アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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幸せな時間とは
人生をどのように送ることが自分にとって幸せなのかを考えさせられた。
一回しかない人生、その一回を楽しく全うしたいというのが、誰しもの願いであるだろう。しかし人生には楽しいことだけではなく、辛いこともある。そんな時に、誰もが過去に戻ってやり直したいと考えたことが一度はあろう。
主人公ティムは家族の男子に代々伝わる特殊能力によってタイムトラベルをしながら自分の幸せな人生を求めて日々を送っていく。その中で、どのように生きていくことが幸せなのか、幸せに生きるためにはどうするのかを見出していく。
また、ビル・ナイ演じる父親と息子ティムとの関係は、正に幸せそのもの。この映画に描かれている人間関係はとても理想のものだと感じた。
辛い時にこの映画を見てどんな風に人生を送っておけば良いのか、心の支えにしていきたい。
すべてを大切に
やり直しのきかない人生だから、後悔ないように全力で生きる!
一日一日を大切に。
人生をやり直したいなと思った瞬間はこれまでも何度かあったけれど、実際やり直したところで上手くいったのかな(笑)失敗や経験から今の自分が作られているとしたら、そういったことも必要かなと思う。
ティムのようにやり直せたら、告白も試験もすべて成功できたかな。人生は後悔ばかりで、悔いなく送れる人なんているのだろうか。でもやり直した時のように一日一日を大切に過ごすことは大切だなと思った。何気なく過ごしている毎日だけど、もうその時間は帰ってはこない。一日がどれほど尊いものかを感じさせられる。
何回か過去に戻り、ティムはメアリーと付き合えた。メアリーはそのティムの努力?を知ることがないことは少し残念だなと思う。少しストーカーのような行動もしていた時もあったし(笑)
1つの出来事が起きていなければ、生まれていなかったものがある。人生はそういう偶然の積み重ねでできているのかなと思った。自分の行動が知らない誰かを幸せにしたり、不幸にしたりもする。
終盤で3人目の子供を作るとなった時、ティムは子供が出来ることは喜ばしいことだけど、父にもう会うことが出来なくなることは悲しいと感じた。亡くなったらもう会えないことは普通のことであるから、ティムは普通に過ごすことの方を選んだ。父もそれを望んでいたと思う。
キットカットが幸せそうで良かった。自分で解決することは大事だけど、時には誰かの力を借りないと変われないこともある。二人の兄弟関係が素敵だなと思った。
やりなおしのきく人生よりも、やり直しはきかないけれど家族や友人とかけがえのない時間を送って、いっぱい失敗して成長していくことが人生の楽しさなのかなと考えさせてくれる映画でした。
愛おしい映画について
素敵なストーリー
タイムトラベルラブストーリーと聞き拝見しました。
さえない主人公が、21歳のお誕生日に父親から不思議な力をこの家の男は使えると秘密を教えてもらいます。
方法は簡単。
暗闇でギュッと手を握りしめ、戻りたい頃に思い浮かべるだけ。
体の異変や変な代償のないタイムリープ。
条件良すぎてびっくりしますね。
一目惚れをした相手と結ばれるために何度もタイムリープして無事結ばれます。
すごく上手いこと言ってます。
初恋の相手にあって食事に誘われて家に呼ばれた時
ヤッてから過去に戻って、やってなかったことにするってゆう卑劣なことをするのかと思いきや!!
この男誠実すぎて!!!!!!!!!!
断って帰ってプロポーズだなんて!!!
完全なコミュ障だし、空気読めない発言がたくさんで
彼女できなかった理由がよくわかりますし
なんだこいつ!の時ありますが、ステキです。
タイムリープなのに悪の時間がなくて、いい話です。
入場曲も彼と彼のお父さんの好きな歌を選ぶところ素敵です。
そして彼女の顔が映画を見てけば見てくほど綺麗さに気づきます。
そして子供が生まれてから過去に戻る必要を感じない素敵な日々が続いたって、素敵ですね。
と思った矢先、大切な妹キットカットが飲酒運転で事故。
妹の全てを人生をやり直してあげるために2人で過去に戻り、最悪な彼ジミーを殴り、現実に戻ってきました。
ジェイとそして付き合ってる状況になりました。
手を繋ぐだけで過去に一緒に戻れちゃうところすんごいですね笑
ですが過去を変えたことにより、自分たちの子供が女の子ではなく男の子に変わってました。
子供が生まれる前に過去に戻ると子供の遺伝子は変わってしまうから違う子供が生まれるそうです。
だからこの間まで育ててた娘はいなくなり、息子になりました。
そして過去を変えるのをやめて、キットカットは事故にあいますが自分でジミーから離れる決断をして成長しました。
ドレス着替えの時間をイライラせずにずっと付き合ってあげる主人公はいいやつです。
タイムリープ系って過去に戻ったら戻ってそのままやり直していくパターンかと思ったら過去に戻ってやり直したら、すぐ戻る前の現在のところまで時間飛ばせるんですね。
便利。
今タイムトラベル使えよ!のときに使わないときがありますが、多用しないところもまたよく見えます。
過去に戻りお父さんと2人の時間を過ごすラストシーンはいいですね。
今ある時間、今ある毎日、一つ一つのことを大切にしましょうって言うメッセージがあるストーリーだったと思いました。
ハッピーハッピーハッピーエンドです。
愛おしいこのひと時ひと時、愛おしい人生、愛おしい映画
脚本家として『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』、監督として『ラブ・アクチュアリー』、恋愛映画の名手リチャード・カーティスによる監督作。
お得意の恋愛映画にプラスして、意外やタイムトラベルSF!
イギリス・コーンウォールに住む平凡な青年ティムは、21歳の誕生日、父から驚きの秘密を打ち明けられる。
代々我が家系の男たちには、タイムトラベル能力があるという…!
…ハ? 何言ってんの、父さん?
しかも、方法が雑。暗く狭い部屋にでも入って、目を瞑って拳を握って、戻りたい時を思い浮かべれば戻れるって…。
ハイハイ、試してみるよ。そんな事…
マジかよ! 出来たよ! ワォ!
タイムトラベルと言っても、歴史を変えるとかは出来ない。また、金儲けとか欲に溺れると、ロクな事にならない。
あくまで自分の人生をより良いものにする為。個人的なタイムトラベル。
で、ティムくん、どんな事にタイムトラベル使ったかと言うと、日常の些細なミスや恥ずかしい事のやり直し。
口が滑ったり、躓いたりをやり直して無かった事に。
そんなしょーもない事にタイムトラベル使うなよ…と思うが、誰だって日常生活の中でちょっとしたミスをやり直したいと思う時が何回もある筈。
そこら辺を面白可笑しくくすぐるように描写。
それに、そんなしょーもない事にタイムトラベル使うのならば一応問題ナシ。
彼の一世一代のタイムトラベル使用は、運命の出会いに。
ロンドンに出て、弁護士として働くティム。
ある日、魅力的な女性メアリーと出会い、一目惚れ。
意気投合し、電話番号も交換する。
今まで恋愛に縁が無かった彼にとって、遂に訪れた春!(実は以前、タイムトラベルで初恋を成就させようとした事があったが、結局上手くいかなかった苦い経験があった)
…ところが!
人助けでタイムトラベルしたら、彼女との出会いが無かった事に。
やり直して、やり直して、今度は最高の形で出会い、あっという間にお互い恋に落ちる。
同棲、相手の両親に挨拶(勿論何度もやり直し)、こっちの両親に紹介、プロポーズ、結婚…。
子供が産まれ、全てが幸せ。
もうあまりタイムトラベルを使う事も無くなった。
じゃあ、何の為のタイムトラベル能力…?
こういうタイムトラベル映画あるあると言えば、一方を修正すると、一方に悪影響を及ぼす。
勿論本作にもそれはある。
良かれと思ってやった人助けが、メアリーとの出会いが無かった事に。
また、仲良しの妹の悲しい人生をやり直そうとタイムトラベルし成功するが、我が子に衝撃の影響が…!
とは言え、他のタイムトラベル映画のような歴史を変えてしまったレベルの悪影響や元の時間に戻れないとか、そういった大ピンチはナシ。
タイムトラベル映画としては甘々で理想的過ぎて、不満や物足りなさを感じる人も居るだろう。
でも本作はサスペンス的な作品ではなく、タイムトラベル能力を使って噛み締める、人生の愛おしさ、尊さ。
リチャード・カーティス、さすがの語り口!
洒落っ気とユーモア抜群の台詞、センス、展開…。スッと引き込まれ、終始魅了される。
ドーナル・グリーソンも素朴な青年を好演。
レイチェル・マクアダムスが相変わらず魅力的。
初恋の相手に、ブレイク前のマーゴット・ロビー。
レイチェルにマーゴット…羨まし過ぎるぜ。
紅茶好きの母、天然の伯父、自由奔放な妹、おバカな友達、偏屈な父の友人の脚本家…愛着溢れる周りの人々。
そんな中でもやはり、ビル・ナイ演じる父。
平方でちょっと不器用で、自分そっくりな父とは大の仲良し。
結婚式でのスピーチが息子への愛に満ち溢れていた。
そんな父との別れの時が近付いていた。父が癌に侵されていた…。
決断迫られる。
タイムトラベルでいつでも父と会う事は出来る。
が、その代わり、ある事に影響及ぼす。
そちらを取るか、父を取るか。
それは決まっていた。
親が先に逝くのは自然の摂理だ。
父はタイムトラベルをより良く使う秘訣を教える。
はっきり言ってそれは、タイムトラベル能力者だけの特権。
でもそれは、我々一人一人への普遍的なメッセージでもある。
時は二度と戻らない。
だからこそ、このひと時ひと時がどんなに幸せに満ちているか。
愛おしい人々、愛おしい人生、全てが愛おしい。
見た人の評判良いのは知っていたが、なかなか見れる機会無く、やっと今頃になって鑑賞したが、評判違わぬ良作!
タイムトラベルして、早く見ろと過去の自分に言ってやりたい。
リチャード・カーティスは本作が最後の監督作と公言。
脚本家としての彼も好きだが、監督としてもっともっと愛おしい彼の良作を観たい。
時をかける男
「時間」の大切さ、「今」の大切さに気づく映画
何気なく過ごしている時間も、あとから考えたら、もっとこうすればよかったとか考えてしまうが、時間は戻せない。今を大切に生きるしかない。
当たり前のことを、改めて考えさせられる映画だと思います。
他のタイムトラベル系の映画とは、また一味違った良さがありました。
大切を知る
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