サム・ライミ
10歳の頃から8ミリカメラで映画を作る。ミシガン大学時代にブルース・キャンベルやロバート・G・タパートと短編「Within the Woods(原題)」(78)を制作。同作を長編化した「死霊のはらわた」で81年に商業監督デビューを果たし、スプラッター・ホラーブームの火付け役となった。その後、続編「死霊のはらわたII」(87)と「キャプテン・スーパーマーケット」(92)を監督した。90年の脚本・監督作「ダークマン」がきっかけでユニバーサルの役員になり、「ハード・ターゲット」(93)などの製作総指揮を務める。90年代は、プロデューサーとしてTV界でも活躍。監督としては多彩なジャンルに挑戦し、マーベル・コミックの人気キャラクターを映画化した「スパイダーマン」3部作(02~07)が世界的に大成功を収める。その後、原点回帰ともいえるホラー「スペル」(09)に続いて、「オズの魔法使」の前日談にあたる「オズ はじまりの戦い」(13)のメガホンをとった。兄アイバンは脚本家で「スパイダーマン3」などに参加。弟のテッドは俳優。