駆込み女と駆出し男

劇場公開日:

駆込み女と駆出し男

解説・あらすじ

井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案に、「クライマーズ・ハイ」「わが母の記」の原田眞人監督が初めて手がけた人情時代劇。舞台は江戸時代の鎌倉。幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってくるが、寺に駆け込む前に、御用宿・柏屋で聞き取り調査が行われる。柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎は、柏屋の主・源兵衛とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに。信次郎役に大泉洋。駆込み女に戸田恵梨香、満島ひかり。樹木希林、堤真一、山崎努らが脇を固める。

2015年製作/143分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年5月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第39回 日本アカデミー賞(2016年)

ノミネート

優秀主演男優賞 大泉洋
優秀助演女優賞 満島ひかり
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(C)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

映画レビュー

3.5もっと評価されて然るべき大泉洋×戸田恵梨香×満島ひかりのマリアージュ

2020年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

原田眞人監督作品だけに、芸達者な面々がこれでもかと出演している。
2015年の作品だが、当時でさえも大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりというキャストを揃えるのは容易でなかったはずである。このマリアージュが非常に良いのだが、さらに堤真一、樹木希林さん、山崎努ときたら、どこまでも映画的な143分間を満喫するほかありません。とても素敵な作品です。

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大塚史貴

3.0いつもいる

2025年5月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ラブシーンが良かったです。人命救助とは違うところが良かったです^_^
私が見る作品にいつもキムラ緑子さんが出てこられ程よいアクセントをもたらしてくれます。
生き方は色々あるのでしょうが覚悟を決めて生き生きと新しい人生を送れる機会があることは素晴らしいこと。
人生に諦めないで生きる様が素敵な作品でした。

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ワン

4.5駆込み寺…東慶寺

2025年5月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

…どうしようもない
夫からの暴力から逃げてきた女たち
そんな女たちを救う駆込み寺…東慶寺
女たちのドラマがある
そんな中で大泉洋のちょっと軽い感じの
信次郎の存在がこの作品の肝を支えている
この信次郎がいなかったら
暗いものになっていた
何度か挫折した作品
先日、室町無頼をみて再鑑賞
同じ時代劇だけど
全く違った印象
たまたま
大泉洋、堤真一、松本若菜が出演
戸田さんの自然な感じ
満島さんの存在感
大御所、樹木希林さんの名演
他のキャストの皆さんと
味のある丁寧な作りが
おもしろい作品に繋がっている
途中で挫折したのは
たぶん言語が時代劇なので
分かりにくいところがあったためかと
思うけど…
でも、時代劇には今の言語調より
時代背景はわかりやすい
…さいごまで観ることができて
うれしかった
女の辛い話だけどあと味のよい
終わり方がまたよかった

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共感した! 4件)
しろくろぱんだ

5.0この時代、我が国はちゃんとした法治国家であり、 東慶寺の権威は幕府や帝や奉行所の判例を後ろ盾としていたことは映画を見て判る。

2025年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

幸せ

動画配信で映画「駆込み女と駆出し男」を見た。

2015年製作/143分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年5月16日

監督原田眞人
原作井上ひさし

大泉洋(中村信次郎)
戸田恵梨香(じょご)
満島ひかり(お吟)
樹木希林(三代目柏屋源兵衛)
堤真一(堀切屋三郎衛門)
内山理名(戸賀崎ゆう)
山崎努(曲亭馬琴)
武田真治(重)
陽月華(法秀尼)
キムラ緑子(お勝)
木場勝己(利平)
神野三鈴(おゆき)
北村有起哉(鳥居耀)
橋本じゅん(近江屋三八)
山崎一(石井与八)
麿赤兒(清拙)

神奈川県鎌倉市にある東慶寺が、
江戸の世で幕府寺社奉行も承認する縁切寺として知られ、
女性の離婚に対する家庭裁判所の役割も果たしていたことは知らなかった。

江戸後期までに少なくとも3千人の女が東慶寺に駆け込んだらしい。

当時の離婚を求める女性の数は現代の数倍はいたらしい。

この時代、我が国はちゃんとした法治国家であり、

東慶寺の権威は幕府や帝や奉行所の判例を後ろ盾としていたことは映画を見て判る。

鉄工所の女将じょごが、そこを逃げ出した理由はわかる。

お吟が豪商の愛人の立場を捨てて駆け込んだ理由は後になってわかる。

じょごの人としての能力の高さ、
じょごの美しさ、
そこに惚れてしまう信次郎。

それもよくわかるなあ。

尼でありながらも凛として美しい法秀尼がよかった。
陽月華という役者は知らなかった。

三代目柏屋源兵衛(樹木希林)の駆け込んだ女たちに対する愛情、

堀切屋三郎衛門(堤真一)のお吟に対する愛情がラストシーンでよくわかった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

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