ルパン三世 DEAD OR ALIVE
劇場公開日:1996年4月20日
解説
息もつかせぬスリルとアクションで人気の大ヒットシリーズ・アニメーション「ルパン三世」の最新劇場版第6作。謎の秘宝が眠る絶海の巨大要塞に挑むルパンとその仲間の活躍が描かれる。今回は原作者でもあるモンキー・パンチがシリーズ史上初めて監督にも挑戦し、原作の持っているハードボイルドなエッセンスを全面に押し出した、クールなルパン像を造形している。脚本は前作「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」に続いて柏原寛司がつとめた。前作から故・山田康雄に代わってルパンの声をつとめている栗田貫一のほか、小林清志、納谷悟朗らレギュラー声優陣が勢揃いしている。
1996年製作/97分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1996年4月20日
ストーリー
ズフ共和国の沖合に浮かぶ巨大な漂流島に財宝が眠っていることをつかんだルパンは、次元と五ェ門とともにズフに潜入し、独裁者・首狩り将軍の娘で漂流島の事情を知るエメラを奪うと予告する。ズフを訪れていた銭形は、エメラの身代わりをたててルパンの居所をつきとめたが、ルパンのアジトを急襲した軍隊は、銭形を無視してルパンに総攻撃をかけた。エメラの身代わりとなっていた国家警察の秘密工作員・オーリは、死んだ前の国王の息子・パニシュのかつての恋人だった。パニシュの写真を見たルパンは、町で彼を見かけたとオーリに告げる。しかし、パニシュは国王に背いた罪で2年前に殺されており、オーリは全く信じなかった。攻撃をかわしたルパンたちは、オーリを置いて逃げていく。ルパンの言葉が気になったオーリは、パニシュの情報を求めて町をさまよい歩き、死んだはずの彼の姿を見つけた。パニシュは首狩り将軍を倒すためのレジスタンスを組織していた。パニシュが国王に背いたというのは国を乗っ取るための口実で、実際は将軍が国王とパニシュを殺したのだ。パニシュが生きのびていたことを知った将軍は、財宝の秘密を握るただひとりの人間であるパニシュを、生きて捕らえるよう側近・クライシスに命じる。一方ルパンは、将軍に取り入って情報を盗み出してきた不二子と合流し、漂流島の防御システムの秘密を解析していた。オーリを人質にパニシュをおびき寄せた将軍は防御システムの内側に入り込むが、パニシュは実は変装したルパンだった。将軍を倒して漂流島の財宝を手に入れたルパンたちは、銭形の追跡を振り切ってズフを後にした。