ちょっと今から仕事やめてくる

劇場公開日:

解説

第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の同名ベストセラーを、福士蒼汰主演で映画化。仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた隆は、疲労のあまり駅のホームで意識を失い電車に跳ねられそうになったところを、ある青年に助けられる。幼なじみのヤマモトと名乗るその青年に全く見覚えのない隆だったが、ヤマモトとの交流を通して徐々に明るさを取り戻し、仕事も順調に進むようになっていく。ところがある日、ふとしたことからヤマモトについて調べた隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたという信じがたい事実を知る。福士扮する謎の青年ヤマモトに救われる隆役に工藤阿須加。「八日目の蝉」「ソロモンの偽証」の成島出監督がメガホンをとる。

2017年製作/114分/日本
配給:東宝

スタッフ・キャスト

監督
原作
北川恵海
脚本
多和田久美
成島出
企画プロデューサー
池田宏之
プロデューサー
甘木モリオ
撮影
藤澤順一
照明
上田なりゆき
録音
加藤大和
美術
西村貴志
衣装
宮本茉莉
装飾
高木理己
ヘアメイク
田中マリ子
編集
三條知生
音響効果
岡瀬晶彦
音楽プロデューサー
津島玄一
音楽
安川午朗
主題歌
コブクロ
助監督
片島章三
プロダクションマネージャー
根津文紀
ラインプロデューサー
宿崎恵造
スクリプター
赤澤環
VFXスーパーバイザー
道木伸隆
DIプロデューサー
齋藤精二
カラーグレーダー
齋藤精二
キャスティング
杉野剛
アソシエイトプロデューサー
藤田孝弘
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(C)2017「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会

映画レビュー

3.0予告をYouTubeで観てからのHulu

2023年2月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

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JiroGracie

3.0仕事に悩んでいる人に

2023年1月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

幸せ

立ち止まって、晴れた日の空を見上げてみよう!!

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ケイト

3.5この国の将来についてとても考えさせられた

2022年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編の段階で、ほのめかしてあったことですが、福士蒼汰の正体が3年前に自殺した青年で、主人公青山のピンチに突然現れ、彼を救ってくれる理由と、その目的が映画最大の謎としてストーリーが進行していきます。

言ってみれば「おせっかい焼きの幽霊?」として登場し、不思議な力で青山青年の危機を救うというキャッチーな展開が、感動を予感させてくれたのです。

しかし、そこが非常に残念なポイントでもあるのです。
もっとはっきり言うと、ラストの種明かし。福士蒼汰の正体が明らかになる部分です。

映画の軸は大きく方向性を変え、現実の社会から、飛躍した第三世界へ転換してしまいます。ある意味で主人公が、ヤマモトのいる世界に取り込まれてしまったと解釈することもでき、本当のところ彼の救済、家族の救済には結びつくと思えないことです。

そこまで(主人公がちょっと会社を辞めてくるまで)は、非常に素晴らしい映画で、疲れて実家に戻った青山が、家族に癒されるシーンでは思わずもらい泣きしてしまうほどの感動でした。工藤阿須加のシンプルで芯のしっかりした演技には本当に感動しました。

ここから、私なりの妄想に入ります。

こうしてほしかったという映画の方向性の話です。
あ、ちなみに原作は全く見たこともありません。

「ちょっと、今から会社辞めてくる」というタイトルが示す通り、どこにでもあるブラック企業が舞台です。この組織は公共の福祉に明らかに反しています。辞めて当然でしょう。ですが個人的には、多少の理不尽や、ストレス、上司や人間関係の悩みはどこの職場にだって存在するものだし、うまく折り合うことが出来なければ、この主人公のような不幸な毎日を繰り返すことになって当然だと考えます。
ですが、この会社の非道ぶりは分かりやすく誇張してあり、主人公は策略によってハメられて、本来の能力を発揮することなく体調を崩し、自殺を考えるほど疲れています。
そこに、映画的「作劇」の手法がとられているのだから、観客が期待するのは「作劇」上のオチ。つまり、この会社が分かりやすく転落するさまを描き出すことです。

そこは、ダメ上司の吉田鋼太郎が腹いせに蹴飛ばしたデスクで脚をケガする程度の、、、主人公をハメた黒木華が自らの行為を悔いて心から謝罪する程度の落とし前では済まされるものではありません。
例えば、青年青山が一念発起して起業した事業で成功を収め、このブラック企業に手痛いしっぺ返しを喰らわすとか、直属の上司のさらに上の人事から、救済の手が差し伸べられ、このダメ上司が社会的に抹殺されるとか、いくらでも考えられるでしょうに、この作品では、「避難」という手段で事態が収まってしまいます。

そして、その「避難」という救済の描き方が、非常に問題をはらむ、ある意味では今後の日本という国を暗示するようなリスクを抱えているのです。

ブラック企業に命までからめ取られるなんて、もちろんあってはいけないことです。この青山青年の決断は誰にでも起こり得ることでしょう。よく考えられていると思います。でも、真の意味で、救いが必要なのは、青山青年と机を並べて仕事をしている同僚や、先輩たちです。彼らは日々、きついノルマに追い立てられ、それこそ自殺すら考えるほどにみな追い詰められています。

主人公の退職に絡めて、張り詰めた緊張状態の崩壊を描き出すことで、彼らも救済されるラストにつながったはずです。

残念ながら、この映画では、その結末はとても幻想的で美しい「逃避」で終わっています。共感できる人はそれほどいないのではないでしょうか。

もし、誰もがこの主人公に共感し、「自分探し」の旅に出かけてしまったら、この国は滅びてしまうでしょう。

そんなことまで考えさせられる、私にとって特別な一本になりました。

2017.6.18

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うそつきカモメ

4.0世にもブラックな物語

2022年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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光陽
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