角川春樹

角川春樹
ふりがな
かどかわはるき
誕生日
1942年1月8日

富山市生まれ、東京都杉並区育ち。映画プロデューサー、映画監督、実業家、俳人。國學院大学卒業後、1965年角川書店に入社。「ある愛の詩」(70)など、ヒットした洋画のノベライズ出版や、映画「本陣殺人事件」への出資とタイアップなど、映画関連の企画を次々に成功させる。

75年、父・源義の死を受け角川書店の社長に就任し、翌76年「犬神家の一族」で映画製作に参入。文庫フェアによる書店展開やTVCMの大量投下でブームを巻き起こす斬新な宣伝手法を確立、低迷していた邦画界に旋風を巻き起こす。続く「人間の証明」(77)、「野性の証明」(78)もメディアミックスによる角川商法によって大ヒットを記録。82年の「汚れた英雄」で監督業にも進出した。

横溝正史、森村誠一、片岡義男、大藪春彦らによる豊富な原作アーカイブ。市川崑、佐藤純彌、深作欣二らのベテランから、大林宣彦、相米慎二、根岸吉太郎、崔洋一、森田芳光らの若手まで多彩な監督陣の起用。松田優作、草刈正雄、そして薬師丸ひろ子、渡辺典子、原田知世の「三人娘」といった俳優の発掘。これらに支えられた「角川映画」は、83年に年間総配給収入61.8億円を売上げピークを迎える。

90年には自身の監督作「天と地と」が邦画興行成績の年間首位となり、93年の監督作「REX 恐竜物語」も年間第2位を記録するが、同作公開後の8月に麻薬取締法違反、業務上横領などの容疑で逮捕され、角川書店社長の座から退いた。保釈中に角川春樹事務所を設立し書籍や雑誌の出版など旺盛に活動。服役後の05年「男たちの大和 YAMATO」で映画プロデュースを再始動した。20年には「最後の作品」と宣言し「みをつくし料理帖」を監督。石坂浩二、薬師丸ひろ子、渡辺典子ら角川映画の常連スターが再結集し有終の美を飾った。

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