奥田瑛二
小学校5年生で大友柳太朗出演の映画「丹下左膳」を見て衝撃を受け、俳優を志す。1979年「もっとしなやかに もっとしたたかに」で映画初主演。TVドラマ「宮本武蔵」(84)や「男女7人夏物語」(86)への出演を機に人気を博す。その後、熊井啓監督の映画「海と毒薬」(86)で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞し、89年には同監督作「千利休・本覚坊遺文」で日本アカデミー優秀主演男優賞を受賞。その後も数多くの映画、ドラマに出演する。近年の映画出演作に、「64 ロクヨン 前後編」「世界から猫が消えたなら」「古都」(すべて16)、「ニワトリ★スター」「散り椿」「洗骨」(全て18)「Diner ダイナー」(19)など。2001年、「少女 an adolescent」で映画監督デビュー。長編監督3作目の「長い散歩」(06)は、モントリオール世界映画祭で日本映画としては、佐藤純弥監督作「未完の対局」(82)以来2作目となるグランプリを受賞した。妻はエッセイストの安藤和津、長女は映画監督の安藤桃子、次女は女優の安藤サクラ。