池松壮亮が出演　チャン・リュル監督作「柳川」12月30日公開　ニー・ニーら日中スター共演

池松壮亮が出演するチャン・リュル監督の最新作「柳川」が、12月16日からKBCシネマで福岡先行公開、12月30日から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルが披露された。

チャン監督は中国出身で、韓国でも活動。「キムチを売る女」「春の夢」「慶州（キョンジュ）　ヒョンとユニ」などが日本で劇場公開されている。本作は、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品された「福岡」に続く、日本を舞台にした第2弾。九州・柳川を舞台に、日中のスター俳優が共演し、喪失感にとらわれた男女の心情を静かに映し出す。

主演は、中国で絶大な人気を残る女優ニー・ニー。池松は、「空海　KU-KAI 美しき王妃の謎」に出演したチャン・ルーイーとシン・バイチンとともに主要キャストとして参加している。

中年になり自分が不治の病であることを知ったドンは、長年疎遠になっていた兄・チュンを旅に誘う。旅先の“柳川”は、北京語で“リウチュアン”。2人が青春時代に愛した女性「柳川（リウ・チュアン）」と同じ読みだった。20年ほど前、チュンの恋人だったチュアンは、ある日突然、姿を消してしまったが、今は柳川で暮らしているという。誰にも理由を告げずに消えた彼女の存在は、兄弟の中で解けない謎になっていた。2人は、柳川でついにチュアンと再会する。

「柳川」の公開を記念し、チャン監督の近作「群山」「福岡」も一部劇場にて同時期に公開予定。