アンダー・ザ・スキン 種の捕食
劇場公開日 2014年10月4日
解説
スカーレット・ヨハンソンが地球の男たちを誘惑する妖艶な黒髪エイリアン役を演じ、初のフルヌードにも挑んだ異色のSFスリラー。ミッシェル・フェイバーの同名小説を原作に、「記憶の棘」のイギリス人監督ジョナサン・グレイザーが緊迫感あふれるスタイリッシュな映像で描く。スコットランドの街で、とあるセクシーな黒髪美女に誘惑された男たちが次々と姿を消していた。彼女の正体は、地球外生命体で、はじめのうちは無表情のまま男たちを捕食していくが、顔に障害を持つ孤独な男との出会いをきっかけに人間的な感情に目覚めていく。共演は、ケン・ローチ監督作「天使の分け前」で注目を集めたポール・ブラニガン。
2013年製作/108分/R15+/イギリス
原題:Under the Skin
配給:ファインフィルムズ
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2020年10月16日
Androidアプリから投稿
捕食する側からされる側へと、物語が進むにつれて逆転していくのが面白かった。
風景と音楽はいい。スコットランド行きたくなる。
監督は、「人間」の美的基準で映さないことにしてたのか、あんなに美しいはずのスカーレット・ヨハンソンがちっとも美しくなく描かれていたのが、また良い。
なんとなくエイリアンがかわいそうな結果を迎えるという点では、デビッド・ボウイの「地球に落ちてきた男」を思い出したかなぁ。
最初から最後の結末までのヒロインの変化が非常に印象深い。ヒロインの正体は最後になってようやくエイリアンだとわかる。慣れない人間生活、静寂に包まれる幻想的な世界観、とても興味深い映画だった。今作はいろんな解釈ができる。捕食シーンで強調される女性像、フェミニズムを反映しているように感じる。終盤で男性に感激し、しかし依然人間生活に慣れず、ケーキを吐くシーンが印象的。最後にレイプされるシーンでもやはりフェミニズム的思考か?最後に人間のスキンを脱ぐのは自分のアイデンティティをさらけ出せない現代社会への皮肉とも思える。
いろんな解釈を観客に自主的にさせることが狙いではないかと思った。抽象的だが、非常に余韻を残す個人的には傑作映画だと思う。
2019年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
美女も一皮むけば理解不能なエイリアンと同じと言いたいのだろうか、男を誘惑して殺す、捕食とあるが死体を食べているわけではない。状況説明を拒絶し勝手に考えろという突き放し方は粗暴すぎないか、よく言えば前衛芸術を気取りたいのだろうが下劣な猟奇趣味の変質者映画に他ならない、騙されたのか乗せられたのか知らないがスカーレット・ヨハンソンが不憫でならない。
こういう映画は嫌いじゃないんですが、難しい内容ですよね。 ただ、最初からスカーレット・ヨハンソンのヌードが目当てだったので(笑) やっぱりいいお尻でした(笑)! まさか映画でヌードになってくれるとは思わなかったし、もう2度となってくれないかもしれないし、大変貴重です(笑)
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