A24のベストホラー映画15本
2024年7月10日 13:00
2012年の設立以来、話題作を次々と世に送り出してきたアメリカの独立系映画会社A24のホラー映画ベスト15本を、米EWが発表した。
1位は、「マッドマックス フュリオサ」「ラストナイト・イン・ソーホー」など、今やハリウッドを代表する人気女優の一人となったアニヤ・テイラー=ジョイが出演した「ウィッチ」。魔女をテーマに、赤ちゃんをさらわれた家族が次第に狂気の淵へと転落していく姿を描き、第31回サンダンス映画祭で監督賞に輝いたファンタジーホラーで、ロバート・エガースが長編初メガホンをとった。
2位は、家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いた「ヘレディタリー 継承」。悪夢的な独特の世界観でファンを釘付けにする奇才アリ・アスター監督の長編デビュー作で、トニ・コレットが主演した。
3位は、超人気YouTuberの双子兄弟ダニー&マイケル・フィリッポウが長編初監督を務め、昨年北米でA24ホラー史上最高の興行収入を記録した「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」。母の死と向き合えずにいる高校生(ソフィー・ワイルド)が、仲間たちと超常的な力を操る遊びに興じていたところ、やがてこの力がコントロールできないほど暴走していく。
ほかにも、現在アメリカで3部作の完結編が公開されているミア・ゴス主演の第1作「X エックス」、羊飼いの夫婦が羊から産まれた何かを育てるノオミ・ラパス主演「LAMB ラム」、バリー・コーガンの不気味さが印象的なヨルゴス・ランティモス監督「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」などがランクインしている。
米EWが選出した、A24のホラー映画ベスト15本は以下の通り。
2.「ヘレディタリー 継承」(2018)
3.「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」(2023)
4.「ライトハウス」(2019)
5.「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」(2013)
6.「ミッドサマー」(2019)
7.「グリーンルーム」(2015)
8.「X エックス」(2022)
9.「BODIES BODIES BODIES ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ」(2022)
10.「CLIMAX クライマックス」(2018)
11.「LAMB ラム」(2021)
12.「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」(2017)
13.「セイント・モード 狂信」(2020)
14.「イット・カムズ・アット・ナイト」(2017)
15.「フェブラリィ 悪霊館」(2015)
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2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
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