男たちの大和 YAMATO

劇場公開日:

解説

東映と角川春樹が、戦後60年記念作品として世界最強最大と謳われた「戦艦大和」に乗り込んだ乗組員たちの悲劇を壮大なスケールで描いた超大作。05年4月6日、鹿児島県枕崎の漁港を訪れた1人の女性が、老漁師に北緯30度43分、東経128度4分まで船を出してほしいと懇願する。しかし、そこはかつて老漁師が新兵として乗り込んでいた戦艦大和が60年前の昭和20年4月7日に沈んだ場所だった。監督・脚本は「新幹線大爆破」の佐藤純彌。反町隆史、中村獅童、渡哲也、鈴木京香、仲代達矢ら豪華キャストが共演。

2005年製作/143分/日本
配給:東映
劇場公開日:2005年12月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第30回 日本アカデミー賞(2007年)

受賞

助演女優賞 蒼井優

ノミネート

作品賞  
監督賞 佐藤純彌
音楽賞 久石譲
新人俳優賞 松山ケンイチ
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映画評論

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(C)2005「男たちの大和 YAMATO」製作委員会

映画レビュー

4.0旧日本海軍の「象徴的な敗北」

2024年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

約20年ぶりに『男たちの大和 YAMATO』を視聴しました。
この年齢になって改めて感じたのは、「合理性のない精神論に固執すると人は破滅する」ということです。この映画を今の若い世代に見せて、「昔の秀才たちもこんなにも愚かな選択をしていた」と教訓として伝えるのも意義があるかもしれません。

沖縄特攻作戦を立案した人々は、当時の日本全国から選ばれた秀才中の秀才でした。それにもかかわらず、現実的な戦局分析よりも、メンツや理念を優先する傾向がありました。その結果として、7000人の命と国家予算を費やして建造された戦艦を沈めることになった理由が、何度この作品を観ても理解できません。

映画自体については、2005年の作品であるためCGの粗さが目立つ部分もありますが、当時の街並みや戦艦大和の再現度は見事だと思います。ただし、対空射撃シーンで同じ映像が何度も使われている点や、敵機が常に近くにいる描写が続き、射撃の演出が単調に見える部分が少し気になりました。

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SgtJohn

2.0大和ミュージアム行く前の鑑賞がおすすめ

2024年10月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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ぽん

4.5男たちの勇ましい姿!背負うものとは何か

2024年10月23日
PCから投稿

泣ける

悲しい

勇ましい姿に勇気を与えられました。
どんな困難が立ちはだかったとしても最後まで諦めず守りたいものを守る。
人は背負うものがあると強いなと感じました。

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海野甲太郎

3.0なんというか… 大和の出航は必要なかったのでは?ととても疑問に思う...

2024年10月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

なんというか…
大和の出航は必要なかったのでは?ととても疑問に思う作品でした。
特攻隊もそう感じますが、大和の何を過信していたのか、当時の命令をくだした人達の思考はわかりませんけど…
無駄死に以外のなにものでもないです。
そりゃそうなるよね…って誰でも気付きますよ。
犠牲になった海兵さんたちがあまりにも可哀想だと感じました。
まぁそもそも戦争なんてものはそんなものなのかもしれませんが。
今の時代の感覚だからこそこのような感想になるのだとは思います。
映画自体はいろいろな人間ドラマが散りばめられている内容となっていて、実際は一人ひとりにそれぞれの物語があるであろうたくさんの海兵さんたちが無念の死を遂げていきます。
俳優さんにいたっては、難しい役どころではあると思うんですが、主演の松山ケンイチが何とも微妙な演技でした。
反町隆史はGTOですか…って感じの演技で、戦争映画は向いてない気がしました。
でもまぁフィクションなので、こういう設定や展開があってもいいし、それが普通なんだろうなと思います。
戦闘シーンは迫力があり、恐怖も感じました。
戦争映画を続けて見ているのですが、やっぱり戦争は愚かなことだと思います。
誰1人幸せにはならない。

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ペコペコ