空海 KU-KAI 美しき王妃の謎のレビュー・感想・評価
全256件中、1~20件目を表示
日中合作ならのではの苦肉の策。やや窮屈な感じも
若き天才僧侶が仏教の叡智を極めて一休さんみたいに難問奇問を解決していく冒険譚かと思いきや、白楽天に扮するホアン・シュアンと共に案内人のような役回り。それもそのはず、“空海”を題に入れて売り込んでいるのは日本だけで、中国では「妖猫伝」、英語圏では「Legend of the Demon Cat」の題。だが化け猫メインの話でもなく、楊貴妃の悲しい運命とそこにからむ安倍仲麻呂の淡い慕情(創作とはいえ唐の王妃と日本人との本格的な愛を描いたら反発を招きそうだからか)へと移っていく。
唐の都や王宮を再現した壮麗なセットや、妖術などのシーンでのぜいたくな視覚効果で、邦画ではまず太刀打ちでない規模の製作費が投じられているのは一目瞭然。見た目の豪華さや歴史の香りを楽しむ向きにはいいが、微妙な状況の日中関係のせいで映画に窮屈さが感じられてしまうのがもったいない。
映像美のファンタジー
原作を知らず歴史物と思ってみてしまったけど、史実にいた人の名前がたくさん出てくるファンタジー映画でした。過去と現在との落差や、過去の宴会など、セットやらCGやら豪華な映像で、とても綺麗でした。内容は空海が霊視できる探偵のような感じで発想は面白いのですが、ちょっと長く感じてしまった。
話がつまらなすぎる。原作が酷いのか、余りに史実と違うとマズいと中国側(脚色)が忖度したのか。
①空海(染谷将太)はただ歩き回っているだけで大した活躍はしていないので看板(日本語の題名及び原作の題名)に偽りあり。猫の方が印象に残るので、中国語の題名“妖猫传”が正しい。②どうせ楊貴妃に死んでもらうのであればあんなややこしい小細工なんぞする必要がないんじゃない、と思わせた点で失敗である。猫の妖怪話にするために無理して仕立て上げた話にしか思えない。③白鶴があれほど楊貴妃を思慕する背景が全くと言ってよいほど描かれていないので、これまた説得力がない。④安部仲万呂(阿部寛)の役の意味もよくわからない。たまたま同時期に唐にいたのでご登場願ったのか。てっきり楊貴妃と相思相愛になるという話かと思いきや、傍観者的立ち位置で彼の日記で話の殆どが説明されてしまうので謎解きの面白さもない。⑤もっと点数が低くても良いのだが、唐最盛期を再現したセット・衣装が中国らしい豪華さなのでオマケ。
壮麗にして空虚なお話。
豪華なセットと、大盤振る舞いのCGの世界のなかに、歴史的に有名な人物を、史実無視して手当り次第、適当に詰め込んだだけ。
空海が空海である意味も意義も何もなし。
思わず寝落ちしてしまいました。
ps. あとで知ったのですが、そもそもこの映画の主人公は、中国では「空海」ではなかったとのこと。
たしかに空海はぜんぜん活躍していませんからね。
だとすると、この宣伝、このタイトル、まさに日本の映画屋の犯罪行為としか言いようがありませんな。
ファンの心よりも、ゼニ勘定が唯一という、日本の映画屋のさもしさ卑しさは、今に始まったことではありませんが。
おかげで、不評の山を築いたわけで、こういうのを自業自得って言うのですよ。
そろそろ反省したらいかがですか? 映画屋どの。
良かったです。
歴史とファンタジーを融合させた面白い作品です。映像も美しかったです。
DVDで借りたのですが、二度見てしまいました。
愛読した夢枕獏の原作『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』と少しストーリーを変えていますが、これは日中合作のファンタジー映画ということで仕方ないでしょう。
最後に、いきなり灌頂を受ける空海の姿は、日本人として誇らしいですね。
難点は、白楽天役のホアン・シュアンと阿倍仲麻呂役の阿部寛の演技が大げさ過ぎること。ちょっとがっかり。それに比べて、染谷将太は静かな微笑みをたたえた抑え気味の演技が素晴らしかった。この人は、空海やブッダの役をすれば、ドハマりですね(笑)。最高じゃわ!
ただし、麒麟がくる!の大河ドラマの織田信長役はミスキャストで、徳川家康役をすれば良かったのにと思います。
とにかく、この映画の空海役はピッタリなので、染谷将太の代表作になりましたね。
きらびやかな極楽の宴と美しい楊貴妃! これだけは、見る価値がある!
ストーリーとしては、
史実とフィクションを混ぜてある。
世界三大美人であり、かつ、
傾国の美女とも言われた楊貴妃。
実際に起こった安史の乱で亡くなった
楊貴妃の死の真相を描く。
空海も阿倍仲麻呂も有名な人物だが、
実際は、この楊貴妃の話と関係があるの?
と、思わず考えてしまう…
さらに、妖術やら呪いやらが出てくるし、
50年前と現在を、行ったり来たりするので、
ストーリーとしては、わかりづらかった…
で、結局空海は何したの?
思わせぶりな含み笑いの空海が、どう見ても「聖☆お兄さん」のブッダだった。そんだけ。
何これ?99%作り話。
この映画は完全な作り話です。登場人物の名前と史実を0.5%ずつ織り交ぜて作られているためその他の99%は創作になります。安倍晴明を題材とした陰陽師のような若干宗教チックな歴史映画を期待して見ると後悔します。
この物語は日本でお馴染みの空海と世界三大美女といわれる楊貴妃を無理くりくっつけた話です。
作中、化け猫と空海が術で戦う訳でも無し。
かと言って歴史に忠実でも無し。
ひたすらCGの世界を行ったり来たり。
しかも、楊貴妃役アジア人じゃねーし。いくら異民族の出だったからと言って、いくらなんでも顔が違いすぎる。
終始突っ込みどころ満載の映画。
いやー、久々2時間を無駄にしました。
空海と白楽天の化け猫退治
つまんなかった。
公開当時結構気になってたけど、映画館で見なくて良かった。
映像は三流。
大きな画面で見たらもっと粗があったろう。
話の展開も全く面白くない。
スイカのおっちゃんがどんでん返しだったんだろうけど、そこに至るまでが冗長で、そこに驚く意欲が無くなってた。
長ゴンカを知らないことが原因なのかもしれないが、そこまでの教養を求めるか?
李白の詩とかは中国人は皆知ってるんだろうか?
【VFXだと思った長安の街並みがセットである事にビックリ。中国の女優さんたちの艶やかな姿、物語の面白さを堪能した】
ビジュアルの見事さを含めて、(当時、かなり酷評された)そんなに批判されるような作品ではないと個人的には想った作品。
獏さんの世界観は表現されていると思ったけどなあ。
歴史好きはこの映画のビジュアルだけでも、充分魅力的な作品であると思う。
安禄山の乱あたりの歴史は事前にさらっておいた方が良いですね。
<2018年2月24日 劇場にて鑑賞>
なにかくうかい
全然、空海ではありませんでした。
名前を使ってるだけで。
跳んだりはねたりしてるだけでした。
楊貴妃の謎
皆さんおっしゃる通り、空海の映画と思うと後悔します。阿部寛さんもちょい役。
ただ、中国の幻術映画が好きなので結構楽しめた。
映像は美しいしCGも頑張ってます。
良い作品
染谷の中国語がキレイとか言ってる人、これ本人じゃねーからな。中国映画はアフレコ文化。レビュー見て笑った。反日など、差別主義な人もいるが、悲しいこと。中国人の友達いないのかな?人は国境関係ないぞ。
邦題に難アリ!原題を知っていれば観に行ったのに
めっちゃ黒猫推し幻想悲恋
幻術シーンにうっとり
原作は夢枕獏との事
未読
ただ中国の古典も知っていないと難しい話なのかもしれない
「長恨歌」
松坂慶子系の 顔立ちの 美人が多い
楊貴妃は エキゾチックな 雰囲気も
日中合作でなぜにエンディングテーマが洋楽なのかと思ったら、 RADWIMPS でびっくりした
阿部寛の役、別に要らなくない?
黒猫ちゃんのCGは存分に堪能
うちのキジトラ猫も引き寄せられてた(鶴の方に惹かれていたのかも分からんけど
素晴らしい映画でしたが
評価は良くないみたいだが
私は素晴らしいと思います。
特に染谷将太が好きですが
演技がヘタ?と感じてしまったのは
中国語でやっていて、自分が吹き替えで日本語だってわかりました。
とても素晴らしい。
最高の睡眠導入剤
眠れない夜に最適な映画。てっきり空海の波乱の人生を描いた作品だと思ってたのに、化け猫の犯罪を暴く探偵モノ&ファンタジー映画だった。もともとチェン・カイコー作品が苦手だというのに、見始めてしまったら止まらない。映像が綺麗なだけに、つい引き込まれてしまうが、眠気も止まらなくなってしまう。妖術にかかってしまったみたいだ・・・
wowow字幕
CGは素晴らしい!
CGはどれも素晴らしい!
あと、ストーリーも面白いとは思いますが、話に出てくる人が多くてよくわからないことが多かったです………
全256件中、1~20件目を表示