アバウト・タイム 愛おしい時間について

ALLTIME BEST

劇場公開日:

アバウト・タイム 愛おしい時間について

解説

「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督が、タイムトラベルを繰り返す青年が本当の愛や幸せとは何かに気づく姿を描いたロマンティックコメディ。イギリス南西部に住む青年ティムは自分に自信がなく、ずっと恋人ができずにいた。21歳の誕生日に、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされたティムは、恋人を得るためタイムトラベルを繰り返すようになり、やがて魅力的な女性メアリーと出会う。しかし、タイムトラベルが引き起こした不運によって、その出会いがなかったことになってしまい、再び時間をやり直したティムはなんとか彼女の愛を勝ち取るが……。主人公ティム役は「ハリー・ポッターと死の秘宝」「アンナ・カレーニナ」のドーナル・グリーソン、ヒロインのメアリー役にレイチェル・マクアダムス、ティムの父親役にビル・ナイ。

2013年製作/124分/G/イギリス
原題:About Time
配給:シンカ、パルコ
劇場公開日:2014年9月27日

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映画レビュー

4.5名匠リチャード・カーティスが最後の監督作でたどり着いた柔らかな境地

2019年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

日常の中でふと、この映画について思い出すことがある。自由な時間が無限にある若い頃には気づかなかったかもしれないが、大人になって、歳を重ねて、自分がもう後戻りはできないのだなあとつくづく感じる瞬間に、「時間」や「人生」について描いたこの物語の優しさと切なさがぎゅっと胸を締め付けるのだ。

主人公は代々、タイムスリップする能力を有している。が、どれだけ行使しようとも、決して完璧な人生が送れるわけではなく、むしろ大切なのは、誰か大切な人と共にある「ありふれた時間」ということに気がつくのだ。かくも登場人物が何ひとつ特別な何かを成し遂げるわけではないからこそ、観る者はそこに映画と現実の隔たりを感じることなく、彼らに深く共感せずにいられなくなる。ささやかだけれど、ここにリチャード・カーティスが「最後の監督作」として描きたかった境地があるのだろう。自分を見失いかけた時、そっと寄り添ってくれる名作である。

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牛津厚信

2.0 仮に、映画のようなやり直せる能力がある場合、人は本当に幸せに生き...

2024年3月17日
PCから投稿

 仮に、映画のようなやり直せる能力がある場合、人は本当に幸せに生きていけるのだろうかとの疑問を持つ。

 劇中でも悲劇的シーンが盛り込まれているが、「深刻」や「緊迫」を一切感じることができない。なぜならタイムトラベルというチートがあり、やり直しが出来るから。

 人はやり直しができないからこそ、ストレスを感じながらでもその瞬間を「真剣」に生きることができる。「真剣」が必要な毎日だからこそ人生が輝き、精一杯生きるからこそ人間性も磨かれるのだと思う。

 また、未来には希望と不安が同居するため先に進むには勇気がいる。強制的に時が進むので人は仕方なく先に進む事ができるのだろうが、『安易』に過去に戻れるのなら、先に進むのを止めて最も居心地のよい過去をループしてしまうようになってしまわないだろうか。

 この映画の最大の失敗は、『安易』なタイムトラベルを可能にした事だろう。代償を要求するようなタイムトラベルの設定であったなら、評価は変わるかもしれない。

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疲れたおじさん

3.5時間

2024年2月12日
スマートフォンから投稿

戻りたい過去があっても全てを変えられるわけではない。1日1日を大切に生きようと思う。後悔してもいい

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いぶき

3.0父と息子が秘密を共有して仲が良い。 主人公の日本語吹替は、渚カヲル...

2024年2月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

父と息子が秘密を共有して仲が良い。
主人公の日本語吹替は、渚カヲルで有名な石田彰さん。彼は今作では普段と異なり大人っぽい声で新鮮だった。
ストーリーは、失敗したらやり直しの繰り返し、しつこいくらいにやり直すのも演出で、伏線なのだった。

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Don-chan(Daisuke.Y)

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