空海 KU-KAI 美しき王妃の謎

劇場公開日:

空海 KU-KAI 美しき王妃の謎

解説・あらすじ

弘法大師としても知られる真言宗の開祖で、遣唐使として中国に渡った若き日の空海を主役に描く、日中合作の歴史ファンタジーミステリー。夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、「さらば、わが愛 覇王別姫」「始皇帝暗殺」の名匠チェン・カイコーがメガホンをとり、主人公の空海を海外作品初挑戦となる染谷将太が演じた。8世紀、遣唐使として日本から唐へやってきた若き僧侶の空海が、詩人・白楽天とともに首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫っていく。空海の相棒となる白楽天を中国の人気俳優ホアン・シュアン、物語の鍵を握る楊貴妃を台湾出身のチャン・ロンロンが演じるほか、日本から阿部寛、松坂慶子らが参加している。

2017年製作/132分/G/中国・日本合作
原題または英題:妖猫伝 Legend of the Demon Cat
配給:東宝、KADOKAWA
劇場公開日:2018年2月24日

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(C)2017 New Classic Media, Kadokawa Corporation, Emperor Motion Pictures, Shengkai Film

映画レビュー

3.5日中合作ならのではの苦肉の策。やや窮屈な感じも

2018年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

若き天才僧侶が仏教の叡智を極めて一休さんみたいに難問奇問を解決していく冒険譚かと思いきや、白楽天に扮するホアン・シュアンと共に案内人のような役回り。それもそのはず、“空海”を題に入れて売り込んでいるのは日本だけで、中国では「妖猫伝」、英語圏では「Legend of the Demon Cat」の題。だが化け猫メインの話でもなく、楊貴妃の悲しい運命とそこにからむ安倍仲麻呂の淡い慕情(創作とはいえ唐の王妃と日本人との本格的な愛を描いたら反発を招きそうだからか)へと移っていく。

唐の都や王宮を再現した壮麗なセットや、妖術などのシーンでのぜいたくな視覚効果で、邦画ではまず太刀打ちでない規模の製作費が投じられているのは一目瞭然。見た目の豪華さや歴史の香りを楽しむ向きにはいいが、微妙な状況の日中関係のせいで映画に窮屈さが感じられてしまうのがもったいない。

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高森 郁哉

3.5弘法大師空海の伝記的映画を見たいなら1958年公開の東映映画の空海をの方をご覧になられるべきと強くお薦めします

2025年5月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎

2018年日本公開
日中合作

監督はチェン・カイコー
あの不朽の名作「さらば、わが愛/覇王別姫」を撮った人
それで期待が爆上げなのですが、結論は空振りでした
原作は夢枕獏

弘法大師空海の伝記的映画を見たいなら1958年公開の東映映画の空海をの方をご覧になられるべきと強くお薦めします

本作には確かに空海が登場しますが原作者が夢枕獏ですから、内容は伝記ではなく伝奇映画です
おどろおどろしい妖怪ファンタジーとお思い下さい
真面目に空海の映画を観たいなら本作を観るのは時間の無駄です

お話は同じ原作者による陰陽師0に類似しています
平安京でおこる妖怪事件を陰陽師になる前の安倍晴明が解決するように、入唐したばかりの空海が長安で起こる皇帝が呪い殺ろされる怪事件を相棒の李白に憧れる詩人と共に解決していくというもの

とはいえ、当時の世界最大の都市長安が美術セットとVFX で見事に再現されており必見です
見果たすばかりに続く甍の波
広い都大路を埋める人波
通りの両側には雑多な物売りや大道芸人達が溢れて賑わう生活感があります
衣装も良く考証されていると感じます
皇帝の宮城や、長安一の妓楼の美術セットもクオリティが高く、内装のデザインや色彩も本当にこうだったのではないかと想わせる出来映えです
奈良の平城宮跡は近年整備が進み朱雀門、幅70メートルにも及ぶ朱雀大路の一部再現、宮城ともいえる大極殿、その正門の大極殿門などが当時そのままに大規模に再現されており、それらがどれほど当時の長安を模したものかが本作を観ると良くわかります
それと同時に本作の映像の再現の度合いの高さにも満足させられます

VFX は石井教雄と日本人の名前がありました
派手派手しいエフェクトの羅列だけで終わらず、クオリティの高い美術セットをVFX の巧みなスキン合成でより良く見せてくれています

日本の古代史に興味のある方ならさらに楽しめるポイントとして阿倍仲麻呂が登場します
大した活躍はしませんが嬉しいものです

奈良春日大社の境内に歌碑が建つほどの万葉集で有名な彼の歌にも触れます

終盤の楊貴妃の死の謎解きは少し長すぎでした
より映画的に整理する必要を感じました

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あき240

3.5楊貴妃が真の主人公

2024年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

染谷将太扮する若き僧侶空海は長安の都を目指して海を渡っていた。空海は宮殿で皇帝の死に際し猫を見た。
何やらオカルトチックだね。日中合作映画だが、中国語は聞いてて分かりにくくて疲れるね。それにエクソシストみたいな展開だ。染谷将太の努力に報いてAとしたが、大作なれどこれは日本では受けないだろうね。
それに空海と言うよりは楊貴妃が真の主人公だったな。一種のミステリーだね。

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重

2.0天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

2024年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 3件)
マサシ