カンバセーション 盗聴

劇場公開日

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解説

プロの盗聴屋が若い男女を尾行し、会話を盗聴したことから捲き込まれる恐怖劇。ピーター・ボグダノビッチ、ウィリアム・フリードキン、フランシス・フォード・コッポラの3人が設立したプロダクション、ディレクターズ・カンパニー作品として、コッポラが寄与する第1作。製作はフレッド・ルース、共同製作はモナ・スカジャー、監督・脚本はフランシス・フォード・コッポラ、撮影はビル・バトラー、音楽はデイヴィッド・シャイア、編集はリチャード・チュウが各々担当。出演はジーン・ハックマン、ジョン・カザール、アレン・ガーフィールド、フレデリック・フォレスト、シンディ・ウィリアムズ、マイケル・ヒギンズ、エリザベス・マックレー、テリー・ガー、ハリソン・フォード、ロバート・デュヴァルなど。

1973年製作/アメリカ
原題:The Conversation
配給:パラマウント映画=CIC

ストーリー

サンフランシスコのユニオン広場、ビルの谷間にあるこの市民の憩の場所には、いつもギターを手にした若者や暇をもてあました老人がたむろしていた。よれよれのレインコートを羽織った、どこといって特徴のない中年の男の眼が、広場を散歩している1組の若い男女に注がれている。だが、仲むつまじいカップルを監視しているのはこの中年男だけでなく、近くのビルの窓と広告塔の上から望遠レンズを持った男たちが2人の姿を追い、大きな紙袋を下げた別の男も、2人のすぐ近くをウロウロしている。男は、アメリカ西海岸ではその道一番の腕ききといわれるプロの盗聴屋ハリイ・コール(ジーン・ハックマン)だった。彼は依頼主の注文を受け、例の若い男女の会話をテープに収めているのだ。平凡な恋人同志の語らいに、助手のスタン(ジョン・カザール)は立腹したが、ハリイは黙々と仕事を続ける。長年この商売一筋に打ち込んできた彼は“好奇心を捨てること”を鉄則としてきた。その日の仕事が済むと、ハリイは久しぶりで恋人アミー(テリー・ガー)を訪ねた。アミーはハリイから毎月の生活費を貰うほどの間柄でありながら、彼が何者か、どんな仕事をしてどこに住んでいるのかさえ知らなかった。他人のプライバシーに入り込むことを商売としている彼は異常なまでに自分のプライバシーを明かさなかった。この夜、彼女がいろいろな質問をするためにハリイは怒ってアパートを飛びだした。翌日、男女の会話を収めたテープを依頼主に渡すために豪華なオフィスを訪ねたが、当の依頼主である専務は不在だったため、秘書のマーティン(ハリソン・フォード)が引きとめるのをふりきって、そのオフィスをでた。そのときの秘書の脅しのセリフが、好奇心を捨てたはずのハリイに疑惑を抱かせた。古い工場を改造した仕事場に戻ったハリイはそのテープに耳を傾けた。そして以前は雑音しか聞こえなかった部分から“彼に殺されるかも知れない”といっている男の声をキャッチした。若い恋人たちは殺人事件に捲き込まれようとしているのだろうか?数日後、サンフンシスコでは監視保安技術業者、即ち盗聴屋の大会が開催され、それに出席したハリイは同業者のバーニー・モラン(アレン・ガーフィールド)とその友人たちの一行を仕事場に招いた。だが、モランがいたずらのつもりでハリイに隠しマイクを仕掛けたためすっかり気を悪くした彼は、皆を仕事場から追い払った。あとにはハリイと、モランが連れてきた女メレディス(エリザベス・マックレー)だけが残った。メレディスは、ハリイを隅のベッドに誘った。数時間後、ハリイが眼を覚ましたとき、女は問題のテープと共に消えていた。そして依頼主から、テープを入手したので約束の金を払うからオフィスまでくるようにとの電話が入った。今度は専務(ロバート・デュヴァル)がいて、部屋に飾ってあった写真から、ユニオン広場の2人連れの女が専務の妻(シンディ・ウィリアムズ)であることを知った。妻の不貞を調査させた専務が、自分を裏切った妻と相手の男(フレデリック・フォレスト)を始末しようというのだろうか?ハリイは、テープに収められた会話の中で、男と女が次の逢いびきの場所らしい“ジャック・ター・ホテル、773号室、日曜の3時”といっていたことを思い出す。自分が盗聴したテープのために殺人事件が起こるのではないかと不吉な思いに駆られたハリイは、日曜日、同じホテルの隣りの部屋を借り隣室を盗聴したがテレビの声しか聞こえなかった。突然、ベッドで眠っていたハリイは鋭い悲鳴で眼を覚ました。恐る恐る隣室に忍び込んだハリイは、隅々まで調べたが殺人が行われたような痕跡は発見されなかった。だが、トイレのノブを回すと、おびただしい血が逆流してきた。翌日の新聞は、例の専務が交通事故で死亡したことを報じていた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第32回 ゴールデングローブ賞(1975年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ジーン・ハックマン
最優秀監督賞 フランシス・フォード・コッポラ
最優秀脚本賞 フランシス・フォード・コッポラ
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映画レビュー

4.0ハリソン・フォード

kossyさん
2019年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 冒頭からカップルの会話が盗聴されるが、女性のほうが盗聴に気づいてしまうという失敗談。1973年頃というとカセットテープレコーダーが普及し始めた頃だし、当時としても興味深い映画だったに違いない。

 依頼された盗聴の中味についてはノータッチであるのが信条だったが、つい聞いてしまって「彼に殺されるかも」という会話に引っかかってしまった。ジャクター・ホテル773号室というキーワードが耳から離れなくて、夢にまで見た恐怖の瞬間。依頼主に聞いても「金は外で勘定しろ」と言われしぶしぶ引き下がり、問題のホテルに直行する。

 結局殺されたのは彼らカップルではなかった。誰が誰を殺したんだ?と不安になり極度の精神錯乱状態になるハリー。しかし、「これ以上深入りするな!お前のところを盗聴してるからな」と脅迫電話が入り・・・

 ブレイク前の若き社長ハリソン・フォードがまぶしい。ジーン・ハックマンも精神的にまいってゆく姿が見事。盗聴の恐怖をいう現代にも通用するテーマを描いた佳作だ。ただし、ストーリーは単純。

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kossy

3.0タイトル通り

Ryutaさん
2018年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知らないほうがいいこともある。テンポ遅め。

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Ryuta

3.0盗聴する男。

2017年6月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

ひりつくような緊張感に、手に汗握る。
この時代からコッポラ監督は個人でも簡単に盗聴や盗撮が出来る現代社会に向けて警鐘を鳴らしていたのかもしれない。
なにぶん派手さのない地味な作品だけに2回目は辛かった。

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みつまる。

3.0盗聴の恐怖。今は映画の時代よりもっとすごいことになってるんでしょう...

2017年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

盗聴の恐怖。今は映画の時代よりもっとすごいことになってるんでしょうね、国家間からプライベートまで。当然、盗聴を生業としてる人間は今もいるはず、いやな商売ですね。

映画は盗聴を生業としているジーン・ハックマンが壊れていくというもの。そら、そうなりますよね、普通の人なら。ラストシーンが超渋い!
結論は難解。どこからどこまでが真実なのか、妄想なのか、さっぱりわかりませんでした。ネットで見てもよくわかりません。ハリソン・フォードは悪い奴なの?
それだからこそいいんだ!ってやつね。批評家からは高評価のようです。
私はやっぱりいやだ。スッキリせん。

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はむひろみ
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