成島出
山梨県出身。上京してから頻繁に映画を鑑賞するようになり、大学時代は映画研究会に所属。1986年、「みどり女」が第9回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)に入選。その後、森崎東や長谷川和彦に師事しシナリオ執筆を学び、相米慎二作品などで助監督を務める。初監督作品「油断大敵」(04)で藤本賞新人賞やヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞。以降、「フライ,ダディ,フライ」(05)、「ミッドナイトイーグル」(07)、「孤高のメス」(10)などの話題作を手がけ、「八日目の蝉」(11)が第35回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞など10部門を受賞する。そのほか脚本作品に「T.R.Y. トライ」(02)、「クライマーズ・ハイ」(08)、監督作品に「ソロモンの偽証」2部作(15)、「ちょっと今から仕事やめてくる」(17)、「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」(19)、「いのちの停車場」(21)などがある。