トミー・リー・ジョーンズ
ハーバード大学ではフットボールのスター選手として活躍するも、高校時代から続けた演劇活動を優先し、卒業後はニューヨークへ出てブロードウェイの舞台に立つ。舞台で演技を磨き、70年「ある愛の詩」で映画デビュー。以後長い間、端役で数々の映画に出演する。80年代の後半から敵役などで注目され初め、「JFK」(91)、「沈黙の戦艦」(92)を経て「逃亡者」(93)のジェラード役でブレイク、アカデミー助演男優賞も受賞する。以後「メン・イン・ブラック」シリーズ(97~12)、「スペース・カウボーイ」(00)などでコミカルな面を見せるなど、第一線で活躍する。05年のカンヌ映画祭コンペ部門では、監督作「メルキダス・エスキラーダの3回の埋葬」が評判を呼んだ。日本では、「メン・イン・ブラック」でエイリアンを取り締まるエージェントを演じたジョーンズにちなんだ“宇宙人ジョーンズ”のCM(06~)も話題に。「告発のとき」(07)でアカデミー主演男優賞、「リンカーン」(12)で同助演男優賞にノミネートされた。