犬神家の一族(1976)

劇場公開日

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解説

名探偵金田一耕肋を主人公にした横溝正史の同名小説の映画化で、湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む金田一耕肋の活躍を描く。脚本は「反逆の旅」の長田紀生と日高真也、市川崑の共同、監督は「妻と女の間」の市川崑、撮影は同じ「妻と女の間」の長谷川清がそれぞれ担当。

1976年製作/146分/日本
原題:The Inugamis
配給:東宝

ストーリー

日本の製薬王といわれた信州・犬神財閥の創始者、犬神佐兵衛は、自分の死後の血で血を洗う葛藤を予期したかのような不可解な遺言状を残して他界した。犬神家の顧問弁護士、古館恭三の助手、若林は、莫大な遺産相続にまつわる一族の不吉な争いを予期して、金田一耕肋に助力を得るための手紙を送ったが、那須に着いた金田一と顔を合わさぬまま、何者かに毒入り煙草で殺害された。奇怪な連続殺人事件は、若林の死からその第一幕が切って落された。佐兵衛は生涯妻子を持たず、松子、竹子、梅子という腹違いの三人の娘があり、松子には佐清、竹子には佐武と小夜子、梅子には佐智という子供がいる。そして、犬神家には佐兵衛が今日の地盤を築いた大恩人である野々宮大式の孫娘、珠世も住んでいた。問題の遺言状は佐清の復員を待って公開されることになっていたが、戦争で顔を負傷した佐清は、仮面をかぶって一族の前に現われた。ところで遺言状の内容は、犬神家の全財産と全事業の相続権を意味する三種の家宝、斧(よき)、琴、菊を佐清、佐武、佐智のいずれかと結婚することを条件に、珠世に譲渡する、というものだった。だが、佐武は花鋏で殺され、生首だけ菊人形の首とすげかえられ、佐智は琴糸を首に巻きつけられて、そして、佐清も斧で殺された。犬神家の家宝「斧(よき)、琴、菊」(よきこと聞く)は、いまや祝い言葉ではなく、呪いの連続殺人の呼称となった。犯行現場付近には、いつも珠世と猿蔵の姿があった。私立探偵金田一耕助によって血で血を洗った犬神家の系譜が次々と過去にさかのぼって解明されていく。

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映画レビュー

5.0市川監督のセンスは今観ても斬新

2017年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

市川崑監督の実験精神に溢れた傑作。回想シーンはモノクロで輪郭が潰れるほどに露出を上げてみたり、カラフルな花で歌舞伎像を彩ってみたり、有名な湖に浮かぶ逆さ足など、シュールな様式美は今観ても斬新。
謎解きの面白さ以上に、人間関係の陰湿さの印象が勝り、トリックの裏にはドロドロの家族関係があり、謎解きパートにはスッキリとしたカタルシスよりも人間の業の深さへの戦慄が勝る。

有名なスケキヨの白いマスクは映画が作ったイメージで、原作ではより人間の顔に近いマスクをかぶっている。この白マスクの不気味さも市川崑監督の独特のセンスによるもの。

ルパン三世で有名な大野雄二氏の劇伴も素晴らしい。昭和初期の街なみにフリー・ジャズをつけ、そのミスマッチもまた不穏な空気を与えるのに抜群の効果を発揮している。テーマ曲の「愛のバラード」の痛切なメロディーが胸を締め付ける。

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杉本穂高

4.5何度も見たのにまた発見が…。

talismanさん
2021年8月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

高峰三枝子の美しさと演技が結末に向かって凄惨さを増し息子への愛と優しさが満ちていく。ご無事で生きて帰ってきてくれて…。同じ立場だったら自分もそうするかも知れないと思った。

因果応報の根っこは犬神佐兵衛、それが三國連太郎とはーーーーー!知らなかった!「悪魔の手毬唄」も素晴らしかったがやはり犬神家。市川崑の映画のかっこよさが詰まっている。ザ・日本の自然と家屋の美しさを引き立てる映像(瓦のなんて美しいこと)、照明(だんだんと暗さに向かう部屋の陰り)、オープニング・クレジットのあの文字の大きさとフォント、途中で挟み込まれるセピアやモノクロの映像や静止画と古びた写真(三國連太郎、確認!)、金田一を中心とした切り替わりの早い会話場面、女優陣の役に合った着物と着付けと指輪(草笛光子の開け気味の衿と大きく赤い指輪がとりわけよかった)、メイン音楽のメロディーライン(大野雄二)の美しさと湿気に胸が締めつけられ、映画の中では乾いたジャズ。かっこいいー!

今の邦画では残念ながら全く不可能な、豪華で素晴らしいキャスティングでした。これが当時の金田一シリーズの醍醐味でもありました。宿屋の主人で原作者横溝さん、警察官で角川春樹さんも出演してましたね。佐清は目が重要なのであおい輝彦、適役でした。

そうだったのかー!ショック!だったのが佐兵衛(三國連太郎)と彼のいわゆるパトロンとの関係でした。公開当時もその後もわかってなかった。自分が愛した最初で最後の女性がパトロンの妻でありそのパトロンとも恩義がある故持たざるを得なかった関係は生き地獄だったに違いない。

しっかりと覚えていたのはお琴のお師匠さん(岸田今日子、適役!)の言葉でした。弟子がどの指を怪我したか、それを庇ってお琴を弾いてることもお見通し。何度聞いても痺れる岸田今日子の声と台詞💕

島田陽子さんも適役でした。最初に一人でボートに乗って水没しかかったのに、また一人でボートに乗って昼寝してるのは剛胆なのか鈍感なのか計算づくなのかよくわからなかった。

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共感した! (共感した人 9 件)
talisman

4.5【石坂金田一シリーズ、第一作。”湖から突き出た2本足のシーン”が強烈な印象を残す。今作の大ヒットにより、シリーズ化が決定した記念碑的作品。】

NOBUさん
2021年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

悲しい

知的

幸せ

◆今作が、その後の”石坂金田一シリーズ”の礎を築いた。その功績は大きい。
 一方、角川映画を毛嫌いした人がいた事も事実であるが、私は映画界に残した、功績を買いたい。

■感想
 ・キャスティングで、誰が犯人かが分かってしまう、”安心感”。
 ー 金田一映画シリーズの特長である。出演俳優の中で、一番の実力女優・・。ー

 ・土俗性、もしくは一族に伝わる伝承、もしくは家訓の巧みな使い方。
 ー 今作では、犬神家に伝わる三種の神器、斧(ヨキ)、琴、菊である。ー

 ・キャラクターの多さ及び、複雑に入り組んだ家系。隠された血縁関係。

 ・石坂”金田一”の頭を掻きむしったあとのフケを含めたお決まりの仕草。

 ・大仰な音楽。
 ー 今作の哀愁を帯びたテーマソングは、昭和後期生まれであれば、一度は耳にしたのでは?ー

 ・”そうか、分かった!”が口癖の、全然分かっていない橘警部(加藤武)

 ・最後は、”何だかんだあったけれど、良かった、良かった”で終わる、今作がヒットした事が良く分かる幸せな結末。

<年齢的に、リアルタイムで映画館で観た事はないが、”お決まり感”と、残虐描写。
 そして、後手後手の、金田一耕助名監督の推理。
 貶しているようであるが、これらを丁寧に描く市川崑監督の映画作りが良いのである。
 そして、物故者が多くなってしまったが、”昭和”の名役者さんたちの姿。
 事件のあらましを、皆を集めて説明する金田一の前で、真犯人が自害する・・。
 何度観ても、オモシロイのである。>

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共感した! (共感した人 8 件)
NOBU

4.5今見ても色あせない不朽の名作

2021年6月20日
PCから投稿

こういうと月並みだがまるで古さを感じない。

演出の妙であると思うが誰が死ぬかが予期できなかった。いや、なんとなくはわかるのだが誰から死ぬのかがわからないし、唐突に死体が出るさまはこちらの意表を突かれたような驚きを感じられる。
死体の描写も鮮やかでまるで飾られる芸術品に見えるがおどろおどろしいし、いちいち奇抜でこちらの目を引くような作りだ。

この作中の時代設定が戦後だとは思うけどぱっと見それとは関係なく見れるし、とてもきれいだから果たして何年ごろかわからないような、不思議と昔と現代が重なって時間が止まっているかのような街並みで見ていて飽きない。

それにしても石坂浩二が思いのほか童顔で驚いた。

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マルホランド
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