少女」さながらに時代と記憶と意識の狭間を駆け抜け、生き抜いた証。人の解釈や評価や理解といったものをはるかに超越し、自らの持てる力を振り絞って息を吐き、体内に血液を巡らし、創造力に精一杯の火を灯しながら育まれた3時間かと思う。ある意味、宇宙人からのメッセージのような、人知を超えたところから降り注いでくる存在にさえ思えてならない。閉館する「瀬戸内キネマ」と同様、大林監督にとってもこれが最期の作品となった。当初の公開予定日、4月10日に亡くなられるなど、本当に映画を愛し、映画に愛された方だったことに胸が熱くなる。

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牛津厚信

4.5自由でポップ、革新、反戦。大林流が詰まった集大成

2020年7月31日
PCから投稿

泣ける

楽しい

幸せ

長く癌と闘い余命宣告も受けた大林宣彦監督が、自らのフィルモグラフィを総括する覚悟で撮りあげた、あっぱれな集大成的遺作だ。初期代表作「時をかける少女」を思わせるタイムリープのギミックを使い、戦争を知らない現代の若者が、白黒サイレント、トーキー、総天然色の映画の世界を次々に巡り、幕末の動乱から広島原爆投下前夜までを体験する構成も見応え十分で飽きさせない。

出演陣も豪華でぜいたく。大林映画に十代で出た尾美としのりや浅野忠信に、ベテラン勢の小林稔侍や常盤貴子、新進の山崎紘菜や満島真之介らが次々に登場して台詞を交わし、例えるなら歴史ある学校の数世代に及ぶ卒業生が一堂に会する大同窓会のような賑わいと懐かしさに、感慨も極まる。

2010年代には戦争3部作を撮るなど、反戦の思いを近年強めていた大林監督。コロナ禍で公開が4月から延期されたが、平和を願う8月に観客に届けられることを天国で喜んでいるはずだ。

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高森 郁哉

5.0映画で歴史は変えられないけど、歴史の続きは変えられる。

2021年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

閉館記念に戦争映画をオールナイト上映する海辺の映画館で映画の世界に入り込んでしまう3人の男たちの話。
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現実も時間軸もバラバラで、話という話もない。大林監督の頭の戦争や映画に一緒に入り込んでいくような感覚。まさに戦争映画の玉手箱だった。
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基本的にはずっと意味わからないけど、大林監督の映画愛、戦争に対する思いはこの映画から滲み出てくる。映画を心の底から好きな人が作るものってやっぱり全然違う。
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戦争映画オールナイトと聞くと何となく第二次世界大戦のだけと思ってたけど幕末から明治にかけての戊辰戦争やら白虎隊やらの話も出てきて、今の日本の性質は第二次世界大戦後からじゃなくて 明治からずっと地続きなんだと思いました。(書いてるうちに小学校の感想文みたいになった笑).
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あとは戦争の裏では、密かに芸術や文化も潰されていたことも示唆されてて、あぁこれは今のコロナと同じだと。いつの時代も誰にも注目されずに死んでいくのがこの分野なんだな。
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国が文化を軽く見ているからなのか、文化が国を滅ぼすことが分かっているからなのか、とにかく今の政治家は皆映画を倍速で見るような人種なんだろうな。とりあえず政治とか関係なくても2時間も集中できない人は私は信用できない。
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せつこん
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