ジョン・ボイト
60年、オフブロードウェイで舞台俳優としてキャリアをスタートし、その後TVドラマに進出する。69年の映画「真夜中のカーボーイ」で注目を浴び、アカデミー主演男優賞にも初ノミネート。以降、映画を中心に活動し、「帰郷」(78)でカンヌ国際映画祭の男優賞とアカデミー主演男優賞を受賞する。「暴走機関車」(85)で3度目のオスカー候補に挙がった。その後も「ヒート」(95)、「ミッション:インポッシブル」(96)といった話題作に出演し、「ALI アリ」(01)ではアカデミー助演男優賞にノミネートされる。元妻マルシェリーヌ・ベルトランとの間に生まれた息子ジェームズ・ヘブンと娘アンジェリーナ・ジョリーはともに俳優。ボイトの浮気が原因でベルトランと離婚しており、子どもたちとは疎遠だったが、「トゥームレイダー」(01)ではジョリーと親子役で共演を果たす。しかし、マスコミにジョリーの過去の精神障害や私生活を暴露したことで、絶縁状態に。09年ごろには不仲が解消されたと報じられている。その他の出演作に人気TVドラマ「24」の2時間ドラマ「リデンプション」(08)とシーズン7(09)など。