ヒミズ
劇場公開日 2012年1月14日
解説
ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で人気を博した古谷実が、ギャグを封印して若者の心の暗部を浮き彫りにしたコミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。ごく普通に生きることを願っていた祐一と、愛する人と守り守られ生きていくことを夢見る景子。ともに15歳の2人の日常が、ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく様子を描く。主演は「パンドラの匣」の染谷将太と、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」の二階堂ふみ。2011年・第64回ベネチア国際映画祭では、染谷と二階堂がそろってマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。
2011年製作/129分/PG12/日本
配給:ギャガ
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2022年4月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
2011年制作
2012年1月初公開
過去何度も鑑賞
福島の震災と絡めてきてる
海外でも高く評価されたようだ
園子温ならではの発狂系暴力映画
園子温作品だがなぜか裸の女は登場しない
脱ぎっぷりが良い女優は沢山出ていたのに
でもそれで良い
原作未読
原作は『ヒメアノ〜ル』の古谷実
2時間余りの枠に収めるためかキャラはかなり削っているようだ
夜野は中高年のおじさんに変更している
でもそれで良い
監督と脚本は『自殺サークル』『エクステ』『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』『地獄でなぜ悪い』『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』『映画 みんな!エスパーだよ!』の園子温
父親殺しで覚醒する男子中学生
二階堂ふみの脂っこい芝居を味わうための映画
染谷将太も良い
二階堂ふみと染谷将太がスパークする
ドロンコ顔や絵の具塗れの染谷は印象的
キャストのみなさんも豪華な顔ぶれ
賑やかな映画
吉高由里子や鈴木杏や新井浩文なんてほんのチョイ役
園子温監督作品全体を通じて二階堂と染谷が叫びながら走るラストシーンが一番大好き
貸しボート屋を営む住田家の息子で中学生住田祐一に染谷将太
住田のクラスメートで住田大好き茶沢景子に二階堂ふみ
住田を虐待する住田の父に光石研
駆け落ちして住田を捨てる住田の母に渡辺真起子
育児放棄の茶沢の父に堀部圭亮
茶沢を虐待する茶沢の母に黒沢あすか
社長だったが震災でホームレスになった夜野正造に渡辺哲
ホームレス仲間のまーくんに諏訪太朗
夫婦でテント生活の田村圭太に吹越満
圭太の妻・田村圭子に神楽坂恵
住田の母の駆け落ち相手にモト冬樹
住田茶沢のクラスの担任教師に矢柴俊博
スリのテル彦に窪塚洋介
テル彦と同居していた女ミキに吉高由里子
ローン会社の社長金子にでんでん
金子の部下に村上淳
貸しボート屋の客で通り魔殺人犯に手塚とおる
住田に包丁で腹を刺される男に新井浩文
ファミレスのウエイトレスに鈴木杏
ピザの配達に対応するメスブタに今村美乃
妊婦に内田慈
妊婦の姑に木野花
週刊誌いらない
ヤフコメいらない
園子温がんばれ
2022年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
Netflixで再見
評価は10年前と変わらず
主人公二人はやっぱり良かった
2021年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
超恵まれない家庭環境の中で、それでも何とか生きている中学生の物語。
役者陣の演技は秀逸だが、特筆すべきは二階堂ふみ。
周囲の内にこもった陰気なエネルギーの中で、一人陽のエネルギーを発している。
その自然さが実にいい。
船小屋の周囲の人々も好きだな。
ストーリー的には、後半ちょっとダレた印象。
2021年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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監督:園子温
制作年:2011年
制作国:日本
メインキャスト:染谷将太 二階堂ふみ
ベネチア国際映画祭 新人俳優賞
【あらすじ】
悲惨な家族と暴力の中で「普通」に生きようとする少年の挫折と希望の物語。
生きる目的を失う中で街を徘徊し、現実に暮らす大人達の姿を直視して絶望と混乱を感じていく主人公の姿を描く。
【感想】
面白かったです。
耳障りの良い「がんばれ」という言葉と、藻掻く人間が求める「普通」の願いとの落差に違和感を感じつつ、絶望の底から未来へ向けて困難を受け入れる男女の姿が希望を感じさせる作品でした。
ブログの方では、ネタバレありで個人感想の詳細とネット上での評判等を纏めています。
興味を持って頂けたら、プロフィールから見て頂けると嬉しいです。
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