ロッキー4 炎の友情

劇場公開日:

解説

宿敵であり親友であるファイター、アポロを絶命させたソ連の殺人マシーンドラゴに挑戦するロッキーの雄姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイムズ・D・ブルベイカーとアーサー・コバニアン。監督・脚本・主演は「ロッキー3」のシルヴェスター・スタローン、撮影はビル・バトラー、音楽はヴィンス・ディコーラが担当。共演はタリア・シャイア、バート・ヤングなど。

1985年製作/91分/アメリカ
原題または英題:Rocky IV
配給:UIP
劇場公開日:1986年6月7日

ストーリー

かつて、2度にわたり壮絶なヘビー級タイトルマッチを演じたロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)とアポロ・クリード(カール・ウェザーズ)は、リングの上では宿敵だったが、今では固い友情で結ばれていた。妻のエイドリアン(タリア・シャイア)とも結婚9年日を迎え、一粒種のロッキー・ジュニア(ロッキー・クラコフ)と幸せな日々を過ごしているロッキー。義兄のポーリー(バート・ヤング)の誕生日に、身のまわりの世話までできるロボットを贈るほど、その生活ぶりは豊かだった。一方、ソ連のアマチュア・ヘビー級ヂャンピオン、ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が渡米したとのニュースをTVで知ったアポロは、ドラゴがロッキーと闘いたがっているのを知ると、ロッキーを訪れ、かわって自分を試合に出させてほしいと懇願する。ドラゴとアポロのエキシビジョン・マッチが決まった。ラスヴェガス、MGMホテルの特設リングで米ソ両大国の試合が盛大に行なわれた。妻ルドミラ(ブリジット・ニールセン)やコーチらのもとで最新鋭科学の粋を駆使したトレーニングを積んだ巨大な肉体をもつドラゴは、アポロを打ちのめし、アポロはリング上で絶命した。血に染まったアポロを抱きながら、ロッキーは復讐の炎に燃えた。12月25日のクリスマスにモスクワでドラゴとロッキーの試合が行なわれることになった。自殺行為だと猛反対するエイドリアンをなだめると、ロッキーはシベリアの田舎町にわたった。科学的トレーリングを積むドラゴに対して見渡す限りの雪原で自然に挑戦するかのように、走り、木を切り、荷車を引くロッキー。かつてないほどのトレーニングを積んだ後、ドラゴの待つモスクワへと向かうロッキー。米ソのみならず、全世界が注目する超満員の試合会場にはソ連の政府最高首脳陣の姿も見える。会場に入ったロッキーに、大観衆は敵意のブーイングをなげかけた。四面楚歌のリソグで、いよいよドラゴを迎えるロッキー。意外なほどのロッキーのねばりで熱戦に次ぐ熱戦が続き、観衆はいつしか、ロッキーの不屈の闘士に賛同し、ロッキーに惜しみない拍手を送った。そして、遂に最終ラウンドでロッキーはドラゴを倒すのだった。

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映画レビュー

3.0アポロ大人気なく煽り無惨に散る。 この映画のサントラ好きでよく聞い...

2024年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

アポロ大人気なく煽り無惨に散る。

この映画のサントラ好きでよく聞いてたけど改めて観ると挿入歌とか所々で邪魔。
劇中、JBが元気に歌ってて嬉しい。

冒頭の回想(恒例)、中盤の回想、エンドロール無しの謎のハイライト白黒コマ送りが無駄な感じ。
もっと時間短く作れたかも。

シルベスター・スタローンもドルフ・ラングレンもビルドアップした筋肉がすごい。

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さしみしょうゆ

2.0最高の歴史的な悪ノリ映画。 ドルフ・ラングレンはどこから見てもスラ...

2024年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.5やつは鉄でできている‼️

2023年9月26日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

幸せ

私にとってのロッキー初体験は小学4年生の頃に劇場で観た、この「ロッキー4 炎の友情」‼️今にして思えばこの4作目はシリーズの中でも異色作で、後追いで鑑賞した1、2、3作目はスタローンの容姿も含めミョーな違和感がありました‼️ただやはりこのシリーズは映画として一番優れているのは1作目かもしれませんが、一番好きなのはこの4作目‼️親友のアポロがソ連の怪物ドラゴにリング上で殺され、ロッキーはドラゴとの対決を決意‼️周囲が自殺行為だと反対する中、ロシアへ乗り込んだロッキーは、アウェイの中、見事にドラゴを倒す‼️「ロッキーこそ真のチャンピオン!!」胸アツです‼️「家で眠っている息子にひとこと言いたい。メリークリスマス!!愛してるぞー!!」超カッコいいです‼️わかりやすいアメリカVSソビエトの構図‼️原始的トレーニングVS近代的トレーニング‼️そしてブリジット・ニールセンとタリア・シャイアの奥様同士の "目線" の対決‼️そしてサブタイトルは「炎の友情」‼️要は死んだ友のための "仇討ち" ‼️これまた日本人のハートにグサリッ‼️そして素晴らしい音楽の数々‼️この作品は「映画を観たらサントラを買いたくなる映画」のベスト3に入る作品(他の2つは「トップガン」と「ストリート・オブ・ファイヤー」)‼️特にトレーニングとエンディングの「ハーツ・オン・ファイヤー」、アポロを想っての「ノー・イージー・ウェイ・アウト」、そして「トレーニングモンタージュ」と「ウォー(闘い)」‼️やっぱりこの4曲が私にとってのマスト‼️確かにこの作品は映画ではなく、良く出来たミュージックビデオと批判されることもあるけど、そこがまたMTV世代の我々にはグサリッ‼️そしてドラゴという悪役を見事に体現して強烈な印象を残したドルフ・ラングレン‼️聞くところによると、当時スタローンのライバルとしてメキメキ頭角を現してきたシュワちゃんをイメージしてのキャスティングだったらしい‼️そしてそのシュワちゃんと「レッド・ソニア」で共演し、一時期恋人同士だったブリジット・ニールセンをドラゴの奥様役に抜擢‼️なんとスタローンは彼女と結婚までしてしまう‼️「コブラ」の後、ソッコー離婚してますが‼️そして当のドラゴは、そのビジュアルを大いにパクられたのが「北斗の拳」の元斗皇拳のファルコ‼️これも我々世代には大変大きい‼️そしてそんなドラゴに勝利した真のチャンピオン、ロッキーを表現するドラゴの名言「やつは鉄でできている」‼️

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活動写真愛好家

4.0シリーズ最強最恐の敵、その名はドラゴ

2023年9月21日
iPhoneアプリから投稿

ロッキーシリーズ第4弾。
ゴールデンラズベリー賞を5つ受賞。

【ストーリー】
アメリカボクシング界ではすでに伝説となっていた、ロッキー対アポロのリマッチから数年後。
ヘビー級王者に返り咲いたロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)は、元王者アポロ・クリード(カール・ウェザース)と友人として親しく過ごしていた。
ソ連から来訪したアマチュア王者イワン・ドラゴがロッキーに対戦を希望するが、その挑発的な言動に立ち上がったのはアポロだった。
アポロとドラゴの対戦はエキシビション・マッチとして開催された。
1ラウンドはテクニックであしらうアポロだったが、2ラウンドにドラゴが攻めるとボロ雑巾のように倒される。
リングで意識を失ったまま、アポロは死んでしまった。
勝利者として宣言を受けたドラゴが、次の対戦相手として指名したのは、アポロのセコンドについていたロッキー。
アメリカ国内ではリベンジ・マッチの機運が高まる中、ついにロッキーはドラゴとの対戦を決断する。
科学的トレーニングで作り上げられたドラゴ。
パンチの力積は通常のボクサーの2倍以上というモンスター。
その圧倒的なる戦闘力に対抗するため、ロッキーは冬山での原始的なトレーニングで試合に挑む。

ロッキー4です。
あのドルフ・ラングレンを一躍スターにした、ロッキーシリーズ最高傑作です。
ロッキーといえば、ボクシングシーンの迫力で人気となった、スタローンの代表シリーズ。
パンチが当たると爆発したような音と衝撃で殴られた方が吹き飛ぶリアクション、といった派手な演出が頭に浮かぶ方も多いと思います。
6作まで制作された中でも、実はこの作品が最もパンチの表現がヤバい。
身長差が20センチ近くあるクール系イケメンのドルフ・ラングレン、大げさな演出表現を信じさせてしまう説得力にあふれた、最高の肉体美。
本当にドラゴのパンチだけ、全シリーズでも破格の扱いですよ。
試合撮影中に本当に額にパンチが当たって
「衝撃が背筋をつたわって尻までズシンときた。倒れそうだったけど、頑張って演技続けた」
とスタローンが最近語ってました。
「え?マジ?(笑)ごめん知らなかった!」
映像見ながら対談してたドルフ・ラングレン、こんなリアクションでしたけど。
この頃のスタローンは、キャリアで最も色気のある顔と肉体をしていたと思います。
顔のシェイプと体のカットすごい。
アポロ役のカール・ウェザースも、元プロフットボール選手という優れた身体をものすごく作り込んでます。
『300』を超える、筋肉好き垂涎のマッチョ映画です。

おっと忘れてならないのが、アポロの入場シーンでショーマンシップを発揮したジェームス・ブラウン。
和名・西田敏行。
そうです、あの『ゲロッパ!(セックスマシン)』の人です。
あそこ最高だったなあ、あれだけ見返すときもあります。
その都度アメリカってエンタメの国だなあと感心。
そんな文化だからこそ、こんな迫力ある試合映像を作れたんだなと。
今のロシアと大きくイメージの異なる当時のソビエト連邦、その描かれ方も興味深いですよ。

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かせさん

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