劇場版 ルパンの娘
劇場公開日:2021年10月15日
解説
横関大の小説を原作に深田恭子が主演を務めた人気ドラマ「ルパンの娘」の劇場版。代々泥棒の一家「Lの一族」の娘として生まれた三雲華は、代々警察一家の息子・桜庭和馬と恋に落ちた。困難を乗り越えて結婚した2人は、杏という子宝にも恵まれ、泥棒一家と警察一家の家族間の問題に振り回されながらも幸せに暮らしていた。そんなある日、華の父である三雲尊が、ある出来事をきっかけに「泥棒引退」を決意し、これまで迷惑をかけたと華と和馬に遅めの新婚旅行をプレゼントする。しかし、その新婚旅行こそ、史上最大のお宝を求める「Lの一族」最後の大仕事であり、華も知らない一族の秘密に触れる壮大な冒険となる。深田、瀬戸康史、橋本環奈、渡部篤郎らドラマ版レギュラーキャストが集結し、尊の妹でLの一族の伝説的存在となっていた三雲玲役で観月ありさも出演。「翔んで埼玉」「テルマエ・ロマエ」などで知られる武内英樹監督が、ドラマ版に続きメガホンをとった。
2021年製作/110分/G/日本
配給:東映
スタッフ・キャスト
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見る前はドラマ版を全く見ていなかったので、ついていけるのかなと少しだけ心配しましたが、そこはやはり武内英樹監督。
ちゃんと冒頭の約1分間の「オモシロ紹介」だけでドラマ版にキャッチアップできました。
そして「復習」の後から怒涛のように繰り広げられる「小ネタの応酬」によって、すぐに作品の世界観に入り込めるのは流石の作り込みだと思います。
しかも、今回の作品は本当に「分野」が幅広く、コメディ、ホームドラマ、アクション、ミステリー、SF、ラブストーリー、さらにはミュージカルまで自然に取り入れた作りになっています。
「ミッション:インポッシブル」シリーズのようなオープニングなど、カッコイイ映像の一方で、SF的なものは逆にアナログ風な映像だったりと、まさに「カオス」な雰囲気は武内英樹監督作品の醍醐味とも言えます。
これらは、これまでの「翔んで埼玉」「テルマエ・ロマエ」「のだめカンタービレ」のように、かなり計算もされていて、緩急のバランスは非常に良いと思います。
「場所への移動のシーン」等、時間のロスになりそうな部分は削ったりと相当にテンポを考え尽くしています。
連ドラの象徴的なシーンが映画で効果的に使われていて、これらは少しの映像やセリフだけですぐに理解ができ、映画に「深み」を与えることに成功もしていました。
ゆるく楽しみたい、という欲求を満たす“武内英樹監督ワールド”は、本作でも健在でした。
2023年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ドラマより超えた?
最初はいつものコメディ系かなと思っていたら
ストーリーも面白くて、アクションも◎
そして家族愛に泣ける場面が多い。
良い意味で期待を裏切ってくれた。
2023年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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年末に家族がコロナ感染、自宅待機となったため撮り貯めていたドラマ版のシーズン1、2をイッキ見して劇場版に突入。
ドラマ版の最後に前フリと謎を残して映画へ導く手法に対しては「悔い改めな!!!」って感じですが、ドラマ版を観たからこそわかる映画版のセリフの妙などクスリとできる部分は多かった印象です。
最初に説明があるのでドラマ版を観てなくても大まかにはわかりますが、時間がある方はぜひドラマ版を観てから映画を観ていただきたいし、ドラマ版を全部観ている方で映画未見という方には絶対オススメします。(いずれにしても制作側の思う壺になっちゃいますが笑)
ご都合優先の非現実的便利アイテム、深キョンの変わらぬ美貌、環奈ちゃんの可愛さ、脇を固める役者さんの豪華さ、その人達ならではの味(特にどんぐりさん)、そして最後にはちょっと涙を誘う家族の絆など満足感は高い作品です。
なんかスッキリできました。
2022年11月25日
iPhoneアプリから投稿
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テレビ版が謎を残したまま終わり、この続きは劇場版で、な感じだったので観た。
麿赤兒さん、市村正親さん、大貫勇輔さんらの、そこまでやるか!(やらせるか?)な本職ネタが好き。
観月ありささんの誰謎メイクと演技が好き。
深田恭子さん、美しい。
できることなら、敵も味方も生者も死者も入り混じり、歌って踊るハチャメチャな大団円で締めて欲しかった。インド映画かよ、とツッコミを入れたかったの。