網走番外地 大雪原の対決
劇場公開日:1966年12月31日
解説
伊藤一の原作を、神波史男と松田寛夫が共同で脚色し、「神火101・殺しの用心棒」の石井輝男が監督した“番外地シリーズ”の第七弾。撮影は同シリーズ「網走番外地 南国の対決」の稲田喜一。
1966年製作/89分/日本
配給:東映
劇場公開日:1966年12月31日
ストーリー
ある日橘真一が収容されている網走刑務所から白熊と呼ばれる男が脱走した。看守の木暮が橘の弟分お秀がその手引きをしたと拷問にかけ、殺してしまった。間もなく出所した橘はお秀の遺骨を持ってお秀の父竜作を訪れた。そこノサップでは、油田が発見され大騒ぎになっていた。竜作の家がそのド真中にあるため、暴力団権田一家に狙われている竜作を見た橘は、早速、権田と対決するが、権田が白熊の父であることを知った。ある日、竜作が土地利権書を奪われたうえ、白熊に殺された。橘は残された娘の千恵を、鬼寅に預け、白熊と権田の乗る列車を馬で追った。その橘を助けたのが、旅の途中で知り合った吉岡であった。二人は列車にとび乗ると、権田一家と格闘を展開、権田は吉岡と格闘するうちに、驀進する列車から転落してしまった。吉岡の父は権田に殺されていたのだった。一方、橘は白熊とすさまじい殴りあいを続けていた。やがて、さすがの白熊も橘の敵ではなく、橘は、無事に利権書を取り戻した。こうして、竜作の土地は千恵が引き継ぐことになり、鬼寅は彼女の後見人になった。安心した橘は、鬼寅、千恵、吉岡の見送りをうけながら、再び網走に旅だっていった。