ロバート・デュバル
米サンディエゴ出身。海軍将官の父とアマチュアの女優の母を持つ。イリノイ州のプリンキピア・カレッジで演劇を専攻し、2年間の兵役後、ニューヨークのネイバーフッド・プレイハウス演劇学校でダスティン・ホフマンやジーン・ハックマンとともにサンフォード・マイズナーに学ぶ。ブロードウェイの舞台からキャリアをスタートさせ、TV出演を経て、1962年に「アラバマ物語」で映画デビュー。フランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」(72)でアカデミー助演男優賞に初ノミネートされ、その後も「M★A★S★H」(73)、「ゴッドファーザー PARTII」(74)といった名作に出演。「地獄の黙示録」(79)で再びアカデミー助演男優賞にノミネートされ、「パパ」(79)では翌80年度のアカデミー主演男優賞の候補に挙がり、主演作「テンダー・マーシー」(83)でついにオスカーを獲得した。俳優として活躍する一方で、「アンジェロ・マイ・ラヴ」(83・日本劇場未公開)や「愛と暗殺のタンゴ」(02・日本劇場未公開)を監督。90年代になってからも「The Apostle(原題)」(97)と「シビル・アクション」(98)でもオスカー候補になり、14年の「ジャッジ 裁かれる判事」(14)では、史上最高齢の84歳でアカデミー助演男優賞ノミニーとなった。