【9~10月放送開始・秋の地上波ドラマ】映画.comが注目する10本/出演者・あらすじ・放送開始日など
2023年9月25日 18:00
ようやく厳しい残暑も落ち着きを見せはじめ、地上波では9月末~10月末にかけて秋ドラマが始まります。大きな盛り上がりを見せた夏ドラマに続き、今シーズンも豪華スターが大集結するオリジナルドラマや、大ヒット漫画の実写化など期待の新作が目白押し! さらに、ファン待望の大人気ドラマの新シーズンもスタートします。
本記事では、映画.com編集部のドラマ好きが特に注目する民放ドラマ10本をピックアップ。今週から始まる作品もありますので、録画予約をお忘れなく!
・「パリピ孔明」(向井理、上白石萌歌)
・「きのう何食べた? season2」(西島秀俊、内野聖陽)
・「ONE DAY 聖夜のから騒ぎ」(二宮和也、中谷美紀、大沢たかお)
・「おいしい給食 season3」(市原隼人)
・「いちばんすきな花」(多部未華子、松下洸平、神尾楓珠、今田美桜)
・「下剋上球児」(鈴木亮平、黒木華、井川遥、小日向文世)
・「マイ・セカンド・アオハル」(広瀬アリス、道枝駿佑)
・「ゆりあ先生の赤い糸」(菅野美穂、田中哲司、鈴鹿央士)
・「フェルマーの料理」(高橋文哉、志尊淳、小芝風花)
・「セクシー田中さん」(木南晴夏、生見愛瑠)
9月27日(水)午後10時 ※初回15分拡大
向井理主演で、「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の人気漫画(原作:四葉夕卜/漫画:小川亮)を実写ドラマ化。中国三国時代の名軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女を軍師のごとく成功に導いていくさまを描く。向井が孔明役、上白石萌歌が歌姫・月見英子役で初共演し、劉備役でディーン・フジオカが出演。ミュージシャン役で菅原小春、宮世琉弥、八木莉可子、森崎ウィン、関口メンディーら豪華キャストが顔を揃える。
三国時代に「蜀」に仕えた“天才軍師”諸葛孔明(向井)は、西暦234年、病で倒れ、息を引き取る。しかし、病死したはずの孔明は、なぜか現代の日本へと転生し、ハロウィーンでにぎわう夜の渋谷に降り立つ。仮装をしている人たちを見た孔明は、そこが“死後の世界”だと勘違いする。ダンスミュージックが鳴り響くクラブで一人の歌姫と出会い、その歌声に心打たれた孔明は、彼女の軍師(マネジャー)として全力でサポートすることを決意する。
10月6日(金)深夜24時12分
西島秀俊と内野聖陽が主演を務め、よしながふみ氏による原作漫画を実写化した人気シリーズの第2シーズン。料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・シロさん(西島)と、その恋人で人当たりの良い美容師・ケンジ(内野)のほろ苦くてあたたかな日々を毎日の食とともに描く。新シーズンには、お馴染みのキャストに加えて、新たに坂東龍汰と朝倉あきの出演が決定した。ドラマの放送にあわせて、10月1日の午後9時から「劇場版 きのう何食べた?」(2021)がテレビ東京ほかで地上波初放送される。
弁護士の筧史朗(西島)とその恋人で美容師の矢吹賢二(内野)は、“シロさん”“ケンジ”と呼び合う恋人同士。史朗の日課は、定時に事務所を出た後に近所の安売りスーパーへ向かうこと。月の食費を2万5000円以内に抑えるのが史朗にとっての重要課題だが、いよいよ限界が近づき値上げを考え始める。さらに、それぞれの勤務先や、男2人暮らしにも徐々に変化が起きはじめる。
10月9日(月)午後9時 ※初回30分拡大
二宮和也、中谷美紀、大沢たかおが主演し、クリスマスイブの“1日の出来事”を1クールで描く。ヒットメーカーの鈴木雅之監督がメガホンをとり、「翔んで埼玉」の徳永友一がオリジナル脚本を書き下ろした。
12月24日の午前0時、横浜・山下埠頭で銃殺事件が起きる。容疑をかけられたのは記憶喪失の男・勝呂寺誠司(二宮)。逃亡犯になった誠司は、失われた記憶をたどりながら事件の糸口を探っていく。時を同じくして、老舗レストランのシェフ・立葵時生(大沢)はクリスマスディナーの準備に追われていた。そんなとき、突然店に見知らぬ男が侵入してくる。その頃、ローカルテレビ局「テレビ横浜」の報道キャスター・倉内桔梗(中谷)は銃殺事件の現場に直行していた。自らの企画で立ち上げた報道番組の打ち切りを告げられた彼女は、“最後の事件”を追う。
10月9日よりテレビ神奈川ほかで順次放送
映画化もされた市原隼人主演の人気シリーズの最新作。1980年代の中学校を舞台に、食欲をそそる給食バトルと、給食マニアの教師・甘利田と彼を取り巻く生徒と周囲の人々の人生模様を描く。新シーズンでは舞台を北海道・函館に移し、甘利田の新たな食のライバルとなる男子生徒・粒来ケン(田澤泰粋)が登場。さらに、大原優乃、栄信、六平直政、高畑淳子、小堺一機が参戦する。
給食のために学校に来ていると言っても過言ではない中学教師・甘利田(市原)。北の大地・忍川中学に転勤して1年が経ち、1年1組を担当しながら、大好きな給食を堪能する日々を謳歌していた。今日のメインメニューは、「チリコンカン」。待ちに待った給食の時間、甘利田の目の前で生徒の粒来ケン(田澤)が斬新なアレンジ技を繰り広げ、その行動に甘利田は戸惑う。
10月12日(木)午後10時 ※初回20分拡大
多部未華子、松下洸平、神尾楓珠、今田美桜が主演を務めるオリジナルドラマ。「silent」(22)を手掛けた村瀬健プロデューサーのもと、脚本家の生方美久、高野舞監督が再集結し、4人の男女による“友情”の物語を紡ぐ
年齢も性別も育ってきた環境も全く違う、潮ゆくえ(多部)、春木椿(松下)、深雪夜々(今田)、佐藤紅葉(神尾)。4人はそれぞれの日常のなかで、“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面する。「唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達では無くなってしまった」「結婚を考えていた彼女を、彼女の男友達に奪われた」「友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」「友達の友達もみんな友達と思っていたが、気付けば本音を話せる相手はいなかった」。彼らはふとした出来事をきっかけに巡り会い、“友情”と“恋愛”というテーマに自然と向き合っていくことになる。
10月15日(日)午後9時
鈴木亮平が、「TOKYO MER 走る緊急救命室」以来2年ぶりにTBSの日曜劇場で主演を務めるヒューマンドラマ。菊地高弘氏による「下剋上球児」(カンゼン)にインスピレーションを受けて企画され、高校野球を通して現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を完全フィクションで描く。「アンナチュラル」の新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が再タッグを組み、「Nのために」「最愛」を手掛けた奥寺佐渡子が脚本を担当する。
2016年、3月。三重県立越山高校の社会科教師・南雲脩司(鈴木)は、野球部の顧問兼監督就任を打診される。しかし、肝心の野球部は幽霊部員ばかりで、家庭での時間を大事にしたい南雲は、頑なに拒んでいた。そんな中、家庭科担当の教師・山住香南子(黒木華)が赴任してくる。廃部寸前の弱小野球部を再建しようと、山住はスポーツで実力がある中学生たちを受験前から勧誘。地元の有力者・犬塚樹生(小日向文世)の孫で名門クラブチームのエースだった翔(中沢元紀)も強豪校への受験に失敗して入学してくる。なし崩し的に野球部の手伝いをしていくうちに、南雲の生活は大きく変わっていく。
10月17日(火)午後10時 ※初回15分拡大
広瀬アリスと「なにわ男子」の道枝駿佑が初共演する完全オリジナルドラマ。あることをきっかけに学び直しを決意して大学生となった30歳の主人公が、令和の大学生たちに揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するラブコメディ。脚本は、ドラマ版「ゆるキャン△」シリーズや「自転車屋さんの高橋くん」などを手掛けた北川亜矢子が担当する。
大学受験に失敗して以来、「こんなはずじゃなかった」という想いを抱き続けている白玉佐弥子(広瀬)は、度重なる不運に見舞われ、どん底の30歳を迎えてしまう。そんなとき、佐弥子は大学生の小笠原拓(道枝)と出会う。佐弥子が「あのとき大学に行けていれば、今とは違った人生があったのに」と胸の内を打ち明けると、拓は「今からでも大学生になればいい」と言い放つ。一度は諦めた「建築デザイナー」の夢を掴む第一歩として学び直しを決意した佐弥子は、猛勉強の末、志望大学に合格。建築学科の“年下の先輩”として出会ったのは、あのとき自分の背中を押してくれた拓だった。
10月19日(木)午後9時
菅野美穂主演で、「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏による同名漫画(講談社)をドラマ化。「僕の生きる道」シリーズや、向田邦子賞を受賞した「モコミ 彼女ちょっとヘンだけど」(2021年)などを手掛けた橋部敦子が脚本を担う。
主婦・伊沢ゆりあ(菅野)の平凡な人生は、夫(田中哲司)がホテルで昏倒し、緊急搬送されたことから急展開を迎える。病院に駆けつけると、意識不明状態となった夫の傍らには、恋人だと名乗る美青年(鈴鹿央士)の姿があった。夫の“思いもよらない別の顔”を突きつけられ、がく然とするゆりあだったが、問題はそれだけではなかった。夫の介護に加え、夫をパパと呼ぶ2人の女の子と、その母親である夫の彼女(松岡茉優)までもが出現する。愚直で辛抱強いゆりあは「みんなでダンナの介護をしよう!」と奇想天外な提案をし、夫の愛人2人と血の繋がらない子ども2人も家に招き入れて「奇妙な共同生活」を始める。
10月20日(金)午後10時 ※初回15分拡大
高橋文哉と志尊淳が初共演し、「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の小林有吾氏による同名漫画を実写化。数学者の道を挫折した天才数学少年と、謎多きカリスマシェフが、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていくさまを描く。脚本は「Dr.チョコレート」の渡辺雄介、「明日、私は誰かのカノジョ」三浦希紗が手掛ける。
名門ヴェルス学園に通う天才数学少年・北田岳(高橋)は、数学オリンピック選考会でライバルの圧倒的な実力を目の当たりにし、数学者になる夢を諦める。そんなとき、バイト先の学食で賄いのナポリタンを作っていた岳は、料理界のカリスマ・朝倉海(志尊)に声を掛けられる。ヴェルス学園の理事長・西門景勝(及川光博)のパーティーの打ち合わせに来ていた海は、岳の計算され尽くしたナポリタンに衝撃を受ける。その矢先、特待生の岳は数学オリンピックを辞退したことで、退学命令を言い渡されてしまう。窮地に立たされた岳に、海は驚きの提案を持ちかける。
10月22日(日)午後10時30分
木南晴夏がゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演を飾り、第9回ananマンガ大賞を受賞した「姉系プチコミック」(小学館)で連載中の芦原妃名子氏の同名漫画をドラマ化。「ミステリと言う勿れ」の相沢友子が脚本を手掛ける。
経理部の独身OLで、40歳の田中さん(木南)。仕事は完璧だが、地味で変人扱いされており、友だちも恋人もできたことがない。同じ会社の派遣社員・倉橋朱里(生見)は、雰囲気が最近変わった彼女のことが、妙に気になっていた。朱里は「若くてかわいい」ことにしか自分の市場価値はないと焦り、合コンに明け暮れるものの、虚しさと生きづらさを感じていた。ある日、朱里はペルシャンレストランで、エキゾチックなベリーダンサー・Saliに魅了される。実は、Saliの正体は田中さんだった。田中さんの正体を知った朱里は、彼女の“我が道”を行く生き様に憧れていく。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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