劇場公開日 2022年4月1日 PROMOTION

モービウス : 特集

2022年3月22日更新

スパイダーマンで開いたマルチバースは本作に繋がる!
「スパイダーマンNWH」&「ヴェノム」を観た人は、
必ず観るべき! その4つの理由とは――?

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天才医師にして、怪物――。この男は世界を救うのか? それとも破滅に導くのか――? 4月1日から公開される「モービウス」(ジャレッド・レト主演)は、「ヴェノム2」「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」に続くマーベル最新作である。

“スパイダーマンの新たな宿敵”であり、マーベルの新ヴィラン、モービウスが登場。それは、謎と興奮に満ちた映画体験をあなたにもたらすだろう。

この特集では映画.com編集部が、映画公開直前の事前情報を徹底分析し、展開を予想してみた。本作がさらに観たくなる“4つの要素”――マルチバースによる各作品とのリンク、モービウスという魅力あふれるヴィランの誕生、ジャレッド・レトの怪演、今後の物語を急転させる重要な展開“シニスター・シックス”の結成――を、まとめてご紹介する。


まずは、こちらの映像を見ていただこう。

【特別映像: Marvel Universe】モービウスへと繋がるスパイダーマン・ユニバース

見ていただいた映像は、「Marvel Universe」。主演ジャレッド・レトが、「モービウス」の“最大の魅力”を、なんともミステリアスなトーンで熱弁する特別映像だ。


【最初に結論】「スパイダーマン」「ヴェノム」鑑賞者+マーベルファンは絶対に最速鑑賞すべき

主演ジャレッド・レトは、本作のインタビューで以下の内容を語っている。

①主人公モービウスはマーベル作品でも際立った存在であり、マーベル映画ではまだ描かれていない多くの謎を抱えている

②マルチバースが開き、あらゆるヴィランが集結するという

そして、予告映像では

③モービウスとバルチャーの出会い…シニスター・シックス誕生の予告?

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本作はスパイダーマンの新たな宿敵となるヴィラン、モービウスの誕生を描いている。そこへ他作品とリンクする“マルチバース”の概念や、ヴィラン版アベンジャーズともいえる“シニスター・シックス”が絡んでくる可能性も――。

となれば、今後のマーベル作品における最重要作となることは明白。「スパイダーマン」「ヴェノム」シリーズの鑑賞者、そしてマーベル・シネマティック・ユニバースのファンは、絶対に見逃しちゃあならない……!

以下からこの特集の本題だ。本作の4つの見どころポイントに言及していく。

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【観るべき理由①】「ヴェノム2」「NWH」との“三部作” マルチバースの扉が開かれた、その後を見届けねば!

「マルチバースが開き、あらゆるヴィランたちが集結する」――レトによると、本作「モービウス」は世界中を興奮の坩堝(るつぼ)にした「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」(以下「NWH」)と繋がることを示唆している。

マルチバースはまだ終わっていなかったのだ。そしてレトの証言からは、「NWH」の“その後”だけでなく「ヴェノム」シリーズやそのほかのマーベル作品との関連も予想できる。

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さらに言えば、すでに披露されている予告映像では、モービウスがゴロツキに向かって「私がヴェノムだ」とすごんだり、街の壁にスパイダーマン(しかもサム・ライミ版のデザイン)が描かれていたり、「スパイダーマン」シリーズのデイリー・ビューグル紙が登場したりと、随所に気になる要素が散りばめられていた。

これらの情報を統合して推理すると……本編は一体、どうなってしまうんだ……?


【予告編】 私は医師であり、怪物だ――

【観るべき理由②】スパイダーマンの新たな宿敵が出現――それが“影”モービウス

キャプテン・アメリカにアイアンマンにマイティ・ソーにサノスに……マーベル作品には個性的なキャラクターがそれこそ星の数ほどいるが、モービウスはそのなかでも「際立った人物」なのだという。

マーベル・コミックでは、スパイダーマンの宿敵として死闘を繰り広げたモービウス。映画には本作で初登場を果たし、ミステリアスな存在感、凶暴な能力とアクションで観客を魅了する。

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天才医師のマイケル・モービウス(ジャレッド・レト)は、幼いころから血液の難病を患っている。コウモリの血清を投与する危険な治療法を自らの肉体を実験台にして試し、病を克服することができた。超人的なスピードや飛行能力、周囲の状況を察知するレーダー能力なども身についた。しかし、代償として“血に対する渇望”と、“内なる怪物の存在”に苦しむようになる――。

そこへマイロ(マット・スミス)がやってくる。彼はモービウスと同じ病に苦しみ、兄弟同然で育った親友だ。「僕にも血清を打ってくれ」と懇願するマイロ。しかし、モービウスは彼にだけは、自分のようになってほしくないと願う。

これをきっかけに、モービウスとマイロ、このふたりの関係が大きく変わっていく。同じころ、ニューヨークの街では全身の血が抜かれる殺人事件が頻発していた……。

スパイダーマンが“光”だとすれば、モービウスは“影”。そう表現できるほど、性質や能力は奇妙な相似関係にある。

クモとコウモリ。糸を利用したスイングと、気流に乗る高速飛行。第六感で危機を察知する“スパイダーセンス”と、超音波の反響から周囲の情報を瞬時に感知する“バットレーダー”。

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そして、スパイダーマンが命がけで街を守る“親愛なる隣人”であるのに対し、モービウスは世界を破滅に導くほどの破壊力と衝動をその身に宿している。

新たなカリスマ的ヴィランの誕生――ファンであればあるほど、本作は最速で見届けなければならないだろう。


【観るべき理由③】世界屈指の怪優ジャレッド・レト、全身全霊の熱演を目撃せよ!

モービウスに扮したのは、アカデミー賞俳優のジャレッド・レト。ロバート・デ・ニーロ、クリスチャン・ベールらと並ぶ“役づくりの鬼”として知られており、「ダラス・バイヤーズクラブ」(13)では約18キロ減量してエイズ患者を演じ、アカデミー賞初ノミネートにして助演男優賞を受賞した。

さらに「スーサイド・スクワッド」(16)では、あのジョーカーを演じて大きな話題に。「ハウス・オブ・グッチ」(21)では全身に特殊メイクを施したほか、強いイタリア語なまりの演技を披露。多くの観客が「ジャレッド・レトだと最後まで気づかなかった」と驚くほどの怪演をみせつけた。

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そんなレトが、モービウスに扮する。人を救う天才医師にして、街を混沌に染める怪物。病を克服した喜びの一方で、内なる暴力性に怯え、同時に同じ血液の難病を持ち兄弟のように育ったマイロが、この力を欲している――。

そしてマイロは、モービウスと同じような変化を遂げる。ただ、その変化に対する反応は、マイロとモービウスでは大きく異なっていた。血に対する渇望を、死に値すると自分が信じる悪人たちに向けるモービウスに対し、マイロにはそうした分別がない。

すさまじいドラマの予感。想像を絶する葛藤に身を焦がすモービウスを、レトがどのように体現するのか? そして、モービウスとマイロの“兄弟”関係は、ソーとロキを彷彿させる!?

もちろんアクションも見どころだが、映画.comはむしろ、この2人の関係と演技の部分に注目してほしいと考えている。とんでもない映画体験の扉は、すぐそこで開いているのだ。

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【観るべき理由④】ヴィラン版アベンジャーズ“シニスター・シックス”始動!? 驚きの展開がここから始まる

予告で映し出されたモービウスとバルチャーの出会い……ヴィラン版アベンジャーズとも言える“シニスター・シックス”の誕生を予感させる。

原作コミックスでは、スパイダーマンと戦うヴィランたちが集い、結成されたシニスター・シックス。初期メンバーはドクター・オクトパス、ミステリオ、バルチャー、サンドマン、エレクトロ、そしてクレイヴン・ザ・ハンターだったが、同チームがついに映画でも登場するとなれば、その激アツっぷりは筆舌に尽くしがたい。

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これまでも実現の噂は度々ささやかれていたものの、いずれも決定打にかけていた。ところが、レトが「NWH」プレミアムイベントに出席した際、“6”をかたどったネックレスを着用していたことで、ファンの期待や憶測が一気に加熱。さまざまな状況証拠を考慮すると、これはもう、シニスター・シックスが映画に登場する日は近い、と断言できそうだ。

そんな歴史的瞬間の始まりが、本作「モービウス」に収められているのではないだろうか。

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以上、「モービウス」を観るべき4つの理由を紹介した。鑑賞への期待値は上がっただろうか?

繰り返しになるが、本作は今後の「スパイダーマン」シリーズ、ひいてはマーベル作品にも強く濃い影響を与える可能性が非常に高い。「NWH」「ヴェノム2」とのリンクも見逃せないポイントだ。

よって「モービウス」は、マーベルファンであればあるほど最速で鑑賞しなければならないのである。さあ、可能な限り早く、劇場へ急ごう。

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