ディア・ドクター

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劇場公開日:

ディア・ドクター

解説

「蛇イチゴ」「ゆれる」の西川美和監督が、笑福亭鶴瓶を主演に迎え、僻地医療を題材に描いたヒューマンドラマ。都会の医大を出た若い研修医・相馬が赴任してきた山間の僻村には、中年医師の伊野がいるのみ。高血圧、心臓蘇生、痴呆老人の話し相手まで一手に引きうける伊野は村人から大きな信頼を寄せられていたが、ある日、かづ子という独り暮らしの未亡人から頼まれた嘘を突き通すことにしたことから、伊野自身が抱えいたある秘密が明らかになっていく……。

2009年製作/127分/日本
配給:エンジンフイルム、アスミック・エース

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 日本アカデミー賞(2010年)

受賞

脚本賞 西川美和
助演女優賞 余貴美子

ノミネート

作品賞  
監督賞 西川美和
主演男優賞 笑福亭鶴瓶
助演男優賞 瑛太
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(C)2009「Dear Doctor」製作委員会

映画レビュー

4.0西川美和、恐るべし

2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

2021年に「すばらしき世界」が公開されるまで、長らく筆者のなかで西川美和監督といえば「ゆれる」であり、「ディア・ドクター」だった。笑福亭鶴瓶を主演に迎えながら、僻地医療を題材に描いたメッセージ性の強いヒューマンドラマに仕上げている。これまで「嘘」をテーマに描き続けてきている西川監督の真骨頂とでも言おうか。ベテラン陣の芝居も堪能することしきり。何度でも観直したい意欲作である。

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大塚史貴

4.5本物の愛

2022年9月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これで西川美和監督作品を全て見たことになると思う。
やっぱり好き💓

キャスティングが素晴らしいと思いました。
八千草薫さん、久しぶりに見ましたが良かった。
村長さん役笹野高史の「先生俺が見つけたのよ〜」飲み会自慢も最高。

今現在、あのような人付き合いが田舎にあるのかわかりませんが、
古き良き日本のコミュニティで本当に必要な医療とは…と考えるストーリーでした。

伊野を知る村の誰もが、刑事さんの質問にはのらりくらりと答えるあたりが良い。
結託しているのではない。自分の意思で。

でもやっぱり伊野は八千草薫に惚れたんだと思う。
だからあそこまでやる覚悟ができたのだよ。
これは偽医者の話でもあるし、愛の話でもある

と思う。

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サマースノー

4.0【”医は仁術也。人救うを以って、志とすべし”今作は、西川美和監督が、現在でも解消されない”無医村”の問題に対し、大いなる問題提起をした作品である。】

2022年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

■山間の小さな村から一人の医師、伊能治(笑福亭鶴瓶)がある日忽然と失踪する。
 その男、伊野は過疎地で住民の医療を一手に引き受けており、村の人々から先生と呼ばれて親しまれていた。
 東京から来た研修医の相馬(瑛太)も彼の働きぶりに共感を覚え始めていたが、伊野の素性を知る者は誰もいなかった…。

◆感想<Caution!  内容に触れています。>

ー 久方ぶりに鑑賞したが、西川監督の手腕に唸った作品である。ー

・伊能を演じる、笑福亭鶴瓶の最初は医師に成れなくて、無医村にやって来た(と思われる)背景から、彼が、無医村だった1500名の高齢者に”名医”として尊ばれる姿。
ー 彼は、そんな中、”医者になれなかった自分”を受け入れてくれる村人たちの姿や、自分自身も徐々に“承認欲求”を満たしていく・・。-

・彼は、そんな中、自己の利益に走る事なく、村人たちの為に、日夜奔走する。
ー 或る患者が、気胸である事を見抜き、伊能にアイコンタクトで指示を出す病院スタッフの夫が医師であった大竹(余貴美子)の姿も巧く描かれている。大竹は伊能が医師免許を持っていない事を知りつつ、彼をサポートするのである。-

・都会の開業医のボンボン相馬(瑛太)が、徐々に伊能に惹かれていく姿も良い。

■癌のステージ4になっていた鳥飼(八千草薫)が、子供たちの迷惑を掛けたくない・・、という思いで診察を拒む姿。だが、伊能の献身的な姿に、診察を受けようと決断する姿。
 そして、鳥飼の医者でもある娘(井川遥)が、母の病状に気付き・・。
 伊能は、安楽死を、娘は母を生かそうとする思いの中、伊能の真実が明らかになって行く・・。

<今作は、西川美和監督が無医村の現状をテーマにした、見応えある医療映画である。伊能の行った事は、法に触れるのは間違いないが、彼の行為は村の人々に確かに希望を与えたのである。
 今作は、医療上の”罪と罰”に鋭く切り込んだ作品でもある。>

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NOBU

4.5善と悪、現代社会に訴えます

2022年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

難しい

西川美和監督の作品にいつも魅了されます。
人を騙すことはいけないが、相手が被害者と思っていなければ。。。

悪いことは悪いけど、優しさは感じられる。
人は寄り添ってもらえることで安心するのだろう。

どういうつもりで、この村に来たのかはわからないけど、生活しているうちに、役に立っている自分が、このままでいいのか葛藤があって、打ち明けたことや、娘の思いを知って雲隠れしたところが、真の悪人ではない。

鶴瓶さん独特の親近感と、フェイクな感じが、何ともいいキャスティングだと思った。

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かずジー
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