マックス・フォン・シドー
スウェーデン・ルンド出身で、同国を代表する俳優。高校時代に演劇を始め、ストックホルムの演劇学校に通う。「Bara en mor(原題)」(49/英題「Only a Mother」)でプロの役者としてデビュー。スウェーデンを代表する映画監督イングマール・ベルイマンと出会い、「第七の封印」(57)を皮切りにベルイマン作品に10本以上出演して国際的に知られるようになる。「偉大な生涯の物語」(65)でアメリカに進出し、オカルトホラーの代表作「エクソシスト」(73)で悪魔払いに挑むメリン神父を演じた。「ペレ」(87)でアカデミー主演男優賞、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(11)で同助演男優賞にノミネートされる。その他の作品に「ハワイ」(66)、「ハンナとその姉妹」(86)、「マイノリティ・リポート」(02)など。