ケネス・ブラナー
王立演劇学校を主席で卒業した後、劇団ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーへ入団。「ヘンリー5世」や「ロミオとジュリエット」など数多くの舞台で主演を務め、演出の方面でも才能を開花させる。1981年の「炎のランナー」(81)でスクリーンデビューし、監督・脚本・主演を兼ねた「ヘンリー五世」(89)でアカデミー主演男優賞と監督賞にノミネート。91年の監督・主演作「愛と死の間で」でハリウッド進出を果たす。「ハムレット」(97)ではアカデミー脚色賞、「マリリン 7日間の恋」(11)で同助演男優賞にノミネート。そのほか、大ヒット作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(02)や「ワルキューレ」(08)、「ダンケルク」(17)などで俳優として活躍し、「マイティ・ソー」(11)や「シンデレラ」(15)では監督として手腕を発揮した。主な監督兼主演作は「から騒ぎ」(93)、「フランケンシュタイン」(94)、「オリエント急行殺人事件」(17)など。自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品「ベルファスト」(22)では第94回アカデミー作品賞候補になり、脚本賞を受賞した。