死霊のえじき

劇場公開日:

解説・あらすじ

ゾンビは増殖を続け、地球を埋め尽くそうとしていた。軍の地下基地ではサラを始めとする科学者たちがゾンビに関する研究を行なっていた。ローガン博士はバブと名づけたゾンビを飼いならしていたが、肝心の研究は遅々として進まず、人間同士の対立も絶えない。そんな争いの果てに、基地内にゾンビたちが侵入。サラたちの運命は? ジョージ・A・ロメロ監督による「ゾンビ」シリーズの第3弾。

1985年製作/102分/アメリカ
原題または英題:Day of the Dead
劇場公開日:1986年4月12日

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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

4.5ゾンビという哲学

2025年1月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

ロメロのゾンビ3部作の3作目。本作において、ゾンビはもはや恐怖を煽る舞台装置を超えた哲学となった…。

ロメロのゾンビ映画特有の、人間同士の諍いが非常に荒々しく描かれています。あまりの胸糞悪さに少々嫌気がさすほど。暴君然とした大尉に、マッドサイエンティストといった濃いキャラクター達が内輪揉めを繰り広げます。ラスト、大量のゾンビの襲撃によりカタルシスは得られますが、それまでは結構しんどかったです。

ゴア描写の過激さは過去一と言える程。特殊メイクはトム・サヴィーニ。「ゾンビ」「クリープショー」等、他のロメロ作品でも素晴らしい仕事っぷりを発揮している彼ですが、本作における思い切ったゴア描写とアイデアの数々は、SFXの限界への挑戦状を叩きつけているかのようです。

本作におけるゾンビは、グロテスクな容姿や暴力、感染といった恐ろしさだけでなく、人間の醜さを暴き出す抽象的な存在として描かれております。「生ける屍」という一つの概念を投じることで物語が動き出す。これはロメロの発明に間違いないかと思いますが、本作においてはその点をとことん突き詰め、倫理を問い、議論を起こさせる哲学にまで昇華させています。

ゾンビは人類に対する罰なのだろうか?何をもって死と生を判断するのか?「人」たらしめているものとは一体何なのか?その多くに答えを見いだせずにいるからこそ、ゾンビ映画は面白いし、今後も作られ続けるのだろうと思います。

最後に、wikiに興味深い一文がありましたので転載します。

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7年前に制作された前作『ゾンビ』に引き続き、ダリオ・アルジェントと共同で制作する予定であったが、ヨーロッパの通貨に対して米ドルが高騰したため、アルジェント側からの協力が得られなくなった。単独で資金を調達することになったロメロは脚本を大幅に変更し、規模を縮小して本作を製作した。

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なるほど。多分本当にやりたかったのは後に製作された「ランド・オブ・ザ・デッド」のような作品だったのでしょう。しかし、規模を縮小したからこそ出来た演出、脚本は非常に優れたもので、私はこれで良かったんじゃないかなと思っとります。

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吹雪まんじゅう

3.5「そうだ、スプラッターを観よう」いの一番で思いついたのがコレ。

2024年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

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野球十兵衛、

1.5うーん・・・

2023年2月19日
iPhoneアプリから投稿

当時観ていたら面白く感じたかもしれないが今観てしまうと・・・

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aaaaaaaa

5.0劇場で鑑賞する奇跡

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

まさか、この作品が劇場で鑑賞する日が来るとは、夢にも思わなかった。今日は好日だ。評価をするなど、もはやおこがましいほどの三部作の完結編である。

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shanti