X エックス 劇場公開日:2022年7月8日
解説 史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む屋敷に足を踏み入れてしまった3組のカップルの運命を描いたホラー。1979年、テキサス。女優マキシーンとマネージャーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンと俳優ジャクソン、自主映画監督の学生RJとその恋人で録音担当のロレインら6人の男女は、新作映画「農場の娘たち」を撮影するために借りた農場を訪れる。6人を迎え入れたみすぼらしい身なりの老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ彼らを案内する。マキシーンは、母家の窓ガラスからこちらをじっと見つめる老婆と目が合ってしまい……。出演はリメイク版「サスペリア」のミア・ゴス、「ザ・ベビーシッター キラークイーン」のジェナ・オルテガ、「ピッチ・パーフェクト」シリーズのブリタニー・スノウ。「サクラメント 死の楽園」のタイ・ウェストが監督・脚本を手がけた。
2022年製作/105分/R15+/アメリカ 原題:X 配給:ハピネットファントム・スタジオ
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2022年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
The old-fashioned slasher film gets the colorful A24 treatment in X, which is basically a sexed up version of Texas Chainsaw Massacre, without the chainsaws. In 1970 a troupe of pornographers settle on an Air Bnb hosted by a couple of disturbed and ugly old people raising an alligator. A simple yet psychologically damaged film with artful edits and contrast. A tad long but noticeably singular.
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タイ・ウエスト監督が海外のインタビュー記事で語っていた「80年代はホラー映画はポルノと紙一重の扱いで、好きだというのも憚られたものだが、今ではホラーはブロックバスター映画になった」というコメントが強く印象に残っている。設定的には70年代の『悪魔のいけにえ』オマージュと思われがちだが、むしろ本作の本質はレンタルビデオ全盛だった80年代オマージュにあるのではないか。ポルノ映画を撮る若者たちとセックスレスの老人夫婦を対比させ、セックスとワニとあっちこっちに放り込んだスプラッターホラー。不謹慎だし、バカげているし、人に勧めるのも憚られるようなタイプの作品をA24で撮るというこの倒錯感。そしてそういうヤバさを狙った作為をも超越してしまうミア・ゴスの存在感。前日譚となる『Pearl』の予告編は、今度はガッツリ70年代的なグラインドハウス風味になっていたので、併せて観ることで70年代80年代のホラーを総括することになるのではないかと期待しています。
年々、変わり種のホラーが次々と生まれているが、それでも本作を見終わって「なんだこれは!?」と問わずにいられなかった。舞台は1979年のテキサスの田舎町(だが撮影はニュージーランド)。序盤から映画の中に二つの相反する要素がムクムクと立ち上がる。一つは若者たちがポルノフィルム撮影に勤しむ姿で、そのノリはいかがわしさよりもむしろ『ブギーナイツ』に近い。もう一つは、牧場主の怪しい老夫婦。銃を手にする夫も危なければ、夢とうつつを彷徨う妻もまた危なし。そこには悪霊や超常現象的な何かが介在する訳でもないのだが、やがて「人間」という名の最も不可解な闇が二つの要素を絡ませ、阿鼻叫喚の惨劇へ引き摺り込む。ホラー描写に身構えながら、もっと胸えぐられるのは若さと老いという、ある種の避けられぬ運命がもたらす感情と肉体の叫びだ。何も知らずに臨んだ私は、老女役が誰か知ってまたビックリ。なんと怪しく、奥深い映画なことか。
2023年3月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。 これも今更ながらでございます。 時代は1979年、場所はテキサス。いかにも「悪魔のいけにえ」の影響を感じますね。 ここで唐突ですが、私の持論を語らせて貰います。それは・・・ バック ステージものにはずれなし! 古くは「雨に唄えば」記憶に新しい作品だと、「ドライブ・マイ・カー」「カメラを止めるな!」「ハケンアニメ!」「映画大好きポンポさん」 ねっ、面白い映画ばかりでしょ? ただねパンフレットにも書いてましたが、「ブギー・ナイツ」の影響が多大。ポルノ映画のバックステージもので切ない話しです。少しだけ語らせて下さい。 かなり言いづらいんですけど前半から、ドブロック的な大きなイチ◯ツの話しが出てくるんですよ。いわゆる振りってやつ。途中何回も擦られて・・・最後はドーンと・・・ 開チン! 文字通りな! しかしモザイクで見えん。いやねドブロック的なものは別に見たくないんですが、それってオチだろ! ダウンタウンの松本人志も同じこと言ってたしね。ギブミー オチ。私は映画館に行ったんですよ。円盤だったら諦めが付くんでしょうが・・・ さてと・・・時は1979年、男3人、女3人の6人でポルノ映画の撮影でテキサスに向かいます。 老夫婦が住んでいます。前半はポルノ映画のバックステージものなんですが・・・なんとも不穏な雰囲気。 主役はミア・ゴス。ノーメイクに近くて普通の感じです。どこにでもいる特別じゃない。 まあ可愛いんですけどね・・・ ちょっとHな美新人(ミルキーっ娘)そんな感じ。 明菜か‼️ 上半身裸にオーバーオールで一人近くの湖に・・・ 不気味な生き物!ワニだー! この場面はトビー・フーパーの二作目の「悪魔の沼」のオマージュかな。関係ないけど、この頃のホラー映画ってすぐに悪魔って言うよね。悪魔の大安売り。 驚安の殿堂か! 前半はそんな感じでホラー風味は薄いんです。かといってポルノ風味も薄い。 すまし汁か‼️ 後半は予定通りに一人、また一人と血祭り! 監督さん!言ったでしょ。裸足で外に出ちゃダメだって。裸足でいいのはアベベだけだって。 古すぎるよ‼️ 隙間から覗いちゃダメでしょ。言ったでしょ。 聞こえてねえわ‼️ 老婆!パワーありすぎ!演じるのは一人二役のミア・ゴス。気づかねえよ!フツーは!老婆は休んでろって! 老婆の休日。 くだらねえよ‼️ そしてエンディング。まさかの後日談だったの?撮影終了してるの?単なるトレーラー? 何故の嵐だよ。 はい。今時のホラー映画です。面白いんですが、残酷描写は少なめ。そこまで怖くない。でも「ブギーナイツ」と「悪魔のいけにえ」に対しての愛は伝わりましたよ。 お付き合い頂きありがとうございました。