洗骨

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解説

「ガレッジセール」のゴリの監督・主演で、数々の映画祭で好評を博した2016年製作の短編映画「born、bone、墓音。」を原案に、ゴリが本名の照屋年之名義で監督・脚本を手がけた長編作品。沖縄の離島・粟国島に残る風習「洗骨」をテーマに、家族の絆や祖先とのつながりをユーモアを交えて描いていく。新城家の長男・剛が母・恵美子の「洗骨」のために故郷の粟国島に帰ってきた。母がいなくなった実家にひとりで暮らす父の信綱の生活は、妻の死をきっかけに荒れ果てていた。さらに、長女の優子も名古屋から帰ってくるが、優子の変化に家族一同驚きを隠せない。久しぶりに顔を合わせ、一見バラバラになったかにも思えた新城家の人びと。数日後には亡くなった恵美子の骨を洗う大事な洗骨の儀式が迫っていた。父・信綱役を奥田瑛二、長男・剛役を筒井道隆、長女・優子役を水崎綾女がそれぞれ演じ、筒井真理子、大島蓉子、坂本あきら、鈴木Q太郎らが脇を固める。

2018年製作/111分/G/日本
配給:ファントム・フィルム

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(C)「洗骨」製作委員会

映画レビュー

4.0未知の文化を知る面白さ

2019年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

沖縄の離島にこんな風習が残っていることを知らなかった。映画はたくさんの未知の文化を教えてくれる良いモノだと改めて思った。数年経った死者の骨を洗うというのはすごい。ここでは、死んだらそれで人生が終わりではない、死の世界と生の世界が地続きになっている。島の地理に死の世界があるというのが面白い。この島では死が、ここではないどこかではなく、我々が生きている世界の一部なのだ。そう考えると、死が怖いものではなくなる。死んでも自分はこの世界の一部で、どこかで何かをつながっていられるのだ。

それにしてもラストカットがすごい。新しい生と死が向き合うあのカットが、この島の死生観を見事に描写していたと思う。あのカットを観るだけで1800円の価値がある。照屋年之監督は、ただのタレント監督ではない。本当の実力を持った映画作家だ。

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杉本穂高

4.5風土と風習の素晴らしさが描かれていました。 洗骨シーンでは静かに涙...

tunaさん
2020年9月9日
iPhoneアプリから投稿

風土と風習の素晴らしさが描かれていました。
洗骨シーンでは静かに涙が流れました。
エンドの童神はぴったりマッチしていました。
島の人達の明るさも滲んでました。
沢山の人に観て貰いたいと思いました。

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tuna

4.0人間賛歌

ちゆうさん
2020年5月30日
Androidアプリから投稿

人間はどうしようもなく弱い。
弱いからこそ、いざとなれば腹をくくって強くもなれる。

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ちゆう

4.0笑いと神秘体験と・・・

kossyさん
2020年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 祖先は私たちそのもの。死は終わりではなかった。そしてこの世に生を受けた者。家族のそれぞれの悩み、抱えている問題が「洗骨」という風習によって一気に噴き出し、さらに収束する絆。初めて見る洗骨の儀式はとても神秘的で、即身仏のような遺体の骨をバラバラにして丁寧に洗っていく光景だ。

 新城信綱の妻・恵美子が亡くなって4年。儀式のために長男・剛、長女・優子が帰省するのだが、剛は家族を連れて来ず、優子は未婚のまま臨月を迎えていた。美しい碧い海に囲まれた粟国島の風景は田舎であるも、誰をも受け入れてくれる優しい村だと感じられる。しかし、700人程度の人口の村では噂がすぐに広まる息苦しさもあるのです。

 悩みなんて吹っ飛ばしてくれる大声の信子伯母さん(大島蓉子)。彼女が存分に笑わせてくれるし、優子の相手の男(鈴木Q太郎)もいい味出しています。儀式まではまるでよしもと新喜劇の人情ストーリーとも思えるのですが、終盤のシークエンスは生命の神秘を見せてくれるので、得した気分にさえなるのです。命をつなぐのは女よ!と、男のおいらは寂しくもあります・・・ぐすん。

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kossy
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