イエジー・スコリモフスキ
少年時代を孤児院で過ごし、ワルシャワ大学で民俗学、文学、歴史を専攻。アンジェイ・ワイダの「夜の終りに」やロマン・ポランスキーの長編デビュー作「水の中のナイフ」で脚本を担当。監督・脚本・主演の一人3役を努めた、映画学校の卒業制作「身分証明書」(64)で長編デビューを果たす。長編第5作目「手を挙げろ!」が政治批判とみなされ上映禁止になるのと同時に彼自身も祖国を追放され、以降国外で映画制作を続ける。「出発」(67)でベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞、「ザ・シャウト/さまよえる幻響」(78)でカンヌ国際映画祭グランプリ(審査員賞)を獲得する。その他の監督作に「早春」「不戦勝」「アンナと過ごした4日間」などがあり、「マーズ・アタック!」「イースタン・プロミス」などに俳優として出演している。