パトリオット・ゲーム

劇場公開日:

解説

テロ事件に居合わせた元CIAアナリストがテロリストと激しい闘いを繰り広げるアクション。「レッド・オクトーバーを追え!」に続くジャック・ライアン・シリーズ第2弾。監督は「ブラインド・フューリー」のフィリップ・ノイス、製作はメイス・ニューフェルドとロバート・レーメ、エグゼクティヴ・プロデューサーはチャールズ・H・マグワイアー、トム・クランシーの同名小説を「ハートブルー」のW・ピーター・イリフと「ミッシング」のドナルド・スチュワートが脚色、撮影は「フィールド・オブ・ドリームス」のドナルド・M・マッカルパイン、音楽は「ロケッティア」のジェームズ・ホーナーが担当。

1992年製作/アメリカ
原題または英題:Patriot Games
配給:パラマウント=UIP
劇場公開日:1992年8月1日

ストーリー

CIAを辞め、海軍学校の教官となったジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は、妻で眼科医のキャシー(アン・アーチャー)、ひとり娘のサリー(ソーラ・バーチ)と仕事を兼ねた休暇旅行のためロンドンにいた。英国海軍大学でのスピーチを終えたジャックは、妻子が待つバッキンガム宮殿へ向かうが、その時テロリストが1台の車を襲撃するところに出くわす。本能的にテロリストに立ち向かい負傷しながらもひとりを射殺、駆けつけた警官によりテロリストのひとり、ショーン・ミラー(ショーン・ビーン)が逮捕された。殺されたのはショーンの弟だった。ジャックが救ったのは皇太后の従弟ホームズ卿(ジェームズ・フォックス)一家で、彼はサーの称号を送られることになった。1カ月あまりのイギリス滞在を終え、自宅に戻ったジャック一家。そんな彼らを追いかけるようにIRA幹部パディ・オニール(リチャード・ハリス)も資金集めのためアメリカへやってきた。一方その頃、テロリスト集団のリーダー、ケヴィン・オドンネル(パトリック・バーギン)と、赤毛の美人アネット(ポーリー・ウォーカー)らは別の警察署へ護送中のショーンを奪還。ショーン逃走のニュースはCIAのグーリア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズ)にも届いた。ある日授業を終えたジャックは不審な男に襲われ、危機一髪で海軍兵に助けられる。妻子の危険を察知したジャックは猛スピードで家路をたどるが、アメリカへ潜入していたケヴィンがキャシーとサリーをハイウェイ上で狙撃、車はコンクリート壁に激突してしまう。一命はとりとめたがサリーは重体のまま。怒りにうち震れるジャックはCIAへ赴き、テロリストの行方を追うことになった。CIAではテロリスト担当の専門家がショーンたちの行方を追い、衛星などの情報や「一味に女が絡んでいる」とのジャックの証言から北アフリカに訓練キャンプがあるのではないかとにらみ、ジャックの元にもパディから例の女が写っている写真が届けられた。CIAはキャンプ襲撃に乗り出すが、ケヴィンらは一足早く脱出、再びアメリカへと向かっていた。嵐の中、訪米中のホームズ卿はライアン家で叙勲式を行うが、ここにもケヴィンらの手が伸び、ジャックらは命からがら海へ逃げ出す。弟の復讐に怒り狂うショーンはケヴィンとアネットを射殺、ジャックに襲いかかるが、海上での死闘の末ジャックはケヴィンを倒すのだった。

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映画レビュー

3.0愛国心はゲームなのか?

2024年9月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 映画に罪はないのですが、やはり、9.11以前のアメリカにとって、テロとは、海の向こうの出来事だったと痛感させられます。放送後、この映画のレビューを拝見。なんともがっかり感漂う意見が占めているのは、私達が、それだけ進化したのか、あるいは、子どもではいられなくなった証なのか?。
 疑わしきは、罰せずどころか、疑わしきは、状況証拠だけで始末するアメリカイズム炸裂ムービーの行き着く先が、あの惨劇だとすれば、この映画は、はからずも、その過渡期を描いてしまった歴史の1ページやも知れません。
 個人的にはIRAを、正体不明の暴力装置のように描く展開に違和感を覚えますが、時代と共に映画もヒトも、学習していると解釈したいところです。

「扉をたたく人」
 たしか、全米で、10館くらいしか興行しなかったミニシアターのミニムービー。これが後に、海を越えてくるまでに、多くのヒトの共感を得ることに…。
 9.11が、あの大陸に何をもたらしたのか。是非、皆様もご確認下さい。

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機動戦士・チャングム

4.0TVドラマ級

2024年8月20日
PCから投稿

悪くはないです。
ですが、国際諜報戦の話と思いきや兄弟を殺されたテロリストが諜報部員の家族を狙う、という実にスケールの小さなお話になってしまいました。
演出も平凡だし、サスペンスも通常取扱程度なのでフォード先輩が出ていなければ完全に木曜夜のテレビドラマです。
ただ、繰り返しますが悪くはないです。

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越後屋

3.5ジャックはパトリオットなの?

2024年6月10日
スマートフォンから投稿

興奮

まぁ、いつものハリソンだね。若い分最近の映画には無い動きをするが、素人殴りや得意の揉め揉めして結局犯人惨殺で終了。もうお決まりの内容過ぎて先が見えるのが難点かな。愛する家族が危険にさらされた時、本物の男(男親)は逃げずにどうやって敵から守るのかを問われる映画だが、まず肩書きが元CIAって時点で普通のファミリーとは違いすぎるし、実際に襲われそうになったら犯人を静止するのではなく、家族と逃げるよね普通。

でもこの当時のUSA映画はヒーロー像を求めた作品が多く、お得意の自画自賛アメリカ映画を乱発し過ぎて衰退の一途を辿る事になりましたね。嫌いではないし俳優陣も素晴らしい演技で見応えはありました。内容がワンパターンで飽きてきますがね

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DJ XYZ

2.0ごく普通

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

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