ゲイリー・オールドマン
英ロンドンの演劇学校を卒業後、1979年に舞台俳優としてキャリアをスタート。映画デビューは86年の「シド・アンド・ナンシー」で、パンクバンド「セックス・ピストルズ」のシド・ビシャスを演じた。90年代から「JFK」(91)や「ドラキュラ」(92)、「エアフォース・ワン」(97)といったハリウッド大作でも活躍し、リュック・ベッソン監督の「レオン」(94)や「フィフス・エレメント」(97)では悪役で個性を発揮。98年には「ニル・バイ・マウス」で監督業に進出し、批評家に絶賛された。その後、「ハリー・ポッター」シリーズ(04~11)のシリウス・ブラック役や、「ダークナイト」3部作(05~12)のジム・ゴードン役を好演。ジョン・ル・カレ原作のスパイ映画「裏切りのサーカス」(11)で、アカデミー主演男優賞初ノミネートを果たした。伝記映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」(17)では、特殊メイクでチャーチル英元首相になりきり、アカデミー主演男優賞を初受賞。デビッド・フィンチャー監督作「Mank マンク」(20)では、映画史に残る名作「市民ケーン」でアカデミー脚本賞を受賞した脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを演じ、再びアカデミー主演男優賞にノミネートされた。