アミューズメント・パーク

劇場公開日:

アミューズメント・パーク

解説

「ゾンビ」のジョージ・A・ロメロ監督が1973年に手がけたものの、半世紀近くも幻の未発表作品となっていた長編映画。ある老人が遊園地で一日を過ごそうとするが、いつしか悪夢のような状況に追い込まれていく様が描かれる。年齢差別や高齢者虐待についての世間の認識を高めるためにルーテル教会がロメロに依頼して製作された作品だったが、老人の悲惨な状況が容赦なく描かれており、当時のアメリカ社会をストレートに描いた内容から依頼主がおののき、そのまま封印されて長らく未発表となっていた幻の一作。老人役をロメロ監督の「マーティン 呪われた吸血少年」にも出演したリンカーン・マーゼルが演じた。2018年に発見されて4Kレストアが施され、2021年10月に日本でも劇場公開。

1973年製作/53分/G/アメリカ
原題または英題:The Amusement Park
配給:ビーズインターナショナル
劇場公開日:2021年10月15日

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(C)2020 George A. Romero Foundation, All Rights Reserved.

映画レビュー

3.0老人もゾンビのメタファーだったんじゃないかと思えてくる・・・逆?

2024年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

 教育映画として作られたはずなのに作家性がついつい出てしまった感のある埋もれた作品だった。若者たちから無視されたりするのはしょうがないところだろうけど、お化け屋敷に入ってみると老人用リハビリ施設だったというくだりや、フリークショーに登場するのが普通の老人だったりするシーンが強烈。

 映画の内容としてはストーリーはほぼ感じられず出来映えもよくないが、ジョージ・A・ロメロを敬愛するファンにとってはたまらない作品なのだろう。本来も社会派ホラー監督として名を成しているのだし、ロメロらしさが滲み出ているシーンが多い。さすがに商業用映画として見れば、観客も怒り出すかもしれないが・・・

 プロローグとエピローグで主人公リンカーン・マーゼルの公園入場前と入場後のシーンが描かれ、老人虐待がループして延々と繰り広げられることをほのめかしているギミック以外は単純そのもの。どことなく幽霊のような存在感の無さをも訴えてくるが、虐待というほど強烈なシーンもない。ロメロ監督を知る上での価値しかないとも思えてくる・・・まぁ、ロメロ好きの俺にとっては満足だったが・・・

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共感した! 8件)
kossy

1.5ロメロに頼まんでも笑

2024年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

老人が酷い目に合う話です
当時の映像の荒さがいい味出してます
遊園地が逆に新鮮ですね
とにかく話はあってないようなもので、じいさんが散々遊園地で嫌な思いします。
とはいえ、みんな唐突な感じで話に脈絡がありませんので面白くないです
1時間程度で終わるのでそこはよかったです
ロメロ好きですがこれは厳しー
映画館で見なくてよかった笑

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まあ映画好

3.5十分おもしろい

2024年2月16日
Androidアプリから投稿

他の人も言ってるけど、教育映画なのになぜロメロに頼むんだよってところに尽きるよね。でも普通の映画としても好きですよ私は。

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三毛猫泣太郎

3.0皮肉たっぷり、というか供給過多で窒息死する

2024年2月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

言わずと知れたゾンビ映画界の巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督が撮る。
60分足らずなのは当時映画の前に差し込まれる教育映画として教会からの依頼で製作されたことによると言われている。長年封印されていたという経緯があることからも本作の皮肉があまりにも直接的で悲惨な現実を突きつけるものだったからだろう。
ゲラゲラ笑いながらも誰しもが辿り着く「老化」そして「死」に恐怖を覚える内容は非常に面白いのだが、やはりエンターテイメントとしてはノリきれないほどに無慈悲だ。

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ezio

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